ラジエーターキャップが外れない!どうやればいい?
水冷式エンジン車のエンジン冷却装置であるラジエーターには、上部に蓋が付いています。この蓋がラジエーターキャップです。
ラジエーターキャップの取り付け方や外し方は、軽自動車でも大型車でも共通化されています。
「ラジエーターキャップが外れない!」という声がよく聞かれますが、それは2段階方式になっていることをご存じないからです。
ラジエーターキャップの外し方は下記の通りです。
- エンジンが冷えている状態、つまり冷却水の温度が冷えている状態で開けること。
- (第1段階)ラジエーターキャップを反時計回りに回す:45度くらい回すとそこで行き止まりになる。この時にもしもラジエーター本体内に圧力が残っていれば空気または水蒸気が噴き出して外気圧と同等になる。つまり安全な状態になる。完全に冷え切った状態であればそうした吹き出しはない。だから、安全のためにウエスなどをあてがって作業を行う。
- (第2段階)もう一度ラジエーターキャップを反時計回りに回す:爪が外れる感触があるので、そこでキャップを取り外す。この第2段階ではキャップを少し押し付けて回すと簡単に回ることがあります。
ラジエーターキャップとそれを受ける部分をご覧になるとわかるのですが、キャップの2か所に爪があって、ラジエーター本体側ではその爪を受ける部分に空間があります。だから、外すときは爪を外す要領で行います。力任せにやらないでください。普通の力で外せますから。
下記の記事も参考になさってください。
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