ジムニーの車中泊ベッドを自作する完全ガイド|寸法・材料・作り方・車検の注意点まで徹底解説

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ジムニーで車中泊をしたいけれど、車内が狭くてどうやってベッドを作ればいいのかわからない。

そんな悩みを持つ方は非常に多くいます。

市販のベッドキットは5万円から15万円ほどかかることもあり、決して安い買い物ではありません。

一方で、自作であれば数千円から1万円程度で、自分のジムニーにぴったり合ったベッドを作ることができます。

この記事では、JB64ジムニーJB74ジムニーシエラの車内寸法から、実際に多くのオーナーが実践している自作パターン、必要な材料と工具、費用の目安、そして見落としがちな車検・法律面の注意点まで、車中泊ベッドの自作に必要な情報を1つの記事に網羅しました。

これからジムニーで車中泊ベッドを自作しようと考えている方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

目次

1. なぜジムニーの車中泊ベッドは「自作」が選ばれるのか

ジムニーは軽自動車規格のコンパクトなボディを持つ車です。

もともとオフロード走破性を重視して設計された車のため、車内空間は決して広いとはいえません。

それでも近年はキャンプ・アウトドアブームの影響もあり、ジムニーで車中泊を楽しむオーナーが急増しています。

そこで課題になるのが、後部座席を倒しただけではできる段差や、寝心地を左右するフラット化の方法です。

1-1. 市販ベッドキットと自作、費用差は歴然

ジムニー専用の市販ベッドキットは、品質や機能によって5万円から15万円ほどの価格帯で販売されています。

一方、自作であればコンパネ(合板)クッション材合皮レザーなどをホームセンターやインターネット通販で揃えることで、6,000円前後から製作できるという実例も報告されています。

年に数回しか車中泊をしないという方にとって、高価な既製品を購入するのはハードルが高く、その分DIYへの関心が高まっています。

比較項目市販ベッドキット自作ベッド
費用の目安50,000円〜150,000円6,000円〜15,000円程度
寸法の自由度汎用設計で固定自分の車体に合わせて調整可能
製作の手間ほぼ不要(組み立てのみ)採寸・カット・組み立てが必要
収納性分割式が多く収納しやすい設計次第でどちらも可能

1-2. 自作にもデメリットはある

もちろん自作には欠点もあります。

採寸のミスや木材の選定を誤ると、板が湿気で反り返る座面部分が割れるといったトラブルが実際に報告されています。

また、見た目の仕上がりは既製品に比べてどうしても劣りやすく、初めての木工作業では時間もかかります。

それでも、車種にぴったり合わせられる自由度の高さと、圧倒的なコストの安さから、多くのジムニーオーナーが自作にチャレンジしています。

この章のまとめ
市販キット5万〜15万円、手軽だが高額
自作ベッド6,000円前後から製作可能
メリット車体にぴったり合わせられる
デメリット反り・割れ・仕上がりの粗さに注意
引用元
JB64ジムニー車中泊研究所「JB64ジムニーでなるべく安く車中泊したいなら自作ベッドもアリ」(2021年9月13日)
4×4エスポワール「狭くて小さいジムニーで車中泊をする方法(基本編)」(2024年6月11日)
ジムニーフリーク!「ジムニー(JB64/74)でも快適な車中泊ができる!初心者でも完璧にできるフルフラット方法とおすすめのベッドキット5選」(2025年8月30日)

