【海外の評価】スズキ・カタナ(Suzuki KATANA):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!

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【海外の評価】スズキ・カタナ(Suzuki KATANA):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!

Suzuki KATANA : Wikipedia

スズキ・カタナ。その名前だけでバイク好きの心を騒がせるモデルがここにあります。かつて1980年代に誕生し、独特なデザインと高性能で多くのファンを魅了したカタナは、近年復活を遂げました。

この記事では、カタナの歴史から最新モデルの詳細、そして海外メディアによる試乗レビューまでを総括します。カタナの真価と魅力を再確認しましょう。

来歴

スズキ・カタナの超ショートヒストリーです。

誕生

スズキ・カタナは、1980年9月、西ドイツ(現・ドイツ連邦共和国)で開催されたケルンモーターショーにカウル付きプロトタイプGSX1100S KATANAとして、カウルレスのGS650Gと同時発表されました

日本刀をモチーフとした先鋭的フォルムと基本性能の高さを両立させたデザインが反響を呼び、

ケルンの衝撃

と呼ばれました

カタナは、その後再生産を繰り返し、2000年に製造中止されました。

復活

2019年5月30日、ストリートファイター新生カタナが復活しました。GSX-S1000のメカニズムをベースに、個性的なスタイルと現代的な高性能を兼ね備えています。

新生カタナは2022年に初のモデルチェンジを果たしました。電子制御を獲得し、更なる進化を遂げましたが、スタイリングの変化はありませんでした。

新生カタナは、ロングツーリングやワインディングなど、さまざまなシーンで安定した走行性能を発揮するバイクです。スポーツタイプのデザインですが、走行性能はスポーツタイプほど尖った個性はないというのが定評です。

主要装備と特徴

スズキ・カタナの主要装備と特徴をまとめました。

装備カテゴリ詳細
エンジン
  • 低回転域で力強いトルクと高回転域でのパワフルなエンジン特性
  • スズキ独自のSCEM(Suzuki Composite Electrochemical Material)メッキシリンダー採用でフリクションロスの低減と高い放熱性、耐摩耗性、気密性を確保
  • スズキクラッチアシストシステム(SCAS)の採用によりライダーの負担軽減
マフラー
  • 短くコンパクトなデザイン
  • サイレンサー本体の色をブラックアウトして引き締まった外観を強調
ハンドリング
  • 自由度の高いアップライトなポジションとの組み合わせにより高い基本性能と扱いやすさを両立
電子制御システム (SIRS)
  • スズキインテリジェントライドシステム1を新たに搭載
  • 3つの走行モードからエンジン制御マップの切り替えが可能なスズキドライブモードセレクター(SDMS)
  • 5段階+OFFモードからトラクションコントロールの介入レベルが選択可能なスズキトラクションコントロールシステム(STCS)
  • 双方向クイックシフトシステム
  • ローRPMアシスト
  • スズキイージースタートシステム
ブレーキ
  • フロントブレーキにブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパー採用
  • 外径310mmフローティングマウントダブルディスクとともに優れたブレーキ性能を実現
  • 軽量コンパクトなABS2ユニット採用
サスペンションとタイヤ
  • 前後サスペンション専用設計で優れたグリップとハンドリングを発揮するタイヤ採用
ディスプレイ
  • 軽量コンパクトなフル液晶ディスプレイ多機能インストルメントパネル採用で高いユーザビリティを提供
  • 液晶ディスプレイにアンバーのバックライト採用で昼夜を問わず良好な視認性を実現

スペック

スズキ・カタナのスペック(主要諸元)を以下にまとめました。

項目詳細
車名スズキ・カタナ
型式8BL-EK1AA
フレーム形式ダイヤモンド
全長×全幅×全高2,130mm × 820mm × 1,100mm
最低地上高140mm
シート高825mm
エンジン種類水冷・4サイクル・直列4気筒
総排気量998cm³
最高出力110kW〈150PS〉/ 11,000 rpm
最大トルク105N・m〈10.7kgf・m〉/ 9,250rpm
燃料タンク容量12L
乗車定員2名
トランスミッション形式常時噛合式6段リターン
車両重量215kg
燃料消費率(km/L)
  • 21.2km/L(60km/h) 2名乗車時
  • 17.0km/L WMTCモード値 1名乗車時
最小回転半径3.4m

