旧車などで最初からエアバッグの設定がない車はエアバッグがなくても車検は通ります。
しかし新車ではエアバッグが付いているけれど、ステアリング(ハンドル)交換でエアバッグが付いていない社外品に付け替えた場合、車検は不合格になるのでしょうか?
エアバッグに車検基準はないが・・・
車検の保安基準にはエアバッグの項目はありませんので、エアバッグが付いているいないは問題になりません。
したがって、もともとエアバッグが付いていない旧車はもちろん、新車ではエアバッグが付いていてハンドル(ステアリング)交換でエアバッグも取り外したケースであっても、車検は通ります。
ただし、警告灯には明確な車検基準があるので、ここで問題が発生するかもしれません。
警告灯が灯きっぱなし・・・は不合格
新車ではエアバッグが設定されている車の場合、メーターパネルに並ぶ各種警告灯の中に必ずエアバッグの警告灯があります。
ハンドル(ステアリング)交換でエアバッグもいっしょに取り外した際に、警告灯の調整も一緒にやらずにいると、エアバッグの警告灯が常時点灯し続けることになってしまいます。
これだと、車検は通りません。
したがって、エアバッグを取り外した場合は警告灯がそもそも点灯しないように配線やヒューズ等を調整する必要があります。
自分でできなければプロに依頼すべきです。
まとめ
結論ですが、車検ではエアバッグの有無は検査項目にありません。しかし、警告灯は検査するので、エアバッグが取り外された場合は警告灯が点灯しないように処置しておかねばなりません。
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