2. ジムニーの車内寸法を正確に把握する

ベッドを自作する前に、最も重要な作業が車内寸法の正確な採寸です。

寸法を間違えると、板が入らない、シフトレバーに干渉する、といった失敗につながります。

2-1. JB64・JB74の室内寸法

現行型ジムニー(JB64)とジムニーシエラ(JB74)の室内寸法は、ボディサイズが異なるにもかかわらずほぼ共通です。

室内長は1,795mm室内幅は1,300mm室内高は1,200mmとされています。

後部座席を倒すと、後部座席のヘッドレストからリアゲートまでの余剰スペースが加わり、実質的な就寝スペースはおよそ190cm前後になるという報告があります。

この寸法差は、市販アクセサリーの多くがJB64とJB74で共用できる理由にもなっています。

寸法項目数値
室内長1,795mm
室内幅1,300mm
室内高1,200mm
就寝スペース目安(後部座席〜リアゲート含む)約190cm

2-2. 見落としがちな「天井高85cm」の壁

フルフラット化した状態での天井までの高さは、マットなしでおよそ85cmしかないという指摘があります。

成人男性の座高は平均90cm前後とされているため、マットの厚みを加えるとさらに頭上スペースは狭くなります

車内での調理や着替えを想定している場合、この天井高の低さは事前に把握しておくべき重要なポイントです。

2-3. シート幅とシフトレバーへの干渉に注意

フロントシートのシート幅は45cm、フロントドアからシフトレバーまでの距離は58cmとされています。

室内幅130cmを単純に半分にした65cm幅の板を使うと、シフトレバーに干渉して収まりきらないケースがあるため注意が必要です。

実際にイレクターパイプでベッドを自作したオーナーの記録でも、カップホルダーに脚が干渉して幅を1cm縮めたという現物合わせの例が報告されています。

年式やAT・MTの違い、シート形状の個体差によっても数値は微妙に変わるため、必ず自分の車両で実測してから板を裁断することが失敗を防ぐ最大のコツです。

2-4. グレードによる違いにも要注意

JB64のXGグレードは、後部座席を倒した裏側に樹脂カバーが付いていないため、そのまま車中泊を続けると座席の背もたれが傷みやすいとされています。

ベッドキットの中にもXGグレードには非対応の製品があるため、自作の際は座席背面の保護も含めて設計しておくと安心です。

この章のまとめ
室内長1,795mm
室内幅1,300mm
天井高フラット時約85cmと低い
シフトレバー干渉65cm幅の板は要注意
XGグレード背面樹脂カバーなし、保護対策が必要
引用元
CARPRIME「新型ジムニー(JB64型)のボディサイズ(全長・車幅・全高)を徹底解説」
JB64ジムニー車中泊研究所「JB64ジムニーでなるべく安く車中泊したいなら自作ベッドもアリ」(2021年9月13日)
4×4エスポワール「ジムニーJB64/74で車中泊ができるようになるベッドキットの選び方ガイド」(2026年2月26日)
ひのきダディのジムニーライフ「JB64ジムニーに3/4フルフラットのベッドをDIYしてみました」(2022年2月4日)
車中泊ステーション「イレクターパイプを使ってベッドを自作」(2021年1月17日)

3. 自作に必要な材料・工具・費用の目安

実際にジムニーオーナーたちが自作ベッドの製作で使用している材料には、いくつかの定番パターンがあります。

3-1. 天板(てんばん)に使われる主な材料

最も多く使われているのがコンパネ(合板)です。

厚さ9mm前後のコンパネをホームセンターで購入し、必要なサイズにカットして使うケースが多く見られます。

そのほか、桐材や、市販のすのこをそのまま活用する簡易的な方法もあります。

すのこを使う場合、85cm×46.5cmのサイズを2枚並べると、身長170cm程度までの人であれば足を伸ばして寝られるという報告があります。

3-2. クッション材と表面材

天板の上に敷くクッション材には、厚さ8mm程度のアルミマットや、ウレタンフォームチップウレタンなどが使われます。

表面の仕上げには、合皮(ごうひ)レザーシートや、切り売りのカーペット、安価なテーブルクロスなどが選ばれています。

特に合皮レザーは、汚れに強く見た目もきれいに仕上がるため、既製品に近い完成度を求める方に人気です。

3-3. 骨組みに使われる素材

強度を重視する場合には、イレクターパイプを使って骨組みを組む方法があります。

JBジムニーの車体にはM6のサービスホールが備わっており、専用のマルチホルダーを使ってパイプを固定することで、ある程度の強度を確保できるという実例があります。

3-4. 固定・接着に必要な工具

表面材を固定する際には、タッカー(ガンタッカー)が定番の工具です。

ホームセンターで安価に購入でき、木材に打ち込むだけでレザーやカーペットを簡単に固定できます。

板同士をつなぐ場合は蝶番(ちょうつがい)を使うと、折りたたみ式にして収納性を高めることも可能です。

材料・工具用途費用目安
コンパネ(合板)9mm厚天板2,000円〜3,000円
アルミマット・ウレタンクッション材1,000円〜2,000円
合皮レザーシート表面仕上げ2,000円〜3,000円
タッカー(ガンタッカー)固定工具500円〜1,500円
すのこ(85cm×46.5cm)簡易天板の代用1,000円/枚程度
この章のまとめ
天板コンパネ、桐材、すのこが定番
クッション材アルミマット、ウレタン系
表面材合皮レザー、カーペットが人気
骨組みイレクターパイプで強度確保
総費用6,000円前後から製作可能
引用元
みんカラ ひのきダディ「3/4フルフラット車中泊ベッドを自作してみた」整備手帳(2021年11月5日)
みんカラ DIY master「車中泊用 自作 ベッドキット」整備手帳(2020年6月13日)
まだ見ぬ景色を求めて「ジムニーの車中泊用ベッド完成」
車中泊ステーション「イレクターパイプを使ってベッドを自作」(2021年1月17日)

