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【記事丸わかり】
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車 水温警告灯|CやHのマーク(ランプ)が消えない場合
公道を走っている車のほぼすべてが水冷式のエンジンで、水冷式の場合は文字通りエンジンを水で冷却します。
それがラジエーターと呼ばれる装置です。ラジエーターは冷却水をエンジンの周囲に血管のように張り巡らしています。
気候の条件にもよりますが、通常はエンジンが始動してから10分~15分くらいしたら、冷却水の温度は60度~90度くらいに上昇し、その後は90度前後にとどまり続けます。
これが正常な水温です。
しかし、何らかの異常があると、水温は90度を超えることがあり、そのままの状態で車を走らせるとオーバーヒートとなってエンジンを痛めます。
これを防止するために、水温警告灯には「H」のマークが点灯します。HはHeatの略です。
反対に、エンジンが始動してから何分経過しても水温が上昇しないこともあります。主にサーモスタットが故障している場合に発生することですが、この場合、水温警告灯には「C」のマークが点灯します。CはCOOLの略です。
なお、水温警告灯は車種によって表示方法が異なります。
簡易的な表示では、
のような図柄ですが、本格的な表示では、
のようなメーター表示の車種もあります。
CやHのランプが消えない場合の対処法
水温計のHマークが点灯したまま消えない場合、これはオーバーヒートを意味します。
オーバーヒートを放置したまま走行すると、エンジンルームから甘いニオイがしたり(原因が冷却水漏れの場合)、エンジンの回転が不安定になったり、アクセルを踏んでも加速しなかったり、聞き慣れない異音が発生したりします。
水温計のCマークが点灯したまま消えない場合、これはオーバークールを意味します。
オーバークールの状態になると、エンストを起こしやすくなったり、マフラーから黒煙を出したり、暖房が効かなくなったりします。
<オーバーヒートの場合の対処法>
水温警告灯のHマークが点灯しっぱなしで消えない状態になったら、速やかに車を安全な場所に停止させ、ボンネットを開けたままの状態にしてエンジンルームを冷却します。
その際、すぐにエンジンを止めるとエンジンオイルの循環も止まってしまい、エンジンを焼き付けてしまうこともあるので、しばらくエンジンをかけたままにしておきます。
ただし、明らかに冷却水が漏れている(甘いにおいがする)、あるいは、冷却ファンが回転していない、といったケースではエンジンを止めてください。
そして、すぐにJAFまたは自動車保険のロードサービスを呼んでください。
<オーバークールの場合の対処法>
水温警告灯のCマークが点灯しっぱなしで消えない状態になったら、やはり車を速やかに安全な場所に止め、エンジンを切ってください。
そして、JAFか自動車保険のロードサービスを呼んでください。
オーバーヒートであれオーバークールであれ、あまり自己流の対処法を試すケースではないと思います。速やかにプロに見てもらうべきケースです。
JAFか自動車保険のロードサービスを呼べば、30分以内にはレッカー車で駆けつけてくれるはずです。そして、最寄りのディーラーとか修理工場に車をレッカー搬送し、そこで本格的な修理をやってもらうことになります。
レッカー搬送に関しては、JAFの会員であれば無料ですし、自動車保険のロードサービスも無料です。
自動車保険のロードサービスを利用しても翌年度の等級には影響を与えません。保険料も上がりません。
⇒⇒オーバーヒートとは|原因と対処法|修理費用は?|サーモスタット・冷却水・ラジエーター
⇒⇒オーバークールとは|原因・症状・対策|エンストし暖房ダメ|水温上がらず黒煙・白煙?
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ご覧いたきありがとうございました。