スタッドレスタイヤの音がうるさいのは仕方ないですか?
ノーマルタイヤ(夏タイヤ)との比較で言うなら、スタッドレスタイヤの音はうるさいです。ロードノイズですね。慣れるまではかなり気になるレベルの異音がするのが普通です。
- ザーザー
- サーサー
- シャーシャー
- ビシャビシャ
- ビチャビチャ
- ゴーゴー
などなど、人によって擬音語は異なるでしょうが様々な音がします。
これはスタッドレスタイヤのパターンノイズと言っていい音です。
スタッドレスタイヤのトレッド面はノーマルタイヤに比べてゴムの素材自体が柔らかく作られています。柔らかいだけでなく形状も独特で、はっきりブロックが浮き出ていて、それぞれのブロックに細かな切れ込みが入っています。
これらは言うまでもなく雪道や凍結路でグリップ力を発揮するための工夫です。
しかし、乾燥している通常のアスファルトを走行すると、柔らかいゴムが路面に張り付き、それがはがれることの連続なので、ノーマルタイヤよりノイズの量が大きく、音の質も全く別のものになります。
余談になりますが、スタッドレスタイヤには大いなる誤解を多くの人がしているようです。スタッドレスタイヤの独特なブロックパターンを見て、ノーマルタイヤより制動距離が短く、雨の日などもノーマルタイヤより滑りにくいと思っている人が多いようです。
でも、これはまったくの間違いです。
まず、普通のアスファルト上でのある実験データでは、スタッドレスタイヤのフルブレーキ時の制動距離はノーマルタイヤの約30%増しになります。
雨でぬれた路面だともっと悪くなります。スタッドレスタイヤのフルブレーキ時の制動距離はノーマルタイヤの約45%増しです。
スタッドレスタイヤはあくまでも雪道や凍結路に強いタイヤであって、通常のアスファルト路面ではノーマルタイヤの方があらゆる面で性能が上です。ロードノイズも含めて。
スタッドレスタイヤで走行する際はこうしたことを踏まえて安全運転を心がけてください。
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