4. 定番の自作パターン別・作り方の手順

ジムニーオーナーの実例を見ると、自作ベッドには大きく分けて3つの定番パターンがあります。

4-1. パターンA:コンパネ+クッション材+合皮レザー方式

最も多く実践されているのが、コンパネを土台にして仕上げていく方式です。

実際のオーナーの製作記録では、以下のような手順が報告されています。

工程内容
1.採寸・カット1800mm×900mm×9mmのコンパネを、車内に合わせて1250mm×500mmにカット
2.両面テープ貼付カットした板の全面に両面テープを貼る
3.クッション材貼付1800mm×600mm×8mmのアルミマットを両面テープで固定
4.表面材固定1370mm×1000mm×0.7mmの合皮シートをタッカーで留める
5.仕上げカット不要な部分をカットして完成

この方式は2枚の板を蝶番でつなぐことで、使わないときに折りたためるという利点もあります。

ただし、板をつなぎ合わせただけのシンプルな構造の場合、その上にキャンプ用マットを重ねたほうが快適性は高まるとされています。

4-2. パターンB:すのこ活用の簡易方式

とにかく低コストかつ短時間で作りたい場合は、市販のすのこをそのまま利用する方法もあります。

すのこの上に切り売りのカーペットをタッカーで固定するだけで、簡易ベッドが完成します。

この方式は木材のカット作業がほとんど不要なため、工具に不慣れな方でも取り組みやすいというメリットがあります。

4-3. パターンC:イレクターパイプ骨組み方式

強度と収納性を両立させたい場合は、イレクターパイプで骨組みを組んでから天板を載せる方式が選ばれています。

後部座席を外して背もたれを畳んだ高さを基準に骨組みの高さを決め、頭上のスペースを確保する工夫がされている実例もあります。

この方式は必要な座席部分だけ(たとえば助手席のみ)に骨組みを組むことで、荷物スペースを最小限しか犠牲にしない設計も可能です。

パターン難易度強度収納性
A:コンパネ+レザー方式蝶番式なら高い
B:すのこ活用方式低〜中そのまま積載可能
C:イレクターパイプ方式分解収納しやすい
この章のまとめ
パターンAコンパネ+マット+合皮、最も一般的
パターンBすのこ活用、初心者向け
パターンCイレクターパイプ、強度重視
共通の注意点現物合わせでの微調整が必須
引用元
みんカラ ひのきダディ「3/4フルフラット車中泊ベッドを自作してみた」整備手帳(2021年11月5日)
まだ見ぬ景色を求めて「ジムニーの車中泊用ベッド完成」
車中泊ステーション「イレクターパイプを使ってベッドを自作」(2021年1月17日)
みんカラ DIY master「車中泊用 自作 ベッドキット」整備手帳(2020年6月13日)

