目次
【記事丸わかり】
スズキ・GSX-8Sは性能とデザインで多くのライダーから注目を集めており、都市部での使用や週末のツーリングに最適です。その一方で、高速性能や部品の質感に関するいくつかの改善点も指摘されています。 ⇒⇒【やりすぎ!】SUZUKIの完全新型『GSX-8S』が良い意味でブッ壊れ超性能過ぎる!【速すぎ】 |
GSX-8S大解剖:インプレ・足つき・最高速・ツーリング:メリット・デメリットを検証!
スズキ・GSX-8S:SUZUKI
バイクという乗り物は、スリルや自由を求める全ての人々に向けて訴求力を持っています。GSX-8Sはその中でも注目を集める一台と言えるでしょう。この記事では、GSX-8Sの真価を徹底的に調査し、インプレッション、足つき性、最高速度からツーリングまで、多角的な視点からその魅力を探ります。
肯定的な面ばかりでなく、否定的なレビューもしっかりと取り上げ、実際にどんな人にこのバイクが最適なのか、どんな場面でその性能を最大限に引き出せるのかを明らかにしていきます。さらに、GSX-8Sのライバル車や他のSuzuki車との比較も行い、一台のバイクを選ぶ際の参考情報を提供します。是非とも、あなたのバイク選びにこの記事が役立てばと思います。
どんなバイク?
スズキ・GSX-8Sは、775ccのミドルクラスロードスポーツです。新設計の直列2気筒エンジンを搭載し、軽快なハンドリングと優れた加速性能を実現しています。
エンジンは、最高出力80ps、最大トルク76Nmを発揮します。WMTCモード値は23.4km/Lで、燃料タンクは14Lなので、計算上は満タンで約328km走ります。
スペック
GSX-8Sのスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | 情報 |
---|---|
車名 | GSX-8S |
型式 | 8BL-EM1AA |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
全長 / 全幅 / 全高 | 2,115mm / 775mm / 1,105mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 810mm |
エンジン種類 | FRA1・水冷・4サイクル・2気筒 |
総排気量 | 775cm³ |
最高出力 | 59kW〈80PS〉 / 8,500rpm |
最大トルク | 76N・m〈7.7kgf・m〉 / 6,800rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
乗車定員 | 2名 |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
車両重量 | 202kg |
燃料消費率(km/L) |
|
最小回転半径 | 2.9m |
価格
スズキ・GSX-8Sの価格です。※2023年10月時点
1,067,000円(税込) |
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「GSX-8S大解剖:インプレ・足つき・最高速・ツーリング:メリット・デメリットを検証!」です。
検証するには材料が必要です。
まず、GSX-8Sに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- ハンドルやステップに微振動が出る回転域があり、高速巡航時に手の痺れが不快。
- スズキのディーラーが少なく、出先での故障対応がほぼ無理。
- 各部を凝視すると、そこそこチープに感じる。
- スイングアームの表面シボと黒塗装が安っぽい。
- ホイールの青色の発色が物足りない。
- フロントサスペンションのダンピングが強すぎて、コーナー進入で伸縮感がない。
- カットラインの配光が不足しており、夜間の峠などで危険。
- 液晶ディスプレイを固定しているワッシャとボルトが錆びる可能性あり。
- Cモードでのスロットル反応が遅く、腕と手のひらが疲れる。
- 回転数と音量と振動が連動しておらず、無意識に速度が上がる。
- キャンプ用シートバッグの取り付けが難しい。
- 純正ミラーのデザインがダサいと感じる。
- クイックシフターは加減速でギクシャクしやすい。
- アフターパーツが出ていない。
- 価格が高い。
- リアフェンダーが長過ぎて気になる
- フェンダーレス化が難しそう
- エンジンが遠くに浮いているような印象、鼓動感がない
- 低速での1→2のギアチェンジで気を使う
- グラブバーがないので取り回しにオプションが必要
- 積載性に期待できない
- クラッチが軽くない
- 感性に訴えかけるような特別な味付けがない
- ライダーがやれることが極力少なくされている感じ
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
