【3分解説】タイヤのピンチカットとは|放置した場合の危険度は?

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タイヤのピンチカットとは|放置した場合の危険度は?

タイヤのピンチカットとは、タイヤのゴム内部に埋め込まれているカーカスコードが切れ、その切れた部分だけがコブのように盛り上がる症状のことです。

車やバイクのタイヤはゴム100%ではなく、強度と形状を維持するために鉄や繊維素材を糸状に加工したものを埋め込んでいます。これをカーカスコードと呼びます。カーカスコードは一般的にはワイヤーと呼ばれることもあります。

カーカスコードはタイヤ全面に埋め込まれています。トレッド部分にもサイドウォールにも埋め込まれています。ちなみに、トレッド部分はさらに強度を増すためにスチールベルトなどがカーカスコードの上に埋め込まれています。

ピンチカットは、比較的強度の低いサイドウォールに発生します。サイドウォールに埋め込まれているカーカスコードが切れると、その部分の強度と形状が崩れ、傷で皮膚が化膿するようにプクンと盛り上がります。コブができたようになります。

ピンチカットの程度があまりにひどい場合は、音や振動でドライバーが気づくのですが、軽度の場合は気づかないまま車を走らせ続けるケースが起きてしまいます。

これは危険です。

ピンチカットしたタイヤはいつバーストしても不思議ではない状態にあります。とりわけ高速道路を100キロ超のスピードで走る場合、その時のタイヤの内圧は一般道を走行する時とは比べ物にならないくらい上がっています。

風船が破裂するように、まさにいつバーストしても不思議ではない状態にあります。

よく自慢話のようにピンチカットしたタイヤで何十キロ何百キロ走ったという話をする人がいますが、それはたまたま運が良かっただけです。あるいは一般道しか走行しなかったからでしょう。

甘く見ないほうがいいと思います。

クルマ好きの人は誰に言われなくても日頃から実践していることですが、車の外観を何気なく眺めまわす習慣はとても大事だと思います。

ボディーのキズとかタイヤの空気圧とかをざっと眺める際に、もしもピンチカットがあれば気づくはずです。

そしてピンチカットを発見したら、放置しないですぐに対策をとってください。

対策と言っても方法は一つしかありません。新品タイヤに交換することです。それだけです。ピンチカットしたタイヤはパンクのように修理することはできません。

ピンチカットを放置してもしもタイヤがバーストした場合、ゴムやカーカスコードの小片が道路上に飛び散り、まさに大惨事です。

ピンチカットの原因

タイヤのピンチカットは以下のような原因で発生します。

  1. タイヤを路側のブロックにこすりつけた
  2. (トラックなど)いつも過積載で走行している
  3. タイヤの空気圧が低すぎる
  4. タイヤの不良

上記の内、④のタイヤの不良が最近増えていると車屋さんのブログなどに報告があります。製造に問題があるというケースです。やはり信頼できるタイヤメーカーの製品が安心だと思います。

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下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。

⇒⇒タイヤが変形してコブが|パンク修理やピンチカット

⇒⇒タイヤから糸|タイヤのワイヤーが見えるのはアウト?

⇒⇒タイヤのワイヤーは外側にも内側にも埋め込まれている

⇒⇒タイヤの内減りを放置するとワイヤーが露出する?

⇒⇒タイヤのワイヤーが切れるとはどういうこと?原因は?

⇒⇒タイヤがパンクで交換|1本だけ交換はアリ?4WDは?

⇒⇒タイヤのパンク保証は必要?いらない?|メリット・デメリット

⇒⇒タイヤのパンク|イタズラ対策|被害防止の4つの方法

⇒⇒タイヤのパンクで保険のロードサービスを呼ぶ|等級は?

⇒⇒東京海上日動のロードサービス(ロードアシスト)とJAFの違い

ご覧いただきありがとうございました。