アライメントを調整したらハンドルセンターがズレた場合
車がまっすぐに進まない、高速でハンドルが振動する、といった症状がある場合はアライメント調整することで直ることがあります。
ところが、アライメント調整で不具合は収まったものの、ハンドルセンターがズレてしまうことがあります。
こういうケースでは、アライメント調整したディーラーや修理工場に相談すれば、通常は無料で直してくれます。
具体的には、左右のタイロッドを調整したり、ステアリングラックのセンター出しをしたりしてズレをなくします。
ハンドルのセンターが、何らかの要因で、時計の針で5分ほどもズレている場合には、ハンドルをいったん取り外して、1つギアをずらして取り付け直すこともあります。
アライメントとハンドルセンターの関係
そもそもアライメント調整とは、タイヤとボディーの取り付け角度を適正化することを言います。トー角・キャンバー角・キャスター角を適正に調整することで、車がまっすぐ走り、安定的に曲がり、安全に止まることができるようになります。
ハンドルセンターがズレている場合、アライメントが適正に調整されているけれどしかしハンドルがズレている、というケースもありますし、アライメントが狂っていることが原因でその結果としてハンドルセンターがズレている、というケースもあります。
ですから、今までハンドルセンターのずれなど全く意識しないでいたけれど、ある日突然ハンドルセンターのズレが気になりだした、というケースでは、足回りのいずれかに不具合が発生している可能性大です。
しかし、そうではなくて、足回りに明白な不具合があってディーラーや修理工場でアライメント調整をしてもらい、車が納車されて走り始めたらハンドルセンターがズレていた、というケースもあります。
このケースは、ただ単にハンドルのセンター出しをすればいいだけで、足回りに不具合はないケースです。
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