スタッドレスタイヤの寿命|5年目・6年目・7年目はOK?
まず一般論から。
夏タイヤの寿命は、
- 格安タイヤ(アジアンタイヤなど):3年~5年
- 一流メーカーのタイヤ(ブリヂストン・ヨコハマ・ミシュランなど):5年前後
というのが一般的です。
これに対して、冬用タイヤであるスタッドレスタイヤの寿命はやや短めと言われています。
その理由は、スタッドレスタイヤの場合、山が低くなると(溝が浅くなると)性能の劣化が激しいからです。
夏タイヤでもトレッド部分(路面と接触する部分)が低くなれば性能は劣化しますが、雪をがっちりつかむことが要求されるスタッドレスの場合、山が低くなるのは性能面で致命的になります。
そういう意味で、一流メーカーのスタッドレスタイヤでも5年を経過したらそろそろ交換時期を見計らう頃合いだと思います。
夏タイヤの交換時期(寿命)はスリップサインが露出した時とみなせばいいと思いますが、スタッドレスタイヤではスリップサインが出てくるより前に交換時期が来ることが多いと思います。
どのメーカーのタイヤであっても、タイヤの側面に4桁の数字が記載されています。たとえば「1020」と刻んであった場合、前の「10」は週を表し、後ろの「20」は西暦を表します。したがって、「1020」は2020年の第10週(3月の第2週あたり)が製造年ということになります。
保管状態のいい未使用タイヤの場合は?
タイヤは使用・未使用に関係なく、年数が経過すると劣化していきます。
しかし、保管状態がいいタイヤの場合は、たとえば5年以上経過しているタイヤであっても、まだ少しは使用できる場合があります。
太陽光線が当たらない日陰の冷暗所に保管していたタイヤで、艶出し剤などの薬品も使用していないスタッドレスタイヤであれば、たとえ5年以上経過している場合であっても、あと少しは使えると思います。と言うか、私なら使います。
5年目、6年目、7年目くらいのスタッドレスタイヤでも、できるだけ高速道路を走らない、一般道でもおとなしく走る、ということを心がければもう少し使用できるのではないでしょうか。
もっとも、私の居住地は山梨県の南にあって、雪深いところではありません。たまに雪が積もることもありますが、すぐに溶けてしまうような気候です。
ですから、北陸や東北、北海道などに居住されている方の場合、スタッドレスタイヤは日常的になくてはならない必需品であるはずで、そういうケースでは5年目、6年目、7年目のスタッドレスはたとえ山がたっぷり残っていたとしても、やはり使うべきではないかもしれません。
潔く、新品のスタッドレスを購入したほうが安心・安全であり、後で後悔しなくていいと思います。
ズバット車買取比較 |
下記の記事も参考になさってください。
⇒⇒スタッドレスタイヤの寿命|10年目・10年落ちは使える? ⇒⇒スタッドレスタイヤの空気圧|寿命・年数|スタッドレスは走行距離何キロ?10年は無理? ⇒⇒車検|タイヤ溝の基準・測り方|外側内側が片減りはNG?トラック・スタッドレスは? ⇒⇒タイヤのひび割れ・亀裂|原因・防止・補修・交換|車検基準|高速でバーストが怖い |
ご覧いただきありがとうございました。