【5分記事】車 ハンドルのずれ|縁石に当たったのが原因か?

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車 ハンドルのずれ|縁石に当たったのが原因か?

車のハンドルがずれている。センターが12時の位置にあるはずが、11時の方に少しずれている、1時の方に少しずれている。

思い当たることと言ったら、つい先日、近所の狭い道路で対向車とすれ違いをする際に、左の前輪を縁石に当ててしまったこと。

でも、それほど激しく当てたわけではないから、それが原因かどうかわからないけれど・・・。

いえ、かなりの確率でそれが原因です。

縁石やキャッツアイなどにタイヤを当てた、こすった、乗り上げた、という場合、タイヤのトー角が狂います。

トー角というのは、車を真上から見下ろした場合に、タイヤが進行方向に対して内股になったり外股になったりしている、その角度のことです。

通常は、ちょっとだけ内股気味に調整されています。

このトー角が、縁石やキャッツアイなどに当たったりこすったりすることで、狂うのです。

そして、タイヤとハンドルは、タイヤ⇒⇒タイロッド⇒⇒ラックピニオン⇒⇒ハンドルというように連結していますから、タイヤの変化がハンドルの位置に影響を与えるのです。

また、ここで重要な点は、タイヤが縁石などに当たった際の、その当たり方です。実は、衝突や接触の強度というのは、これはあまり関係ないです。当たり方、つまり、角度が問題です。

タイヤが縁石などと接触した場合、それほど強く当たった場合でなくても、車軸にグググッと圧力がかかるようなヘンな接触の仕方をすると、それだけでトー角が狂うことがよくあります。

逆に、たとえば大きな段差があってそれを乗り越えるような場合、衝突の強度はものすごく強かったとしても、タイヤと段差が直交する(直角に交わる)ような当たり方であれば、まず足回りが狂うことはありません。

衝撃の強度ではなく、角度です。

斜めに、食い込むような当たり方がまずいのです。

タイロッドの調整でハンドルのセンター出しが可能

縁石やキャッツアイなどとの接触でハンドルのセンターがずれた場合、タイロッドの調整をすることでハンドルのセンターのずれを直せます。

タイロッドの調整そのものは、自動車整備に慣れた方ならDIYでも可能ですが、ただし、タイロッド調整をした場合は、最終確認としてアライメントテスターにかける必要があり、この設備を持っている個人はまずいないと思います。

したがって、ここはディーラーや整備工場でプロのメカニックに調整を依頼したほうが安心・安全だと思います。

ハンドルのセンター出しを、アライメントテスターのあるディーラーや整備工場に依頼した場合、工賃は5,000円~8,000円くらいになると思います。

自動車保険の車両保険が使えるけれど・・・

自動車保険の特約に車両保険があって、この車両保険には一般条件とエコノミーの2種類あります。

縁石にタイヤをぶつけたことが原因でタイロッド調整をした場合、もしも一般条件に加入していれば、この費用は車両保険の対象になります。

ただし、上記のように、タイロッド調整費用は5,000円~8,000円程度です。

車両保険を使うと、翌年度の等級は3等級ダウンし、保険料も上がります。

自腹で支払うことと保険を使うことを天秤にかけた場合、このケースは明らかに自腹の方がいいケースでしょう。

走行不能の場合はロードサービスが使えます(無料で)

自動車保険に関連した話です。

縁石などにタイヤをぶつけ、ハンドルのセンターがものすごくずれ、足回りにも激しい変化があるために、車を走らせるのが危険だという場合、無理してその車を走らせるべきではありません。

こういうケースでは、自動車保険のロードサービスを活用してください。

自動車保険のロードサービスはどの保険会社でも自動付帯です。三井住友海上でもアクサダイレクトでもJA共済でも、もれなく必ずついています。

呼べば、現場にレッカー車で駆けつけ、最寄りの修理工場等にレッカー搬送してくれます。

そして、こうした一連のサービスは原則無料です。一部保険会社では150キロ以上のレッカー移動の場合に追加料金が発生することがありますが、こうしたケース以外は無料です。

また、ロードサービスを利用しても翌年度の等級に影響を与えません。ノーカウント事故として扱われます。保険料も上がりません。

困ったら積極的に利用すべきです。JAFの会員ならJAFでもいいですが。

下記の記事も参考になさってください。

    ご覧いただきありがとうございました。