【2024年2月29日】ブリヂストンがパンクしないタイヤ「エアフリー」の公道実証実験を開始しました。⇒⇒エアフリー |
タイヤがパンクで交換|1本だけ交換はアリ?4WDは?
パンクやバーストでタイヤが破損することは珍しくありません。その際、4本のタイヤのすべてが同時に破損することはまずないと思います。ほとんどのケースは、4本のうちの1本だけがパンクやバーストするはずです。
さて、その際に、破損した1本のタイヤだけ交換すればいいのでしょうか?それとも、4本すべてを交換すべきなのでしょうか?あるいは、前輪なら前輪の2本、後輪なら後輪の2本を交換すればいいのでしょうか?
さらに、4WD(AWD)の場合はどうなのでしょう?
理想を言えば、4本すべて新品タイヤに交換するのがベストです。しかし、予算やその他の事情によってそれができない場合もあると思います。
そこで、より望ましいやり方の順で下記に交換方法をご提案したいと思います。下記はすべてタイヤ1本がパンクした場合の話です。
- 4本すべてを新品タイヤに交換する
- 前輪がパンクしたら前輪の2本を新品タイヤに交換する。後輪がパンクしたら後輪2本を新品タイヤに交換する
- 残った3本のタイヤの摩耗具合とほぼ同じくらいの中古タイヤ(銘柄や製造年が近いもの)を探し、1本だけ交換する
②のケースですが、たとえばFF(前輪駆動)の車で後輪の1本がパンクした場合は、後輪2本を新品タイヤにするのではなく、駆動輪である前輪2本を新品タイヤにすべきです。FR(後輪駆動)の場合も同様です。
ただし、4WD(AWD)の車の場合は、①か③にすべきだと思います。4輪が駆動輪なので、4輪が平均的に摩耗している状態に近づけるべきで、②の方法だと前後のタイヤの摩耗度に差が出ることにもなるので、センターデフなどに負荷をかけてしまいます。
「タイヤ保証」をおすすめします
タイヤがパンクした時点で「パンク保証」に加入していなかったら、それは当然保証対象外になるので、次回以降の話になりますが、これから新たにタイヤ4本を購入する人におすすめしたいのが「タイヤ保証」です。
カー用品店やタイヤ専門店などではすでにおなじみになっている保証ですが、各社多少の違いはあるものの、基本的には以下のような内容の保証です。
- 4本のタイヤを新品で購入すること
- 保証期間と走行距離は、2年、走行距離25,000キロ以内または無制限
- 1本パンクしたら4本すべて新品タイヤに交換可能
- イタズラでパンクさせられた場合も警察に被害届を出すことを条件に保証される
保証料は、タイヤの合計金額によってランクがあり、4,000円~8,000円程度の料金になります。
パンクは日常茶飯事
JAFの2018年の統計によると、一般道においては、全出動件数におけるパンク等の順位は2位で割合は約18%です。
高速道路においては、全出動件数におけるパンク等の順位は1位で割合は約37%です。
なお、「パンク等」とは、パンク・バースト・エアー圧不足のことです。
これを見てもわかるように、タイヤのトラブルは圧倒的に多く、その多くが修理や交換を余儀なくされています。
「パンク保証」に関しても、こうした数字を参考にご判断いただきたいと思います。
自動車保険はパンクだけでは対象外
自動車保険(任意保険)の特約に車両保険というものがあります。これは事故などで自分の車両に損害が発生した際に保険金が支払われる、というものです。
車両保険が適用されるのは、あくまでも、まず事故があり、その結果としてボディーやタイヤ等が損害を受けた場合です。
タイヤが単体でパンクしただけでは、車両保険の補償対象外になります。
事故があり、その結果として、タイヤがパンクし、ホイールなども損傷したのであれば、タイヤの交換費用等が車両保険から支払われますが、ただ走行中にパンクした、駐車中にイタズラでパンクさせられた、というケースは対象外になります。
こういうケースはタイヤショップの「タイヤ保証」なら新品タイヤと交換できます。
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下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
ご覧いただきありがとうございました。