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車のバッテリーマークが一瞬ついてすぐ消えたのは何?
バッテリーマークというのは、このページのトップ画像で丸で囲んであるマークのことです。
様々な警告灯の中の一つで、エンジン始動時にいったんすべての警告灯が点灯し、エンジンがかかってからはすみやかに消灯するのが正常です。
もしも、走行中などにバッテリーマークが一瞬だけ点灯し、すぐにまた消えたという場合、あまり気持ちのいいものではありませんね。
一瞬だけ点灯する症状が1度だけで、その後は発生していないのであれば、あまり気にすることはないと思います。
しかし、しばらくしてまた同じように、一瞬点灯して、また消える、という症状が発生したら、これはバッテリー関連に不具合があると考えたほうがいいと思います。
原因としては下記のようなものが疑われます。
- バッテリーの電圧低下:12Vほどあるべき電圧が低下しかかっている。最近短時間の走行を繰り返していませんか?バッテリーが古くなっていませんか?
- オルタネーターの不具合:バッテリーはオルタネーターが作り出した電気を蓄電していますが、オルタネーター(ダイナモあるいはジェネレーターともいう)が電気を起こすブラシ等の部分が劣化したり、あるいは断線したりしていると十分な電気を供給できなくなります。
- ファンベルトのゆるみ・切断:上記オルタネーターはエンジンの回転を利用して発電していますが、エンジンとオルタネーターを連結しているのがファンベルトで、このベルトが緩んだり切断したりしているとオルタネーターは作動しません。
もしもバッテリーマークが一瞬だけ点灯するような状況が繰り返し発生するようなら、すみやかにディーラーや修理工場等に入庫し、プロに診断してもらってください。
交換費用:バッテリー・オルタネーター・ファンベルト
プロに診断してもらった結果、交換しないと直らないということになったら、当然交換費用が発生します。
バッテリーを新品に交換する場合は、車種により異なりますが、部品代と工賃を含めて5,000円~50,000円の範囲になると思います。
オルタネーターは、昔は10万キロ程度が交換時期でしたが、現在は20万キロ前後と言われていて、大幅に寿命が伸びています。交換費用は50,000円~120,000円が相場です。リビルト品だと新品の半額程度で入手できますが、工賃は新品の場合と同じです。
ファンベルトは、その名の通りベルト状のパーツで、芯にファイバーが入っていて耐久性があるのですが、5万キロ~10万キロあるいは5年~10年経過すると交換時期を迎えます。交換費用は10,000円前後が相場です。
エンジンがかからなくなったらJAFか自動車保険のロードサービスを
バッテリーマークが一瞬だけ点灯し、すぐに消える。こうした状態をしばらく様子見していたところ、ある時、いきなりエンジンがかからなくなったら、これは焦ると思います。
けれども、そこは大丈夫。焦ることはありません。今はちゃんとしたバックアップ態勢が整っています。
もしもJAFの会員なら、JAFを呼んでください。バッテリーへのジャンピング(充電)、あるいはJAFが用意した予備のバッテリーとの一時的な交換、それでもダメなら最寄りの修理工場等へ車をレッカー搬送してくれます。
料金は、新品のバッテリーに交換したり、オルタネーターやファンベルトを交換した場合は、それらの実費が必要になりますが、現場に駆けつけたりレッカー搬送したことに対する費用は発生しません。
ただし、JAFの非会員の場合は、13,310円かかります。(⇒⇒JAFの非会員がその場で入会すれば会員料金になる?)
JAFの会員でなくても、皆さんは自動車保険(任意保険)に加入しているはずです。どの保険会社の自動車保険もロードサービスはもれなくついています。自動付帯です。必ずついています。
料金も、JAFと同じように、交換部品があれば実費で支払いますが、それ以外は無料です。
また、ロードサービスを利用したからといって翌年度の等級に影響を与えません。ノーカウント事故として扱われるからです。また、保険料も上がりません。
まとめ
- 走行中にバッテリーマークが一瞬だけ点灯し、すぐに消えるような症状がでたら、再発するかどうかしばらく様子を見てください。
- また同じ症状が出たら、すぐにディーラーとか修理工場に入庫してプロの診断を受けてください。
- 万が一、出先でいきなりエンジンがかからないような事態になったら、あわてずに、JAFか自動車保険のロードサービスを呼んでください。
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いたきありがとうございました。