【2分記事】ステアリングギアボックスの構造|ハンドルの力をギア比で補助

ステアリングギアボックス・構造

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構造

自動車の操舵は、まずステアリングホイール(ハンドル)を切ります。すると、その力がステアリングコラム⇒ステアリングシャフト⇒ステアリングギアボックスの順に伝わっていきます。

ステアリングギアボックスでは、ハンドルの切れ角をギアの働きで増幅し、その力をナックルアームに伝えることでタイヤが向きを変えます。

つまり、テコの原理をテコではなくギア比の組み合わせにより実現している装置、それがステアリングギアボックスです。

昔の車はタイヤの幅も狭かったので、ステアリングギアボックスによる力の増幅だけでなんとかハンドルが切れたのですが、その後、車のタイヤ幅は広くなる一方で、また車の重量自体も様々な装備品により重くなっていき、ステアリングギアボックスによる力の増幅だけでは不足してきました。

そこで、現在の市販車のほとんどにはパワーステアリングがついています。パワーステアリングは、ステアリングギアボックスの働きをさらに油圧あるいは電動モータでアシストしています。

ステアリングギアボックスは、大別すると2つの方式があって、それは「ラック&ピニオン式」と「ボール&ナット式」です。

このうち「ラック&ピニオン式」は構造もシンプルであり、低コストであることから、広く使われる方式になっています。

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