軽自動車のクーラント(冷却水)|交換費用はどのくらい?
軽自動車のクーラント(冷却水)の交換費用は下記のようになります。
- 自分で交換する場合:クーラント代1,000円~2,000円前後※通販やカー用品店で販売しています
- プロの業者に交換依頼した場合:クーラント代と工賃を合わせた総額で3,000円~6,000円※通常仕様は安め寒冷地仕様は高めです
クーラントの交換費用は、普通車でも軽自動車でも同じです。クーラントの量は軽自動車の方がやや少なめですが、それはクーラント代や工賃に反映されるほどの違いではなく、結局費用は変わりません。費用が変わるとしたら、寒冷地仕様のクーラントはやや高めになるということくらいです。
交換時期
一般的に、クーラントの交換時期は車検と車検のあいだくらい、というのが慣わしでした。つまり、2年~3年が寿命ということです。
しかし、最近はメーカーも耐久性のあるクーラントを純正使用するようになってきています。
トヨタではスーパーロングライフクーラント(ピンク色)を新車に投入していて、交換時期は7年16万キロと大幅に伸びています。
ホンダではウルトラeクーラント(青)を新車に投入していて、交換時期は11年20万キロなので、半永久的に交換不要となっています。
廃棄方法
クーラントには毒性のあるものとないものがあります。
毒性のあるタイプは不凍液成分としてエチレングリコールを使用しているものです。自分で交換した場合は、ドレンから排出した冷却水をポリ管などに貯めて、これをロングライフクーラント(LLC)を購入したところに持っていって廃棄を依頼してください。
ちょうど乾電池やプリンターインクの廃棄を依頼するのと同じ方式です。
最近は不凍液の成分として毒性のないグリセリンを使用するクーラントもあり、これはそのへんの排水溝に捨てて構いません。
色で違いがある?
クーラントはメーカーによって色に違いがあります。
赤・青・緑・ピンク・黄などです。
たとえば、トヨタの純正品は赤・ピンク、ホンダの純正は青・緑などです。
同じ自動車メーカーでも使用する色が異なるのは、不凍液の成分にエチレングリコールを使用したタイプとグリセリンを使用したタイプがあって、これを区別するためでもあります。
だから、色違いのクーラントは混ぜないようにしてください。
たとえ成分が全く同一であっても、色違いを混ぜるとクーラントの色が濁ってしまい、そうなると、クーラントに錆やオイルなどの不純物が混じっても判別できなくなります。
その結果、冷却システムに不具合があっても早期に気づくことができず、症状が重くなってからやっと対応するといった事態を招きます。
色違いは混ぜないこと。これは大事です。
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。