【5分記事】車がオーバーヒートだけどエンジンかかる場合は大丈夫?

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車がオーバーヒートだけどエンジンかかる場合は大丈夫?

いいえ、ダメです。

たとえエンジンがかかっても、オーバーヒートの状態になったら放置してはダメです。適切な対応が必要です。

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オーバーヒートとは、エンジンが異常な高温状態になることです。そして、ほとんどすべてのケースで、エンジンが完全に停止し、いくらまた掛けようとしても掛からないというような事態はまずありません。

走行中にオーバーヒートでエンジンが停止してしまっても、しばらくしてキーをひねればまたエンジンがかかるケースがほとんどです。

しかし、エンジンがかかるからと言って問題ないわけではありません。

オーバーヒートには様々な原因がありますが、原因によっては、エンジンをかけ続けることでエンジンに壊滅的なダメージを与え、最終的に破壊してしまうことがあるからです。

オーバーヒートの症状

エンジンがオーバーヒートを起こすと次のような症状が現れます。

  1. アクセルを踏んでも加速しない
  2. エンジンルームから白い煙(水蒸気)が上がる:冷却水漏れ
  3. エンジンルームから甘い匂いがしてくる:冷却水漏れ
  4. エンジンルームから油のにおいがしてくる:エンジンオイル漏れ
  5. 水温警告灯が点灯または点滅する
  6. エンジン警告灯が点灯または点滅する
  7. 水温計が90度を超えてくる(適正水温は60℃~90℃のあいだ)

上記のような症状が現れる場合は、ほとんどのケースで運転席のメーターパネルで水温警告灯、油圧警告灯、エンジン警告灯などが点灯・点滅するはずです。

オーバーヒートが発生した時の対処法

オーバーヒートが発生したら、自動車整備に自信がある人以外は、JAFか自動車保険のロードサービスを呼んでください。自己判断で間違った対処をすると、エンジンにより深刻なダメージを与えることになります。

ただし、応援が駆けつけるまでのあいだに、応急的にやるべきことはあります。

<冷却水漏れ・電動ファンが回転しない・サーモスタット故障の場合>

エンジンを止めてください。冷却水が空の状態でエンジンを回し続けると、比較的短時間であってもエンジン内部を重度に傷めます。ボンネットを開けてエンジンルームを冷やし、応援を待ちましょう。

<冷却水はある・電動ファンは回っている・サーモスタットは正常の場合>

冷却水漏れがあればエンジンルームから甘いにおいがします。また水蒸気が出たりします。しかしクーラントリザーブタンクに冷却水があれば、漏れはないです。電動ファンも回っていてサーモスタットにも問題なければ、エンジンを回し続けたほうが冷却には効果的です。

エンジンを回すということは、冷却水を循環させるだけでなく、エンジンオイルも循環させることになり、より冷却効率が高まります。

また、冷却水等に異常がない場合は、エアコンを暖房設定にして、風量も最大にし、エンジンを回転させるのと同時にエアコンもフル回転させることで、よりエンジンルームの冷却効率が高まります。あくまでも応急的な対処法ですが、一定の効果があります。

冷却水等に異常はないけれど、しかしオーバーヒートになるというケースは、たとえば峠道を一定の時間スポーツ走行した時などにも発生する症状です。機関に異常はなくても、車の持つ冷却能力を上回るほどにエンジンを酷使した結果です。

下記の記事も参考になさってください。

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