【2024年2月29日】ブリヂストンがパンクしないタイヤ「エアフリー」の公道実証実験を開始しました。⇒⇒エアフリー |
扁平タイヤでぶれる原因は何?
扁平率が低い(薄い)タイヤに交換すると、様々な場面で「ぶれる」現象が発生することがあります。たとえば、高速走行で一定の速度域になるとハンドルがブレたり振動したりする。轍や段差でハンドルが左右に取られる。それまで履いていた純正タイヤでは起こらなかったことが、扁平タイヤに履き替えてから発生するようになった場合、その原因としては以下のようなことが考えられます。
- ホイールアライメントが狂っている:トー角・キャスター角・キャンバー角といったタイヤの取り付け角度がズレている場合です。タイヤ交換、車高調やダウンサスの取り付けで発生しやすい現象です。⇒⇒アライメント調整をしてください。ディーラーや修理工場で4輪すべてのアライメントを調整した場合の費用は20,000円~30,000円が相場です。ディーラーは高く、カー用品店や整備工場などは安めです。部分的な調整、たとえばトー角のみ調整するとか、キャスター角やキャンバー角のみを調整するような場合は、1ヵ所に付き2,500円~3,500円ほどの費用になると思います。
- ホイールバランス調整が適正に行われていない:ホイールバランスはタイヤ交換時にもホイール交換時にも必要です。要は、ホイールにタイヤが付いた状態で滑らかに回転するかどうかが問題です。ちゃんと調整されていないと走行中にハンドルがブレます。ホイールの円周の縁にチューインガムを貼り付けるようにオモリがくっついていますが、これがホイールバランスです。ホイールの表ではなく裏側に張り付ける場合もあります。
- 引っ張りタイヤによるセパレーション:「引っ張りタイヤ」とは適正なサイズより太いリムのホイールにタイヤを組み、タイヤが横方向に引っ張られている状態を言います。タイヤが転がる方向から眺めるとタイヤよりホイールが外側に飛び出しています。こうしたタイヤで走行すると時にタイヤの内側素材の接合部が剥がれ(「セパレーション」または「セパる」)、ハンドルや車体がぶれるのです。とても危険です。
- ホイールのリムに雨水がたまり、ホイールバランスが狂う:扁平タイヤを履くということは純正とは異なるホイールを履くことでもあり、その際、ホイールのデザインによってはいったんリムにたまった雨水がそこにとどまり続けることがあります。すると、雨水の分だけ重量が増し、走行中に遠心力が働くことになり、結果的にホイールバランスが狂ってぶれるようになります。⇒⇒カー用品店に相談すれば対策品がある場合もある。
- 社外ホイールに交換した際にハブリングをつけていない、あるいは、つけているけれどサイズが適正でない:純正ホイールにハブリングは不要ですが、社外品はどのメーカーのどの車種にも取り付けできるようにハブの径を大きめにしてあります。つまりセンターホイールとセンターハブの間に隙間ができるので、このスペースを埋めるために適正サイズのハブリングが必要になります。隙間があるまま走行すると必ずブレることになります。
- どこも悪くないけれど宿命としてブレる:扁平タイヤは路面の状態をダイレクトに伝えます。ゴムが厚い純正タイヤならタイヤ部分がたいていのものを吸収してしまうところを、扁平タイヤはいちいちハンドルやボディーに路面の情報を伝えてきます。上記①~⑤のすべてが正常であっても、いわば扁平タイヤの宿命としてハンドルがブレやすいということがあります。慣れてください。
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