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ステアリングラックでステアリングのセンター出しをする?
車のステアリングのセンターがズレている場合、通常は左右のタイロッドの長さ調整をすることでセンター出しをします。しかし、左右のタイロッドの間に位置するステアリングラックが何らかの要因で左右いずれかの方向にズレることがあり、タイロッド調整の前にまずステアリングラックの調整をする必要がある場合もあります。
ステアリングラックとは?
多くの車種で使われているステアリング形式であるラック&ピニオンでは、ステアリング⇒⇒ステアリングシャフト⇒⇒ステアリングラック⇒⇒タイロッド⇒⇒タイヤ、といった順番でステアリングの操舵をタイヤの向きに替えています。
タイヤ交換や車高調の取り付けなどでステアリングのセンターがズレた場合、普通はタイロッドを調整することでセンター出しが可能なのですが、何らかの要因でステアリングラックの固定ボルトが緩んで左右にズレることがあります。あるいは、ステアリングアジャスターでステアリングの上下を繰り返しているうちにステアリングラックが左右にズレることもあります。
こうしたケースでは、タイロッドを調整する前に、まずはステアリングラックを適正な位置に戻す必要があります。
ステアリングのセンター出しはけっこう大変です
何らかの原因でステアリングが12時の位置からズレることがあり、そうしたケースでは多くの場合タイロッドを調整することでセンターに戻します。
こうした作業は慣れた人ならDIYで比較的短時間でできるケースもありますが、ステアリングラック自体がズレていたり、アライメントが大きく狂っていたりするケースでは、こっちを調整するとあっちが狂い、あっちを調整するとこっちまたは全然別のところが狂う、といった複雑な絡み合いに引き込まれるケースがあって、プロでも手間がかかる場合も出てきます。
単純なようでいてけっこう複雑なのがステアリングのセンター出しです。
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