軽自動車のハンドルが重い:バッテリーの劣化が原因?
今公道を走っている軽自動車のほとんどにパワーステアリング機構が付いています。人力のみでハンドルを動かすのではなく、操舵力をアシストしてくれる機能がついているので軽い力でハンドル操作ができます。
軽自動車に限りませんが、以前のパワーステアリングは油圧式が主流でした。
今は電動式が主流です。
バッテリー電源によりモーターを回転させ、そのパワーの助けを借りてハンドル操作ができるので、とても軽いタッチで運転できます。
あまりに軽すぎてタイヤと路面との接触する感触が消えてしまうことへの不満も聞かれますが、その問題はここでは問いません。
このページのテーマは、軽自動車のハンドル操作がなぜかいつもより重くなる現象についてです。
電動式パワーステアリングを採用している軽自動車のハンドルが突然重くなるのはなぜでしょう?
軽自動車のハンドルが突然重くなる原因
電動式パワーステアリングが突然重くなる原因に関してはいくつか要因があります。
- 電気モーターが故障
- 制御ROMに不具合発生
- バッテリーの劣化
上記①と②はわかりやすい原因だと思います。経年劣化すれば必然的に発生することです。
意外なのは③でしょう。
実は、電動式パワーステアリング機構はけっこう電力消費量が多く、バッテリーの電圧が低下していると本来の働きをしないケースが発生するのです。
①や②なら完全にハンドルのアシスト力は発生せず、とんでもなくハンドルが重くなったりするのですが、バッテリー劣化の場合は、その劣化の具合によってアシストしているようなしていないような中途半端な症状が出ることがあります。
いずれにしても、電動式パワーステアリングを採用している軽自動車のハンドルがいつもより重くなったら、上記3つの原因を疑う必要があります。
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ご覧いただきありがとうございました。