【5分記事】車の冷却水を交換しないとどうなる?何年使える?

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車の冷却水を交換しないとどうなる?何年使える?

車やバイクの冷却水には防錆剤や凍結防止剤などの薬品成分が含まれていて、冷却水の経路に錆が発生したり冬場に凍結したりすることを防いでいます。

しかし、冷却水は常時エンジン周辺を循環しているので90度とかそれ以上の高温にさらされています。ある程度の年数が経過すると防錆成分や凍結防止成分が劣化してきます。

冷却水が劣化すると、錆が循環経路の各所に目詰まりを起こしたり、冬場に凍結したりして、本来の役割を果たさないだけでなく、エンジンやその周辺の装置を破壊することもあります。

したがって、一定の使用期間を過ぎたら冷却水は交換する必要があります。

以前の冷却水は2年~3年が寿命・交換時期と言われていました。つまり「車検で交換」が一般的でした。

しかし、現在多くのメーカーで純正使用している冷却水は耐久性の高いものを使用しています。

たとえば、トヨタではスーパーロングライフクーラント(ピンク色)を新車に投入していて、交換時期は7年16万キロと大幅に伸びています。

ホンダではウルトラeクーラント(青色)を新車に投入していて、交換時期は11年20万キロなので、半永久的に交換不要となっています。

その他、マツダをはじめ様々なメーカーが高性能・高耐久な冷却水を新車に投入してきていますので、従来のような「車検で交換」という常識は崩れつつあります。

市販の冷却水を使用している場合は、容器に記載されている使用期間・使用期限を超えないような使い方をしてください。

もちろん、食品の賞味期限などと同じように、冷却水も使用期限を過ぎたらといって即座に錆が発生したり凍結防止性能が無くなったりすることはありませんが、ただそれを言い出すとキリがないので、やはりトラブルを未然に防ぐ意味でも使用期限を守るようにすべきです。

交換費用

車やバイクの冷却水は一般的にロングライフクーラント(LLC)という名称で市販されています。

こうした冷却水に含まれるエチレングリコールには毒性があるので、自分で勝手に下水や川に流すことはNGであり、業者さんに廃棄を依頼しなければなりません。

そういう意味でも、最初からディーラーや修理工場やガソリンスタンドやカー用品店などで交換してもらったほうが手間もかからず安心だと思います。

  • 自分で交換する場合:ロングライフクーラント(LLC)の費用1,000円~2,000円前後
  • 業者に交換依頼する場合:工賃込みで3,000円~6,000円が相場

なお、自分で交換する場合に注意すべきなのは、いわゆる「エア抜き」の工程を必ずやることです。エア抜きしないで冷却水の交換を行うと本来必要な冷却水の9割ほどしか入らないことになり、沸騰した冷却水があふれ出ることになります。⇒⇒クーラントのエア抜きしないと沸騰してあふれます!

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