5. 段差解消と土台づくりの工夫

ジムニーで車中泊ベッドを自作する際、多くのオーナーが直面するのが段差の解消という課題です。

5-1. 後部座席と荷室の間にできる段差

後部座席の背もたれを倒すと、座面の高さと荷室(ラゲッジスペース)の床面にわずかな段差が生まれる車両があります。

この段差をそのままにしておくと、寝ている間に体が傾いたり、腰に違和感を覚えたりする原因になります。

5-2. 収納ボックスを活用した段差解消

特によく使われているのが、アイリスオーヤマのRVボックス770Fなどの収納ボックスです。

荷室のくぼみにぴったり収まるサイズのボックスを置き、その上にマットや天板を敷くことで段差を解消しながら、ボックス内部を収納スペースとしても活用できます。

実例では、ボックスの蓋の耐荷重が約30kgとされており、車中泊で頭や足を乗せる程度であれば問題ないと報告されています。

5-3. ヘッドレストや発泡スチロールを使う工夫

ベッドの土台として座席のヘッドレストを活用する方法や、発泡スチロールブロックを土台にする方法も実践されています。

ただし、ヘッドレストを土台にする場合は安定性が低くなりやすく、余った木材で専用の土台を作り直したという報告もあります。

板を渡すだけの簡易的な方法から、しっかりと土台を組む方法まで、求める快適性と手間のバランスで選ぶとよいでしょう。

段差解消の方法特徴
収納ボックス(RVボックス等)段差解消と収納を両立
ヘッドレスト活用手軽だが安定性に課題
発泡スチロールブロック軽量だが耐久性は低め
専用木製土台の自作安定性は高いが製作の手間が増える
この章のまとめ
段差の原因座面と荷室床面の高さの違い
収納ボックス活用RVボックス770Fが定番
耐荷重目安ボックスの蓋で約30kg
簡易的な土台ヘッドレストやスチロールも活用可
引用元
Sotopia「ジムニー車中泊のコツ!フルフラット化で広々とした寝室に」(2024年2月26日)
ジムニーであちこち「ジムニー 車中泊のためのベッド作り」(2018年4月25日)
まだ見ぬ景色を求めて「ジムニーの車中泊用ベッド完成」

6. 寝心地と季節対策—マット選びと断熱(だんねつ)の工夫

6-1. 「体圧分散(たいあつぶんさん)」を意識したマット選び

自作ベッドの寝心地を大きく左右するのが、天板の上に敷くマットの厚みと素材です。

人体の重さはおよそ44%がお尻部分に集中するとされており、この部分が適度に沈み込むことで寝心地が向上するという報告があります。

硬いコンパネをそのまま使うよりも、ある程度の厚みと弾力を持つウレタンマットやインフレーターマットを重ねることで、体圧分散の効果が得られやすくなります。

6-2. 木材選びで失敗しないために

木材の種類によっては、湿気で反り返りが激しくなるという失敗例が報告されています。

また、体重がかかる座面部分が割れてしまったという実例もあり、天板に使う木材の厚みと種類は慎重に選ぶ必要があります。

湿気がこもりやすい車内という環境を踏まえると、耐水性のあるコンパネや、通気性を確保できる構造を意識することが長持ちのポイントです。

6-3. 冬場の車中泊で必要な断熱・防寒対策

ジムニーは車体が小さい分、外気温の影響を受けやすい車です。

冬場の車中泊では、対応温度の低いシュラフ(寝袋)や、電気毛布・電熱ベストなどの防寒アイテムを併用する工夫が実践されています。

マットの厚みは、快適性を重視するなら厚いほうがよいものの、収納性とのバランスも考慮して選ぶ必要があります。

また、車内を暗くし外からの視線を遮るサンシェードを併用すると、防寒だけでなくプライバシー確保にも役立ちます。

季節対策の目安
春〜秋快適温度10℃前後のシュラフが目安
低温対応シュラフ+電気毛布・電熱ベスト併用
通年サンシェードで車内の暗さとプライバシーを確保
この章のまとめ
体圧分散お尻部分に約44%の圧が集中
木材選び湿気による反り・割れに注意
冬場対策低温対応シュラフと防寒具の併用が必須
サンシェード防寒とプライバシーの両方に有効
引用元
みんカラ DIY master「車中泊用 自作 ベッドキット」整備手帳(2020年6月13日)
4×4エスポワール「狭くて小さいジムニーで車中泊をする方法(基本編)」(2024年6月11日)
JB64ジムニー車中泊研究所「JB64ジムニーで快適に車中泊をするための睡眠グッズを紹介」(2021年9月17日)

