ラジエーターの水がすぐなくなる|すでに重症です!!
水冷式エンジン車にはエンジン冷却装置であるラジエーターがついていますが、このラジエーターの水がすぐなくなるのは非常事態です。緊急を要する一大事です。ジンジンがオーバーヒートしてしまうかすでにオーバーヒートしているはずです。
ラジエーターの水がすぐなくなるとしたら、それは下記のような原因があるからです。
- ラジエーターのいずれかの箇所で錆びが発生して穴が開き、そこから冷却水が漏れている
- 車の下部を岩などにぶつけてラジエーターに穴を開け、そこから冷却水が漏れている
- ラジエーターホースまたはその繋ぎ目が劣化して冷却水が漏れている
- 冷却水を循環させるウォーターポンプが破損して冷却水が漏れている
また、ラジエーターの水がすぐなくなるくらいであれば、恐らく下記のような何らかの異変があったはずです。
- 駐車したあとにシミあるいは水たまりができていた
- エンジンルームから薬品っぽい甘いニオイが車内に入ってきた※ラジエーターの水が漏れるとエンジンの熱で蒸発する際に甘いニオイを発する
- 運転席の水温警告灯が点灯または点滅した
- 水温計が付いている車の場合、水温計がすぐに100度を超えた
こうしたことに思い当たることはありませんか?
対策
ラジエーターの水がすぐなくなるような状態では、水を補給するのは無意味です。すでにそういう対策は手遅れの段階です。
ではどうすればいいか?
プロに診断してもらい修理してもらうしかありません。
それには、車をディーラーか整備工場に持ち込まなければなりませんが、自走はNGです。
でも、大丈夫。
こういう時のためにJAFがあります。あるいは、自動車保険のロードサービスがあります。
私は自動車保険のロードサービスをおすすめしています。
自動車保険(任意保険)にはロードサービスが自動付帯しています。自動付帯とは、特約保険料などを追加しなくても基本補償のなかに最初から組み込まれている、という意味です。
ソニー損保でもJA共済でも三井住友海上でも、どの保険にも必ず付いています。
ロードサービスを呼べば、保険会社と提携している現場付近の整備工場などから約30分以内で現場に駆けつけてくれます。多くはレッカー車です。
出先でも自宅でも駆けつけてくれますから、現場で状況判断し、自走が無理と判断したら最寄りのディーラーや整備工場にレッカー搬送してくれます。
あとはプロにエンジン冷却システムを点検してもらい、不具合箇所を特定して修理してもらうだけです。
その際、レッカー搬送は無料です。翌年度の等級に影響を与えません。ノーカウント事故として扱われます。保険料も上がりません。
一方、JAFの会員の場合もレッカー搬送は無料でやってもらえます。JAFの非会員でも呼べば現場に駆けつけてくれ、その場でJAFに入会できますが、初回は13,310円支払う必要があり、無料になるのは次回サービス提供時からです。
修理費用
ラジエーターの冷却水がすぐなくなる場合、修理費用は下記のようになります。下記の一部または複数の費用がかかります。
- 冷却水の補充:1,000円~2,000円が相場
- ウォーターポンプの交換:40,000円~60,000円が相場
- ラジエーターそのものの交換:30,000円~100,000円が相場
- ラジエーターホースの交換:10,000円~30,000円が相場
ディーラーは高め、修理工場は安めです。また、高級車は高め、軽自動車は安めです。
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ご覧いただきありがとうございました。