このGSX-8Sのレビューから言えることは、バイクが多くの設計や性能に関する課題を抱えているようです。以下のような点が特に指摘されています。
- 振動と快適性: ハンドルとステップに微振動が生じ、高速巡航時に手が痺れるという問題があります。
- 品質と耐久性: 各部がチープに見えると評価され、特にスイングアームやボルト、ワッシャの質が問題視されています。
- 見た目とデザイン: ホイールの色、純正ミラー、リアフェンダーなど、デザイン面で不満が多いようです。
- 運転性能: フロントサスペンションのダンピングが強すぎる、スロットル反応が遅い、クイックシフターが不安定など、運転時のパフォーマンスにも改善の余地があるとされています。
- 安全性: カットラインの配光が不足しているため、夜間運転が危険であると指摘されています。
- 取扱いとオプション: GSX-8Sはグラブバーがなく、純正パーツも少ないため、取り回しやカスタマイズが困難とされています。
- コスト: 高価でありながら、上述のような多くの問題点が存在すると評されています。
- 感性: このバイクは感性に訴える特別な要素が少ないと感じられているようです。
- ディーラー: スズキのディーラーが少ないため、出先での故障対応が困難です。
このようにいくつかの改善点が指摘されています。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、GSX-8Sに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- ハイギヤでも加速力があり、快適。
- コーナリングも車体がついてきて楽しい。
- 積載性を気にしないショートツーリングで非常に楽しい。
- 新エンジンのバランサーにより車体全体の振動は少ない。
- パワーモードによるエンジンのレスポンス変化が良い。
- Cモードは高速道路で燃料消費が抑制され、効率が良い。
- スズキイージースタートシステムとローRPMアシストが使いやすい。
- シートの材質が滑りにくく、足つきが良い。
- シート後部は広くホールド力が高い。
- リアサスペンションは印象に残らないが、悪くはない。
- 2気筒なのに振動が異様に少ない。
- 見た目のデザインが美しい。
- ホンダの新型ホーネット発売を待てなかったが、GSX-8Sで満足。
- ハンドリングが400cc並みに軽快。
- パワーモードのAモードで楽しい走行ができる。
- アクセルを開けると大型バイクらしい安定感がある。
- 8Sの下取り価格が驚愕のほどよく、即決できた。
- 走行性能が高く、どんな乗り方にも対応できる。
- 燃費が良い。
- メンテナンスが容易。
- エンジン性能が高く、多くのモードが用意されている。
- 07の足りない部分が改善されている。
- 新型katanaより軽くて振り回しやすい。
- デザインが非常にカッコいい
- Bモードで乗りやすい
- 全体的に軽快なエンジン性能
- 速度を上げても安定して走れる
- クイックシフターの動作が良い
- 長時間でも乗り心地が良い
- 取り回しが軽くて良い
- 電子制御が充実していて価格も高くないと感じる
- メーターの視認性と操作性が素晴らしい
- カウルの分解が比較的簡単でカスタムしやすい
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
GSX-8Sのレビューから見て取れるポイントは以下の通りです。
性能とハンドリング
- 加速力とコーナリングに優れている。車体がしっかりついてくるため、楽しい運転ができる。
- ハンドリングは400cc並みに軽快で、取り回しが良い。
- パワーモード(Aモード、Bモード、Cモード)が多機能で、燃費からパワーまで幅広くカバーしている。
車体とエンジン
- 新エンジンのバランサーがよく効いていて、2気筒でありながら振動は少ない。
- エンジンは全体的に軽快で、多くのモードが用意されている。
乗り心地と積載性
- シートの材質や足つきに優れ、長時間でも乗り心地が良い。
- ショートツーリングで非常に楽しいが、積載性は重視されていない。
経済性とメンテナンス
- 燃費が良く、高速道路での燃料消費が抑制される。
- メンテナンスが容易で、価格も高くないと感じられる。
その他
- 視覚的なデザインが美しい。
- メーターの視認性と操作性、クイックシフターの動作も良い。
- カウルの分解が比較的簡単で、カスタムが容易。
総まとめとして、GSX-8Sは加速力、ハンドリング、エンジン性能が高く、乗り心地も良いという評価が一定数見られます。また、燃費とメンテナンスの容易性も評価されている点が特筆されます。デザインやメーターの操作性にも優れており、多機能な運転モードが全体の性能を高めています。
「足つき」「最高速」「ツーリング」を重点的に分析
この記事のテーマは「GSX-8S大解剖:インプレ・足つき・最高速・ツーリング:メリット・デメリットを検証!」というものです。
