スタッドレスタイヤの寿命は3年~5年と言われています。
走行距離に関しては「減り具合に応じて」ということになります。
食品の賞味期限の場合も、期限を過ぎたら即座に食べられないというわけではありません。1日や2日過ぎたからといって特に問題ありません。しかし、だからといって10日も15日も過ぎてから食べると下痢するかもしれません。
タイヤの寿命もこれと同じ考え方です。スタッドレスタイヤも新品から3年~5年ほど経過すると、ゴムが硬化し、初期性能が大幅に低下する時期なので、頃合いを見て交換したほうがいい、というところです。10年は論外です。
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適正空気圧は標準タイヤと同じ
そもそもタイヤの適正空気圧というと、タイヤの銘柄ごとに決まっていると思いがちですが、そうではありません。
適正空気圧は車種によって異なります。それぞれの車は指定の空気圧のときにバランスのいい性能を発揮するよう作られています。
タイヤには弾性があるので、同じ銘柄のタイヤをA車は2.8kPa、B車は2.0kPaで使用しても全然大丈夫です。
ドアの裏手などに適正空気圧が記載されているので、標準タイヤもスタッドレスタイヤもその数値でOKです。というか、その数値にすべきです。
雪道やアイスバーンなど、路面状況に応じて、空気圧は高めがいいとか、いや低目がいいとか、そういった議論がありますが、そんなにうまい具合に走る道を選べないと思います。
どういう路面でもバランスよく性能を発揮するには、適正空気圧で走るのが最も安全だと思います。
寿命は3年~5年:乗り方に応じて判断
スタッドレスタイヤはstudless tireのことで、studlessとは、stud(鋲・スパイク)がless(ない)という意味です。
雪道の走行には、昔は、野球選手やサッカー選手が履くシューズみたいにスパイク(鋲)が付いたタイヤが使用されていました。
しかし、スパイクがアスファルトを削り、それが粉塵となって人体に悪影響を及ぼすことから使用禁止になり、現在のスタッドレスタイヤに道を譲ることになったのでした。※若い方はご存じないでしょう。わたしは若くないのでよく知っています
さて、そのスタッドレスタイヤですが、寿命は3年~5年が一般的です。
5年経過しても、ヤマが充分残っていたらまだ乗れるかもしれません。しかしヤマを手で押すと、多分硬くなっているはずです。ヤマが硬いと雪の上でも氷の上でも充分なグリップ力を発揮できません。
また、5年も経過するとタイヤのあちこちに亀裂が入り、高速走行などでパンクやバーストを起こす確率が高まります。
そういうことから、3年~5年経過したスタッドレスタイヤは、ヤマの有る無しにかかわらず、そろそろ交換を考えるべきです。
走行距離は何キロまで?
新品から2年しか経過してなくても、走行距離が3万キロとか4万キロにもなれば、スタッドレスタイヤのヤマはつるつるに近いでしょう。
こうなったら、経過年数に関係なく、タイヤ交換するしかありません。
また、バリ山だけれど経過年数5年というケースも、やはり交換すべきでしょう。
格安タイヤと一流メーカー品の違い
標準タイヤだけでなくスタッドレスタイヤにも格安タイヤが出回っています。
実際に履いてみた人の感想をきくと、新しいうちは一流メーカー品とあまり変わらない。しかし、年数が経つとグリップ力が弱くなる・・・と実にわかりやすい評価が多く聞かれます。
ブリヂストン、ヨコハマ、ミシュランなどの一流メーカーのスタッドレスタイヤは、いいお値段ですが性能も高いです。間違いなく。
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