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【記事丸わかり】
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電動パーキングブレーキの故障|警告灯の点灯・点滅など
車の駐停車状態の際に、車が勝手に動き出さないように後輪のタイヤにブレーキをかけ続けた状態にする装置、これがパーキングブレーキです。
パーキングブレーキは駐車ブレーキともサイドブレーキとも呼ばれますが、最近の車はほとんどが電動化されていて、今後もこの流れは続くでしょう。
さて、電動パーキングブレーキはごくまれに故障することがあります。
たとえば、走行中にいきなり電動パーキングブレーキが作動するという怖い経験をする人もいます。※これはまずめったにない事例ですが、一番怖い事例を一番最初に挙げておきます。
また、完全にブレーキング状態になるのではなく、中くらいの力でブレーキをかけ続けるような状態が続き、その結果、いわゆる「タイヤの引きずり」を発生させてタイヤが短時間にすり減ってしまうようなトラブルもあります。
あるいは、ブレーキフルードが極端に不足している場合など、走行中にブレーキ警告灯が点灯または点滅し、そのまま走行を続けると危険な状態になることもあります。
それから、これは電動パーキングブレーキだけでなく従来の機械式パーキングブレーキにも発生することですが、寒冷地でパーキングブレーキをONの状態にして一晩を過ごした場合など、次の日の朝に車を動かそうとしてもブレーキパッドがブレーキディスクに固着して動かなくなることがあります。
ブレーキの不具合は警告灯でわかる
電動パーキングブレーキに不具合があると、メーターパネル内にある警告灯が点灯または点滅して異常を知らせます。
ブレーキ警告灯は以下のようなマークです。
たとえば、日産のセレナの取扱説明書(Web版)には、電動パーキングブレーキに関して次のような記載があります。
- 車両を離れるときは、セレクトレバーをP位置にしたあと電動パーキングブレーキをかける。
- 電動パーキングブレーキをかけたり、解除したりの操作を短時間に繰り返さない。システムの過熱を防ぐために電動パーキングブレーキが作動しなくなる場合があります。約1分間経過してから再度操作してください。
- 寒冷時に駐車するときは、電動パーキングブレーキをかけずにセレクトレバーをP位置に入れる。電動パーキングブレーキを解除したまま車輪の前後に適切な輪留めをしてください。寒冷時に電動パーキングブレーキをかけると、パーキングブレーキが凍結し、解除できなくなるおそれがあります。
- 電動パーキングブレーキがバッテリー上がりや故障などで解除できなくなったときは、日産販売会社またはJAFなどのロードサービスに連絡してください。
純正品以外のパーツを取り付けると不具合を起こすことがある
たとえば社外品のアイドリングストップキャンセラーのような機器を取り付けると、電動パーキングブレーキが誤作動することがあります。
今の車はコンピュータで精密に制御されているので、社外品を取り付ける際は事前にディーラー等に問い合わせたほうがいいと思います。※たいてい却下されると思いますが。とにかくディーラーさんは社外品が大嫌いです。
バッテリー上がりだとどうなる?
電動パーキングブレーキはバッテリー上がり時には作動しません。
しかし、バッテリーを充電して元通りに回復すると、また作動します。
たとえば、電動パーキングブレーキを作動させた状態で長期間車を放置しておいた場合など、いざ車を使おうと思ったらバッテリー上がりになっているようなことがります。
この場合、パーキングブレーキが作動した状態のままになっていますが、バッテリーを新品に交換するかジャンピングで救援車から充電すると、解除することができます。
新車保証の期間中は無料で修理。保証切れだと修理代はかなり高価になる
電動パーキングブレーキが故障した場合、新車保証が付いている間はもちろん無料で修理してもらえます。※故障の原因が社外品の機器の取り付けだとみなされると保証してもらえるかどうかは微妙になると思います。
しかし、保証期間が切れた後で故障した場合、修理費用はかなり高くつきます。
電動パーキングブレーキの部分的なパーツ交換で済めば、1万円とか3万円とか5万円くらいで済むかもしれません。
しかし、アッセンブリー交換(ユニット丸ごとの交換)になると15万円とか20万円になることもあります。
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