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車の横揺れの原因|特に低速で横揺れが出やすい場合
新車の時からずっと横揺れが出やすいというのであれば、それはその車の特性なので仕方ないところだと思います。
しかし、そうではなくて、タイヤ交換した後とか、足回りのパーツを交換した後などに、どうも横揺れが強くなったような気がする、というケースについて。
また、いったんスピードに乗って高速走行するような場合はあまり気にならないけれど、一般道をゆっくり走らせているような場合に特に横揺れが気になるというケース。
こうした横揺れの原因としては下記のようなことが考えられます。参考になさってください。
- スタッドレスタイヤに交換すると横揺れが出やすい:夏タイヤと全く同じサイズのスタッドレスタイヤに交換した場合はもちろん、夏タイヤより扁平率が高い(つまりゴムの部分が厚い)タイヤに交換すると、路面からの衝撃を受けた際のタイヤのたわみ量が多くなります。その結果、夏タイヤの時より車の横揺れを感じやすくなります。
- 車高調やダウンサスに交換、あるいはショックアブソーバー等足回りのパーツを交換:車の足回りのパーツを交換した際に、トー角・キャンバー角・キャスター角といったタイヤとボディーとの取り付け角度を最適化する作業をアライメント調整といいますが、このアライメント調整がしっかりなされていないと、左右のタイヤの動きがちぐはぐになって横揺れを感じやすくなることがあります。
- 単純にタイヤの空気圧がバラバラである:左右のタイヤの空気圧が大きく異なっているようなケースでも車の横揺れを感じやすくなります。
- ルーフに荷物を載せると横揺れしやすくなる:これはわかりやすい例です。車の高い位置に重いものが乗っかると重心が高くなりますから、当然横揺れが発生しやすくなり、またいったん揺れると元に戻るのに時間がかかります。
上記の内、①と④は故障ではなくて、物理法則ですから、これは慣れるしかないと思います。しかし、②と③は調整すれば改善できます。
上記以外に車の横揺れが気になるレベルで発生するような場合は、たとえば、ショックアブソーバーが劣化してダンピング性能が十分に発揮されていない、サスペンションのマウントブッシュが古くなって硬化しているために衝撃を吸収しきれなくなっている、などと言ったケースも考えられます。
最近、車を走らせていて、特に低速で走っているときなどに気になるレベルの横揺れを感じるようになって、しかも、その原因がよくわからなようなことがあったら、一度ディーラーや修理工場に車を入庫させてプロの診断を受けてみてはいかがでしょう。
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