【3分解説】車検基準|タイヤの溝が片減りしている場合の判定

車検・タイヤ・溝・片減り

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2023年1月26日
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車検基準|タイヤの溝が片減りしている場合の判定

まず、車検におけるタイヤの保安基準を確認しておきましょう。

  1. 接地部に1.6mm以上の溝があること
  2. 亀裂やコード層の露出等、著しい破損が無いこと

①はスリップサインが露出していない状態のことです。タイヤを横から見ると、外周の数箇所に△マークが付いています。このマークがある箇所のトレッド面(道路と密着する面)を見ると、溝のところに盛り上がりがあります。これがスリップサインです。1.6mmの盛り上がりです。新品タイヤの溝は約8mmあるので、1.6mmは相当すり減っている状態です。タイヤには複数個所のスリップサインがありますが、1ヵ所でも露出していれば車検は不合格です。

②ですが、タイヤに亀裂や内部のコード層がむき出しになっている個所があれば、これは車検NGです。ただし、亀裂に関しては程度問題です。検査員によって判定結果が分かれるところです。

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さて、タイヤの車検基準は上記のようなものですが、ではこのページのテーマである「片減り」に関してはどうなのでしょう?

結論を言いますと、これも検査員の主観により判定が分かれるところです。

そもそもタイヤは均等に減るケースは少なくて、多かれ少なかれほぼすべてのタイヤが片減りや段減りなどの偏摩耗の状態になります。

あとは、その偏摩耗の程度です。

重量級のミニバンなどでよくあるのが、タイヤのショルダー部分(端っこの部分)が極端に減ってしまう症状です。

同じ片減りでも、なだらかな片減りではなく局所的な片減りです。

ショルダー部は極端に片減りしているけれど、その他は問題なく、もちろんスリップサインは全箇所がOKの場合。

こうしたケースでは、多くの場合車検は通ると思います。しかし、検査員によっては不合格とするか、不合格としないまでも、タイヤローテーションをするように、などというアドバイスがあるかもしれません。

スタッドレス・トラック・バイクも同様

片減りの場合も含めたタイヤの車検基準に関しては、上記の基準がスタッドレスやトラック・バイクのタイヤにも適用されます。

タイヤ不良は2点減点

車検基準を満たさないタイヤで公道を走り警察に検挙された場合、違反点数2点となり、罰金は軽自動車・普通車などで9,000円、大型トラックなどで12,000円となります。

下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒車検|タイヤ溝の基準・測り方|外側内側が片減りはNG?トラック・スタッドレスは?

⇒⇒タイヤのひび割れ・亀裂|原因・防止・補修・交換|車検基準|高速でバーストが怖い

⇒⇒タイヤサイズの車検基準|インチアップ・インチダウンで外径変更・前後違い

⇒⇒タイヤは偏摩耗で異音が|ローテンション後目立ちます!

⇒⇒タイヤ交換後に異音|ウォンウォンなどの音の原因は?

⇒⇒タイヤの異音|ウォンウォン鳴るのはどこが原因?

⇒⇒タイヤの段減り音|段減りの直し方は?

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