スタッドレスタイヤ プラットホーム|1ミリ・2ミリ・3ミリでNG?
まず結論です。
スタッドレスタイヤのプラットホームが露出するのは溝の深さが約5ミリのところです。新品の溝の約半分のところです。したがって、プラットホームの深さが1ミリとか2ミリとか3ミリとか4ミリでは、もはやそのタイヤは冬用タイヤとしての使用限界を超えています。1ミリの場合は夏用タイヤとしての使用限界も超えています。
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夏用のタイヤには使用限界を示すスリップサインと呼ばれるものがあり、溝の深さが1.6mmの時点で浮かび上がるようになっています。このスリップサインが出たら使用不可であり、車検にも通りません。
一方で、スタッドレスタイヤにもスリップサインは付いています。やはり1.6㎜の溝の深さで露出します。しかし、スタッドレスタイヤにはこのスリップサインの前にもう1つの使用限界サインがあります。
それがプラットホームと呼ばれるサインです。
タイヤ側面の4カ所に「⇒」のマークがあります。そのマーク位置のトレッド面(路面と接触する面)を見るとそこにプラットホームがあります。
プラットホームは溝の深さが新品時の半分になると露出します。
新品のスタッドレスタイヤの場合、溝の深さ(山の高さ)は約10mmです。したがってプラットホームの溝の深さは約5mmです。
この5mmのプラットホームが露出したら、そのタイヤは冬用のタイヤとしては役割を終えます。それ以上使用してはダメです。もはや雪道や凍結路でちゃんとした性能を発揮しませんから、冬用タイヤとしての使用は不可です。
ただし、冬用としては使えませんが、通常のアスファルト路面を走行するタイヤとしては使用可能です。1.6mmのスリップサインが出るまでは春、夏、秋に使用可能です。
- スタッドレスタイヤには使用限界を示す警告サインが2種類ある。それは、プラットホームとスリップサインの2種類。
- プラットホームは新品時の溝の深さの半分(約5mm)で露出する。このサインが出たら冬用タイヤとしての使用は不可。※夏用タイヤとしてはまだ使える。
- スリップサインは溝の深さ1.6mmで露出する(夏用タイヤと同じ)。このサインが露出したら夏用タイヤとしても使用限界となるので、タイヤを廃棄する必要がある。
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