【1分解説】摩耗したスタッドレスタイヤを夏や秋に乗りつぶすのはアリ?

スタッドレスタイヤ・乗りつぶす

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摩耗したスタッドレスタイヤを夏や秋に乗りつぶすのはアリ?

スタッドレスタイヤの新品時の溝の深さは約10ミリです。

だいたい20,000キロ~30,000キロくらい走行すると山がすり減ってきて溝の深さは5ミリくらいになります。

すると、プラットホームと呼ばれる使用限界サインが露出してきます。※スリップサインではない

このプラットホームが露出すると、もうそのタイヤは冬用タイヤとしては使用できません。雪道や凍結路で本来の性能を発揮できないので冬に使用するのは危険になります。

しかし、夏用タイヤとしてはまだまだ使えます。

普通なら冬の終わりにスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに履き替えるところですが、プラットホームが露出したスタッドレスタイヤをそのまま履き続け、春、夏、秋と乗りつぶすことができます。

なお、そうやって使用しているうちに当然山はさらにすり減っていきます。やがてスリップサインが露出するようになります。スリップサインは溝の深さ約1.6ミリです。※ノーマルタイヤのスリップサインと全く同じ

このスリップサインが出てきたら、もう夏用タイヤとしても使用不可になります。ここで「使用不可」というのは、危険なのでもう使用できないという意味と、車検の保安基準で不合格になるので使用できないという意味の、両方の意味で「使用不可」です。

いうまでもなく、プラットホームが露出して冬用タイヤとしての役目を終えてからは、山が半分になっているのですから、走行には十分注意する必要があります。

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