【丁寧解説】スタッドレスタイヤのプラットホーム|新品時は5mm前後

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スタッドレスタイヤのプラットホーム|新品時は5mm前後

タイヤには溝の深さによって使用限界を示すサインが2種類あります。

プラットホームとスリップサインの2つです。

スタッドレスタイヤの使用限界サインは、プラットホームとスリップサインの2種類です。

ノーマルタイヤの使用限界サインは、スリップサインのみです。

なぜスタッドレスタイヤに2つの使用限界サインがあるかと言うと、プラットホームによって冬タイヤとしての使用限界を示し、スリップサインによってノーマルタイヤとしての使用限界を示す、この2つの役目を果たすためです。

さて、新品のスタッドレスタイヤの溝の深さ(山の高さ)は約10mmあります。メーカーにより、あるいは銘柄によって多少の違いはありますが、平均的には10mmくらいあります。

そして、プラットホームが露出するのは新品から半分まで摩耗した時です。つまり約5mmの溝の深さになるとプラットホームが出てくることになります。

プラットホームが露出するようになると、雪道や凍結路におけるグリップ性能は極端に劣化するので、以後は冬用タイヤとしての使用は不可です。法的に不可になるのではなく安全上使用すべきではない状態になるという意味です。※ただし、高速道路のチェーン規制などではプラットホームの露出したスタッドレスタイヤは通行不可とされるケースがあるようです。

なお、プラットホームが露出したスタッドレスタイヤは冬用タイヤとしては使用できませんが、夏タイヤとしては使用可能です。

夏タイヤとして使用しているうちにタイヤが摩耗してくるとやがてスリップサインが出てきます。スリップサインは溝の深さが1.6mmであることを意味します。このサインが出たら夏タイヤとしても使用不可です。ここで「使用不可」というのは安全上使用すべきではないという意味と車検で不合格になるという意味の両方です。2重の意味で使用不可になります。

プラットホームとスリップサインの見方

スタッドレスタイヤの側面(サイドウォール)には「⇒」のマークが4カ所あり、このマーク位置のトレッド面を見ると、そこにプラットホームの出っ張りがあります。

また、同じくタイヤの側面には「△」のマークが6カ所あり、こちらのマーク位置のトレッド面を見ると、そこにスリップサインの出っ張りがあります。

車検ではスリップサインのみが問題になる

一年を通してスタッドレスタイヤを履きっぱなしにしている人もいますが、車検との関係で言うと、スリップサインが露出しているかいないかだけが判定基準になります。

プラットホームの状態は無関係です。

プラットホームが露出していてもいなくても、それは車検の判定には関係ありません。

つまり、プラットホームが露出していてもはや冬用タイヤとしての役目は果たさないタイヤであっても、スリップサインさえ露出していなければ、車検は問題なく通ります。

このことは、逆に言うと、プラットホームが露出していて冬用タイヤとしての性能を発揮しないタイヤを冬場に使用するかどうかは、あくまでも自己責任になるということを意味します。お上は関与しない、ということです。

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