テーマの重点項目である「足つき」「最高速」「ツーリング」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
足つき | ※足つきに関する言及はわずかです。実際にまたがって確認するのが最良の方法だと思います。 |
最高速 |
※具体的な数値で最高速に言及しているレビューはありませんでした。ただ、大排気量による安定的で余裕ある高速走行ができるバイクだと認識されているようです。 |
ツーリング |
※動力性能という点では、ツーリングに不安を持つレビュアーは皆無です。問題があるとしたら、積載性です。オプションパーツなどで工夫する必要があると思います。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
GSX-8Sが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。
バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。
※2023年10月14日時点
上記平均評価点の分析結果
GSX-8Sのレビュー評価を見ると、みんカラと価格コムでは非常に高い評価を受けていることがわかります。4.50点(5点満点)という数字は、ユーザーからの高い支持を反映しています。
みんカラはカーオーナー・バイクオーナーが中心のコミュニティであり、バイクや車の実用性や趣味性に重点を置いている場合が多いです。価格コムも一般消費者が多く、価格と性能のバランスに敏感です。これらのサイトでの高評価は、GSX-8Sが総合的に優れたバイクであると認識されていることを示しています。
一方で、ウェビックでは3.91点とやや評価が低めです。ウェビックはバイク専門のオンラインショップであり、レビュアーはバイクに対する専門的な知識や高い要求を持つことが一般的です。この評価からは、専門家や熟練者から見れば改善点や不満点もあると考えられます。
総合的に考えると、GSX-8Sは一般的なバイク愛好者や普段使いを考慮するユーザーからは非常に高い評価を受けていますが、専門的な視点や高度な要求を持つユーザーからはやや評価が分かれる可能性があると言えます。
ライバル車とその特徴
GSX-8Sのライバル車とその特徴をまとめました。できるだけ価格の近いモデルを選んでいます。
車名 | 特徴 |
---|---|
ホンダ・CB650R |
⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② |
ホンダ・CBR650R |
⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② |
ヤマハ・YZF-R7 |
⇒⇒レビュー記事 |
カワサキ・ニンジャ650 | 649cc。1,045,000円。 ミドルレンジのフルカウルスポーツツアラー。 ⇒⇒レビュー記事 |
どんな人におすすめ?
GSX-8Sがおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
---|---|
スポーツ愛好者 | 高い動力性能と操作性が求められる場面で性能を発揮します。 |
経験豊富なライダー | 高度な技術が必要な場面でも安定したパフォーマンスを提供します。 |
長距離ツーリングが好きな人 | 快適な乗り心地と良好な燃費性能が長距離の旅に適しています。 |
デザイン重視の人 | 洗練されたデザインと高品質な素材感が魅力です。 |
GSX-8Sに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
GSX-S750 |
⇒⇒レビュー記事 |
Vストローム650XT |
|
GSX-S1000GT |
⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
「GSX-8S大解剖:インプレ・足つき・最高速・ツーリング:メリット・デメリットを検証!」のテーマで解説してきました。
この記事を通して、GSX-8Sの多面的な特性と性能について深く探ってきました。否定的な意見から肯定的な意見まで、幅広く取り上げることで、バイク選びの一助となる情報を提供できたと自負しています。
性能とハンドリング、車体とエンジン、乗り心地と積載性、経済性とメンテナンスに至るまで、多くの側面からGSX-8Sを検証しました。特に足つき性、最高速度、ツーリングという点を重点的に分析し、これからGSX-8Sを手にするか検討している方々に対する有用な指針を提供できたと信じています。
さらに、ライバル車との比較や他のSuzuki車種にも言及し、より広い選択肢を考慮する材料としています。どんな人にこのバイクがおすすめなのかという点も明らかにしました。ご覧いただきありがとうございました。