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タイヤのパンク保証を悪用するのは犯罪ですよ!
タイヤのパンク保証は数多くのタイヤ専門店やカー用品店で扱っています。どの会社のパンク保証にも共通しているのは、
故意にタイヤをパンクさせた場合は補償対象外である
という点です。
しかしながら、世の中にはこれをやらかしてしまう人物が必ずいるのですね。
わたしは保険代理店として仕事をしてきた者ですが、自動車保険の車両保険などは、時に疑わしい事例に出くわすことがありました。
タイヤ保証の場合も、通常は新品購入から2年以内のパンクを補償するのですが、2年という期限が近づくころにはタイヤも摩耗してきます。
そこで、タダで新品タイヤに交換する目的で、故意にタイヤをパンクさせ、規定通り1本のパンクでも4本を新品に交換してもらうわけです。
これはれっきとした犯罪行為なのですが、やる人はやるんです。
けれども、プロの目はそう甘くはありません。自動車保険の保険調査にも言えることですが、疑わしい場合は徹底的に調査しますよ。本当に。
また、金融機関のブラックリストと同じように、普段はライバル同士であっても、詐欺行為を働く者の情報は各社共有し合うシステムが裏に存在します。
したがって、仮に1度は故意にパンクさせてトクしたとしても、疑わしい場合は裏のリストに載るので、次回以降は「まず疑いありき」という対応になります。
結局のところ、いったんは故意にパンクさせた行為でトクすることがあっても、そのうちにアシがつきますから、必ず。
タイヤごときで自らの経歴に傷をつけるようなことはおやめくださいね。
【2023年5月9日追記】
ちょっと前までビッグモーターではタイヤ保証サービスを提供していました。このサービスは、2年間の契約期間中にタイヤが1本でもパンクすれば、工賃のみで全4本の新品タイヤに交換できるというもの。しかし、元社員による告発で、ビッグモーターがこの保証サービスを悪用して、パンクしていないタイヤに穴を開け、不正に保険金を取得していたことが明らかになりました。報道によると、穴を開ける方法についての指南動画も存在していました。手口の一例として、高級タイヤをパンクしたことにして保険金を請求し、安い新品タイヤを装着し、差額を売り上げに計上していたこともあったとされています。(「くるまのニュース」「MOBY」「FRYDAY digital」)
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