【2分記事】車|ラジエーターの寿命は何年くらい?

ラジエーター・寿命

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車|ラジエーターの寿命は何年くらい?

水冷式エンジンに必須のエンジン冷却装置であるラジエーターですが、そうめったに壊れるものではありません。冷却水を定期的に交換し、ウォーターポンプや冷却ファンなどの周辺パーツのメンテナンスもしっかりやってオーバーヒートを起こさなければ、軽自動車でも普通車でも廃車まで使えるケースはけっこうあります。

しかし、たとえば冷却水の定期的な交換を怠ったりすると、ラジエーター内部の腐食を早めたりしますし、冷却水が減っているのに放置していると、オーバーヒートを起こしてラジエーター内部に亀裂が走ったりします。

そうなると、5年とか6年でも交換する必要が出てきます。

したがって、ラジエーターの寿命の平均値としては5年~10年といったところだと思います。しっかりメンテナンスをしていれば長く使えますが、メンテがいい加減だと数年で寿命となるので、平均をとると5年~10年になるということです。

ディーラーや信頼できる修理工場などで定期点検を行い、しっかりメンテナンスを行っていればそう簡単に壊れたりしないパーツです。

冷却水のチェックがラジエーターの長寿命化のキモ

ラジエーターを長く使いたければ、とにかくオーバーヒートを起こさないことです。そしてオーバーヒートを起こさないためには冷却水(LLC/ロングライフクーラント)のチェックをしっかりやることです。

冷却水のチェックとは、具体的には下記のようなことです。

  • 水温警告灯が点灯または点滅したらすぐにラジエーターリザーブタンクで冷却水の量をチェックする※上限と下限の2本のラインのあいだにあればOK
  • エンジンルームから薬品めいた甘いニオイが車内に入ってきたら、それは漏れ出した冷却水が熱で蒸発する際に発したニオイなので、すぐに漏れている個所をプロに特定してもらい、修理する
  • 冷却水が漏れると、エンジンルームから白い煙が上がるので、すぐにプロに診断してもらう
  • 駐車した場所に冷却水のシミができていたら、漏れている個所をプロに特定してもらう

なお、冷却水の交換時期は2年~3年なので、ちょうど車検の時に交換すればいいと思います。最近はよりいっそう耐久性能を高めた製品が出てきていて、メーカーでも純正品として新車に使用しています。

たとえば、トヨタではスーパーロングライフクーラント(ピンク色)を新車に投入していて、交換時期は7年16万キロと大幅に伸びています。ホンダでもウルトラeクーラント(青色)を新車に投入していて、交換時期は11年20万キロなので、半永久的に交換不要となっています。

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