スロットルボディとは
車やバイクなどのガソリンエンジンでは、エアクリーナーとエンジンとの間に空気の流れる量を調節する装置が必要になります。
これがスロットルボディです。
スロットルボディの内部には絞り弁があり、この弁のことをスロットルバルブと呼びます。
たとえば、車のアクセルを踏み込むとこのスロットルバルブが開き、アクセルを離すとスロットルバルブが閉じます。
バイクの場合はハンドル右手の握りをひねることで同様の調節を行います。
なお、車の場合、昔はアクセルペダルとスロットルバルブがワイヤーで直結されていましたが、今の車の多くは電子式になっています。
エンジンからの吹き返しで汚れる⇒洗浄
スロットルボディの弁の部分、つまりスロットルバルブの周りはエンジンからの吹き返しで次第に汚れてきます。
具体的には、ブローバイガスの還流でスロットルバルブ回りにオイルやカーボンが付着して弁の動きが悪くなり、悪化すると固着して動かなくなってしまいます。
こうなると、症状としては、アクセル操作に対していちいち不具合が発生しますし、アクセルを戻したアイドリング状態でも回転が不安定になります。
そこで洗浄が必要になるのですが、洗浄はDIYでもできます。
最初はスプレー式の洗浄剤を吹き付けてやってみるといいと思います。
これでダメな場合は、分解して洗浄する必要がありますが、これはDIYではけっこう難易度が高いです。
ディーラーやカー用品店に洗浄を依頼した場合は、5,000円~10,000円が相場です。
交換費用・工賃
スロットルボディの交換は、難易度の点でDIYは厳しいところです。
ディーラーなどに依頼した場合、部品代と工賃を合わせた総額で、安い車なら35,000円~50,000円ほど、作業工程が複雑になる車の場合は70,000円~80,000円ほどかかる場合もあります。
センサー
スロットルボディにはスロットルポジションセンサーがついています。
このセンサーは、スロットルバルブが閉じているか、開いているか、開いているなら何度くらい開いているか、ということを監視していて、その情報をECUに送り、ECUがその情報に基づいて最適な空燃比となるような燃料の量を燃料噴射装置に知らせます。
つまり、電子式燃料噴射装置の出先機関の役割、それがスロットルボディについているスロットルポジションセンサーということになります。
下記の記事も参考になさってください。
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