【5分記事】オルタネーターのベアリングに異音|交換費用は?

オルタネーター・異音・交換費用・ベアリング

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



こちらの記事も読まれています

 

オルタネーターにはベアリングが2個使われている

オルタネーターは車の充電装置です。

電気を起こして車の様々な電装品を作動させ、またバッテリーに充電します。

以前は直流式のダイナモが使用されていましたが、今の車はほぼすべてが交流式のオルタネーターです。

オルタネーターはエンジンの動力で電気を作ります。

エンジンの動力をベルトを介して伝達するのですが、ベルトはオルタネーターのプーリーに引っ掛ける形になります。

プーリーから内部に棒がつながっていて、この棒が回転することで電気を発生させます。

ベアリングはこの棒を入口と奥の2か所で支えています。

ベアリングがあることで棒が滑らかに回転することができます。

しかし、経年劣化によりベアリングが劣化してくると、ウィーンとかヒューンといった異音を発するようになります。

ウィーンやヒューンという異音はベアリングの劣化

オルタネーター内部に2個配置されているベアリングですが、経年劣化してくると走行中にウィーンとかヒューンといった甲高い音を発するようになります。

こうした異音を放置すると、ベアリングはさらに劣化の進行を早め、変形してきて、そうしたベアリングの不規則な動きがプーリーやプーリーにつながっているベルトにいわば「逆流」するようになります。

つまり、異音を放置することでオルタネーター自体とその周辺パーツをことごとく破壊してしまう結果となります。

したがってウィーンとかヒューンといった異音を放置しないで、早期にベアリングを交換すべきです。

ベアリングの交換時期

オルタネーターのベアリングはけっこう長持ちで、一度も故障しないで廃車になるケースも珍しくありません。

しかし、消耗部品には変わりないので10年10万キロといったあたりで不具合が出ても特に不思議はありません。

ベアリングの交換費用

オルタネーターのベアリングをディーラーやカー用品店や修理工場で交換してもらう場合、部品代と工賃を合わせた総額は10,000円~30,000円くらいに収まると思います。

ディーラーは高めカー用品店は安めです。

オルタネーターそのものの交換費用

ベアリングの異音を放置しないで早めにベアリングだけを交換すればいいのですが、そのまま放置した場合にはオルタネーターをそっくりアッセンブリー交換する必要が出てきます。

オルタネーターの交換費用は、部品代と工賃を合わせた総額で50,000円~120,000円ほどになります。

リビルト品を利用すればオルタネーターの代金は安く抑えられますが、工賃は変わりませんので、総額では新品交換費用の5割~7割前後になりそうです。

ベアリング以外が原因の異音

オルタネーターに不具合が発生する場合、ベアリングに関しては上記の通りですが、その他の部分に部具合が生じた場合はまた別の異音が発生します。

具体的には以下の通りです。

  1. カタカタ・ガラガラ:プーリーが劣化していることからくる異音です。プーリーとはベルトをかませる金属部品です。プーリーを回すことでオルタネーター本体が発電します。プーリーを交換することで解決します。プーリーの交換費用は部品代と工賃を含めて10,000円前後になると思います
  2. キュルキュル・キーキー:ベルトが発する異音です。ベルトを交換することで解決します。ベルトの部品代は5,000円以下ですが、工賃を含めた交換費用は10,000円~18,000円くらいになりそうです

オルタネーター以外から発生する類似の異音

このページではオルタネーターのベアリングに不具合が発生した場合の異音について解説してきましたが、ウィーンとかヒューンといった異音は、必ずしもオルタネーターのベアリングだけが発する音ではありません。

CVTからも同様の甲高い金属音が出ることがあります。

油圧式パワーステアリングの場合もウィーンといった異音を発します。

燃料ポンプ(フューエルポンプ)が故障した時も似たような異音を発することがあります。

いずれにしても、エンジンルームからウィーンとかヒューンという異音が聞こえてきたら、上記のいずれかが原因である可能性が高いので、エンジンルームを開けて観察することで原因箇所を特定することができると思います。

自分で特定できない場合はディーラーや修理工場やカー用品店に車を持ち込んでプロのスタッフさんに診断してもらうと安心だと思います。

こちらの記事も読まれています

下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒【CVT?】ミッションの異音|ウィーンと鳴る原因は?:CVTのウィーンという金属質の響きは、アクセルを踏み込んだ時もアクセルを離した時もどちらでも発生します。音質に多少の違いはあるでしょうが、ON/OFFのどちらの場合も発生します

⇒⇒車のアクセル踏むと異音|ウィーンという音はどこから?:発進時などにアクセルを踏み込むとウィーンという金属質の甲高い異音が発生することがあります。必ず発生することもあれば、出たり出なかったりのこともあります。しかし、アクセルを離すとそういう音はしないのです。では、アクセルを踏み込んだ時のウィーンの原因は何なのでしょう?

⇒⇒(広告)あなたの愛車は今いくら?:車を乗り替える際に今まで乗っていた車をディーラーなどで下取りに出すとあまりいい金額の査定にならないと思います。こういう時は車買取店の方が査定額が高くなるのが普通です

⇒⇒車のエアコンから異音|キュルキュル音の原因は何?:エンジンルームからキュルキュル音がしたら、まず間違いなくベルト類の劣化によるものです。ベルトの張りが緩んでいる、ベルトに亀裂が入っている、ベルトが経年劣化で固くなっている、などなど

⇒⇒車の異音|「カタカタ」とブレーキの際に音が出る原因は?:ブレーキペダルを踏むと「カタカタ」とか「ガタガタ」といった異音が発生することがあります。軽く踏んだ場合に発生するけれどグッと踏み込むと発生しなかったり、大きく踏み込んだ場合にだけ発生することがあったり、音の出方も様々です

⇒⇒タイミングチェーンとは|交換時期|異音?|軽自動車にもチェーンが?:タイミングチェーンのトラブルは、通常、音で分かります。いつもと違う異音が発生したら、放置しないでディーラーや整備工場に持ち込んでみてもらうべきです

ご覧いただきありがとうございました。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です