【3分記事】車がオーバーヒートになったら廃車するしかないですか?

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車がオーバーヒートになったら廃車するしかないですか?

それは程度によります。軽度のオーバーヒートでエンジンに大きな損傷がない場合はまだまだ車は動きます。

しかし、オーバーヒートになった車を無理やり走行させてエンジンに重度の損傷が発生した場合は、エンジンを載せ替えるしかなくなり、あまりに高額なので(50万~100万)、結局廃車にして別の車に乗り換えるしか方法がなくなります。

オーバーヒートの修理費用の相場

オーバーヒートとはエンジンが異常な高温状態になることを言いますが、このオーバーヒートには軽度から重度まで様々な段階があります。

冷却水を補充するだけで解決する場合もあれば、ウォーターポンプ交換、ラジエーター交換などある程度の出費が必要になるケースもあります。

また、すでにオーバーヒートになっている状態の車を無理に走行させた場合には、エンジンを完全に破壊してしまうこともあり、その場合はエンジン載せ替えに500,000円~1,000,000円かかるケースもあります。

オーバーヒートの修理でどのくらいお金がかかるのか、下記を参考にしてください。

  • 冷却水の補充:1,000円~2,000円
  • ウォーターポンプの交換:40,000円~60,000円
  • サーモスタットの交換:10,000円前後
  • ラジエーターそのものの交換:30,000円~100,000円
  • ラジエーターホースの交換:10,000円~30,000円
  • ラジエーターキャップの交換:1,000円~2,000円
  • 冷却用電動ファンの交換:20,000円~80,000円

ウォーターポンプ、ラジエーター、電動ファンの交換はけっこう高額ですが、それ以外は少ない出費で対応できると思います。

しかし、エンジンそのものにダメージがあると、桁違いの出費となり、実質的に修理不能という状態になってしまいます。

そうなると廃車するしかないでしょう。

まとめ

車のオーバーヒートは、たとえば峠道で長時間スポーツ走行をした場合など、車の冷却能力を上回るようなエンジンに高負荷の走行をすると、一時的に発生することがあります。

こういう場合は、冷却水やウォーターポンプ等に不具合があるわけではないので、車を安全な場所に停止させ、エンジンをかけたまま、ボンネットを開けてエンジンルームを冷却することで、やがて回復します。

しかし、冷却水漏れ、エンジンオイル漏れ、サーモスタットの故障、電動ファンの故障、ウォーターポンプの故障・・・といったことが原因でオーバーヒートが起こった場合は、車を安全な場所に停止させ、エンジンはかけずに、ボンネットを開けてエンジンルームを冷却する必要があります。

冷却水が空になったりしている状態の車を無理に走行させると、エンジンに深刻なダメージを与えますから、走らせることがダメなだけでなく、エンジンをかけること自体もNGです。

すぐにJAFまたは自動車保険のロードサービスを呼び、車をディーラーとか修理工場にレッカー搬送してもらって、そこで修理してもらってください。

たとえオーバーヒートを起こした車でも、適切な対処をすれば、車を廃車にしなければいけないような事態は避けられます。

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