7. 車検・法律面で必ず知っておきたい注意点

車中泊ベッドの自作は、単に木材を加工すればよいというものではありません。

道路運送車両の保安基準(ほあんきじゅん)という法律上のルールを踏まえておかないと、車検に通らなくなるおそれがあります。

7-1. 座席・シートベルトと乗車定員(じょうしゃていいん)の関係

車検証には乗車定員という項目があり、その人数分の座席とシートベルトが備わっている必要があります。

後部座席を完全に取り外してフルフラット化する場合、その状態のままでは車検に通らない可能性が高いとされています。

もしフルフラット化のために座席を取り外すのであれば、構造変更申請(こうぞうへんこうしんせい)という手続きを行い、乗車定員の変更が認められる必要があります。

この手続きが認められるのは、主に4ナンバーの貨物車(バン)であり、5ナンバーの乗用車では後部座席の取り外し自体が認められにくいとされています。

ジムニーの場合、座席を完全に取り外すのではなく、倒した状態の上に天板を載せる方式であれば、この問題を回避しやすくなります。

7-2. 内装材料の難燃性(なんねんせい)基準

保安基準の中には、車内の座席やシートベルト、内装に使う素材について燃えにくい材料を使用しなければならないという規定があります。

国が定める技術基準によると、厚さ3mm以上の木製の板天然皮革などは、難燃性の材料として使用できるとされています。

自作ベッドの天板や表面材を選ぶ際は、この基準を意識して素材を選ぶと安心です。

7-3. 車両重量の増加にも注意

設備として車内に固定するベッドキットは、車検証に記載された重量から50kg以内の誤差であれば問題ないとされています。

木材や金属パイプを大量に使用する大掛かりな自作をする場合は、重量が基準を超えないかも事前に確認しておくとよいでしょう。

不明な点がある場合は、自己判断せずに運輸支局や自動車整備業者に相談することが推奨されています。

注意項目内容
座席の取り外し原則不可、行う場合は構造変更申請が必要
内装材の難燃性木製の板は厚さ3mm以上が目安
車両重量車検証記載重量から50kg以内が目安
不明点の相談先運輸支局・自動車整備業者
この章のまとめ
座席取り外し構造変更申請なしでは車検不可のおそれ
難燃性基準木製の板は厚さ3mm以上が安心
重量の目安50kg以内の誤差なら問題なし
おすすめの方式座席を倒すだけの方式なら安全
引用元
くるまのニュース「自作で『車中泊仕様車作りたい!』DIY次第で『車検に通らない』ことも?注意すべき3つの項目とは」(2022年12月18日)
グー運営(車買取・車査定のグー)「車をDIYしても車検に通るの?改造する際の注意点について紹介」

8. 実例から学ぶ、よくある失敗と対策

実際にジムニーで自作ベッドを製作したオーナーたちの記録には、共通する失敗パターンがいくつも見られます。

8-1. 木材選びの失敗

試作段階で桐材(きりざい)を使ったところ、湿気で反り返りが激しくなったという報告があります。

同じ製作者の記録では、体重がかかる座面部分が割れてしまったというトラブルも起きています。

木材の種類によって耐久性は大きく変わるため、車内という湿気がこもりやすい環境を前提に、耐水性のある合板を選ぶことが重要です。

8-2. サイズの見誤り

「室内幅130cmだから単純に半分」と考えて板をカットすると、シフトレバーやカップホルダーに干渉して収まらないという失敗が繰り返し報告されています。

イレクターパイプでベッドを組んだオーナーも、現物合わせを何度も行いながら1cm単位で調整したと記録しています。

板を裁断する前には、必ず実際の車内で仮置きして確認する工程を挟むことが失敗防止の鍵です。

8-3. 表面の仕上げ不足による不快感

コンパネをそのまま使うと、表面のささくれが気になるという声もあります。

安価なテーブルクロスや合皮レザーで表面を覆うことで、汚れにも強くお手入れがしやすい仕上がりになるとされています。

見た目や肌触りにこだわりたい場合は、この仕上げ工程を省略しないことをおすすめします。

失敗例対策
木材の反り・割れ耐水性のある合板を選ぶ
サイズの見誤り・干渉裁断前に必ず現物合わせをする
表面のささくれレザーやカーペットで仕上げる
この章のまとめ
木材の反り湿気に弱い木材は避ける
座面の割れ厚みと耐久性を重視して選定
干渉トラブル現物合わせで数cm単位の調整が必須
仕上げの重要性レザーやカーペットで快適性向上
引用元
みんカラ DIY master「車中泊用 自作 ベッドキット」整備手帳(2020年6月13日)
車中泊ステーション「イレクターパイプを使ってベッドを自作」(2021年1月17日)
JB64ジムニー車中泊研究所「JB64ジムニーでなるべく安く車中泊したいなら自作ベッドもアリ」(2021年9月13日)

まとめ:自分のジムニーに合ったベッドを、正確な採寸から作り上げよう

ジムニーの車中泊ベッド自作は、正確な車内寸法の把握から始まります。

室内長1,795mm、室内幅1,300mm、天井高85cmという数値を頭に入れたうえで、コンパネ方式・すのこ方式・イレクターパイプ方式のいずれかを、自分のDIYスキルと求める快適性に合わせて選ぶとよいでしょう。

段差解消には収納ボックスの活用が効果的で、寝心地には体圧分散を意識したマット選びが欠かせません。

そして忘れてはならないのが車検・法律面のルールです。

座席を取り外す場合は構造変更申請が必要になること、内装材には難燃性の基準があることを踏まえたうえで、安全で快適な自作ベッド作りに取り組んでください。