こちらの記事も読まれています
車のバッテリーマーク(ランプ・警告灯)の点灯・点滅の意味
バッテリーマーク(ランプ・警告灯)の点灯・点滅の意味
車の運転席にあるメーターパネルには様々な警告灯があります。その中の一つにバッテリーマークがあります。バッテリーマークはバッテリーランプとかバッテリー警告灯とも呼ばれています。
このページの一番上にある画像がバッテリーマークです。
車のキーを回すと、最初にすべての警告灯が点灯し、しばらくすると順次消灯していき、最終的にはすべての警告灯が消えます。
これが正常時の流れです。
しかし、どこかに異常がある場合は、消灯するはずのランプが消えずに点灯したまま、あるいは点滅したままで、そのまま残ります。
もしもバッテリーマークが消灯しないで点灯あるいは点滅し続けた場合は、バッテリーに異常があるという意味になります。
点灯・点滅は電圧低下を意味する
バッテリーマークが点灯・点滅する場合は、バッテリーの電圧が低下していることを意味します。
バッテリーマークが点灯・点滅した状態でも、エンジンがかかる場合もありますし、かからない場合もあります。
しかし、エンジンがかかってもかからなくても、バッテリーマークが点灯・点滅していたら、決して放置しないでください。
応援車に来てもらってジャンピング(充電)するとか、新品のバッテリーに交換するとか、あるいは、それ以外の原因である場合はプロに診断してもらう必要があります。
電圧低下の原因はさまざま
バッテリーマークが点灯・点滅するのは電圧が低下しているからで、12V前後あるべき電圧がこれを下回っているということを意味します。
なぜ電圧低下が起こるのか?
これには以下のような原因が考えられます。
- 短距離ばかり乗っていたため十分に充電がされていなかったから:車のバッテリーはエンジンの回転を利用してオルタネーター(発電機)が作動し、このオルタネーターが作り出した電気を常時充電する方式になっています。ちょっとそこまで、といった車の使い方をしていると、十分に充電されずに電圧低下が起こります。
- バッテリーが古くなり蓄電能力が低下しているから:まだ元気なバッテリーならオルタネーターからの充電でいつも元気いっぱいなのですが、古くなってくると、どれだけオルタネーターから電力が供給されても、それを蓄電する能力が低下してしまいます。
- オルタネーターが故障している:バッテリーに充電するオルタネーターが故障すると、たとえエンジンを回しても電力を発生させることができず、バッテリーの電圧は低下するばかりになります。
- ファンベルトの劣化:オルタネーターはエンジンの回転を利用して電力を作り出しますが、エンジンとオルタネーターを連結しているのがファンベルトで、このベルトがすり減ったり、切断したりすると、オルタネーターが働かなくなります。
- 配線切れ・ヒューズ切れ:最近何か電装品を取り付けたりしませんでしたか?バッテリーからの配線やヒューズ切れがあると、当然バッテリーが働かなくなってしまいます。
自助・共助でだめならJAFか自動車保険のロードサービスを
バッテリーマークが点灯・点滅したら、まずは「自助」あるいは「共助」です。
つまり、家の駐車場でバッテリーマークが点灯・点滅した場合で、自前のバッテリー充電器があったら、これをバッテリーにつなげて充電し(少なくとも1時間は必要)、バッテリーマークが消灯するかどうかを確認します。
自前のバッテリー充電器がなかったら、友人か近所の人に応援を頼んでください。つまり、車を提供してもらうのです。自分の車と応援車のフロント部分を突き合せる形にして、バッテリーとバッテリーをケーブルでつなぎます。
そして、応援車のエンジンをかけ、アイドリング状態より少し高い回転で10分ほど回します。10分経過したら、ケーブルを外し、バッテリーマークが消灯しているかどうか確認します。
上記のいずれでもダメなら、プロに応援を依頼してください。
その際、JAFの会員ならJAFを呼びます。JAFの非会員なら自動車保険のロードサービスを呼んでください。
いずれを呼んだ場合も、駆けつけてくれるのはプロのスタッフなので、バッテリーマークが点灯・点滅している原因を素早く特定してくれるはずです。
その場でジャンピング(充電)したり、予備のバッテリーと交換したりします。それでもダメなら、最寄りの修理工場等へ車をレッカー搬送して、そこでオルタネーターやファンベルトなどの修理を行う流れになります。
なお、このようにJAFや自動車保険のロードサービスを利用した場合の料金ですが、JAFの会員であれば無料です。非会員なら13,310円支払う必要があります。⇒⇒JAFの非会員がその場で入会すれば会員料金になる?
自動車保険のロードサービスは、自動車保険(任意保険)に加入していればもれなく必ずついているサービスです。自動付帯です。どの保険会社・共済でも自動付帯です。ロードサービスを呼んでも無料です。翌年度の等級に影響を与えませんし(ノーカウント事故扱い)、保険料も上がりません。
ただし、新品のバッテリーに交換したり、オルタネーターの交換修理等を行った場合は、部品代・工賃等の料金が発生します。
こちらの記事も読まれています
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いたきありがとうございました。