【記事丸わかり】
以上のポイントを押さえれば、水温警告灯の点灯・点滅の原因と対応方法について理解が深まります。 ⇒⇒水温警告灯が点いたり消えたりするのはオーバーヒートしてるのか?エンジンの下を見ると… |
車|水温警告灯|点灯または点滅|原因は何?
このページのトップ画像が水温警告灯です。画像のように赤いマークが点灯・点滅した場合は、冷却水の温度が高温になりすぎているというサインです。
赤いマークの警告灯とは別に、青や緑のマークが点灯・点滅する車種もあって、これは冷却水の温度が低すぎるという警告です。ただし、青や緑のマークがある車種は赤のマークも同時に備えていて、高温異常と低温異常の両方に対応しています。
これ以外に、水温警告灯の図柄の横に「C」または「H」の文字がついている車種もあります。CはCOOLの略で低温異常を示し、HはHEATの略で高温異常を示します。
さらに、こうしたマークによる警告ではなく、水温計がついている車種もあって、ズバリ現在の水温をメーターで示しています。
エンジンの周りには血液のように冷却水が張り巡らされていて、温度が上がった冷却水をラジエーターが冷やす仕組みになっています。
冷却水漏れやサーモスタットの故障などがあると、ラジエーターの働きが正常に機能しなくなるので、エンジンで熱せられた冷却水が高温状態のままになってしまいます。
この状態が長く続くとエンジンを壊すので、水温警告灯が危険を知らせるために点灯または点滅するのです。
なお、点灯・点滅の仕方には共通のルールはなく、車種によって表示の仕方が異なります。異常があったら点灯し続ける車種もあれば、最初は点灯していて危険度が高まってくると点滅に変わる車種もあります。
いずれにしても、点灯であれ点滅であれ、水温警告灯がサインを出すこと自体が異常事態なので、決して軽く見てスルーしないでください。
水温警告灯が点灯・点滅する原因
水温警告灯が点灯または点滅する原因としては下記のようなことが考えられます。
- ラジエーターの冷却水が漏れている
- 冷却水を循環させるウォーターポンプが故障している
- ラジエーターホースまたはキャップが劣化し水漏れがある
- ラジエーター本体にサビ等で穴が空いている
- 冷却水を適温に保つサーモスタットが故障している
- 渋滞時に活躍する冷却用電動ファンが故障している
なお、上記のような原因で水温警告灯が赤く点灯・点滅した場合で、各不具合個所を修理・交換した場合、費用の相場は下記のようになります。
- 冷却水の補充:1,000円~2,000円が相場
- ウォーターポンプの交換:40,000円~60,000円が相場
- サーモスタットの交換:10,000円前後が相場
- ラジエーターそのものの交換:30,000円~100,000円が相場
- ラジエーターホースの交換:10,000円~30,000円が相場
- ラジエーターキャップの交換:1,000円~2,000円が相場
- 冷却用電動ファンの交換:20,000円~80,000円が相場
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いたきありがとうございました。