このスペック表から、スズキ・カタナは高性能なバイクであることが分かります。998cm³のエンジンは強力なパフォーマンスを発揮し、最高出力150PSを提供します。

ダイナミックな性能は車両重量215kgという数字からも窺い知ることができます。ダイヤモンドフレーム形式を採用しており、最低地上高が140mm、シート高が825mmというバランスの良い寸法を持っています。最小回転半径が3.4mというのは、取り回しが良いことを示しています。

燃料消費率については、2名乗車時に21.2km/L、1名乗車時に17.0km/Lとなっており、燃費効率が良いことが分かります。

全体として、このバイクはスピードとパフォーマンスを求めるライダーに適していると言えます。また、2名までの乗車が可能なため、様々なシーンで便利に使えることが分かります。

カラー・価格

車体色

  • ミスティックシルバーメタリック(BCX)
  • マットステラブルーメタリック(YUA)

価格

1,606,000円(税込)※2023年9月時点

Sagar Sheldekar Official様のレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。

スズキ・カタナのレビューを以下にまとめました。

項目内容
デザイン2022年モデルのスズキ・カタナは、過去と現在を組み合わせたタイムレスなデザインを持っている。オリジナルのカタナの特徴的なボクシーなスタイリングを維持しつつ、未来を見据えた新しいデザイン言語が取り入れられている。
エンジン長いストロークのインライン4 K5エンジンを搭載。特に吸気音が魅力的。
ライディングモード3つのライディングモードが導入され、特にモードBではスロットルの感度が半分になり、より管理しやすくなっている。
サスペンションKYBのサスペンションを使用し、ソフトな設定で快適な乗り心地を提供。
タイヤDunlop Road Sport 2タイヤを使用。スポーツツーリングタイヤのため、最高のグリップやフィードバックは期待できない。
ライダーの三角形アップライトで快適で広々としている。シートもよくパッドが入っており、825mmのシート高は取り回しやすい。
ライド品質ソフトなサスペンションセットアップにより、道路の凹凸をスムーズに吸収。
エンジンの熱管理エンジンは過熱しづらく、都市部での運転中も快適。
タンク容量12リットルのタンク容量は小さく、燃料節約時にも170km程度の走行距離しか期待できない。

まとめ: 2022年モデルのスズキ・カタナは、過去のデザインを尊重しつつ、現代の技術と組み合わせた結果、タイムレスなデザインと高い性能を持つバイクとして登場しています。

特に、K5の吸気音や3つのライディングモード、KYBのサスペンションなど、多くの点で高い評価を受けています。

一方で、タンク容量の小ささやタイヤの選択など、改善の余地もいくつか見受けられます。しかし、全体的なパフォーマンスとデザインは、多くのバイク愛好者にとって魅力的であることは間違いありません。

Motorcyclist Magazine様のレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。

スズキ・カタナのレビューを以下にまとめました。

項目詳細
デザイン1980年代のオリジナルカタナのデザインを現代風にアップデート。非常に独特なシルエットで、トロン映画のリメイクや未来的な映画に登場するようなバイクに見える。
乗り心地非常に滑らかで、サスペンションがバイクの動きをうまくコントロールしている。
ハンドルの感触新しいスロットルコントロールシステムが導入され、スロットルを開けたときのエンジンの反応が滑らか。リアタイヤにスムーズに力を伝え、乗り心地を向上させている。
ハンドリング左右への方向転換がスムーズで、バイクを望む位置に容易に移動できる。シャーシは安定しており、ブレーキ時のピッチコントロールが良い。
タイヤ朝の冷たい気温でもタイヤが素早く温まり、ハンドリングを補完する。

ライバル車とその特徴

スズキ・カタナのライバル車とその特徴をまとめました。

車名特徴
ヤマハ XSR900
  • ヤマハのXSR900は、2016年4月に発売されたネオレトロスポーツモデルです。2022年モデルは、排気量を845ccから888ccに拡大し、完全新設計のフレームに搭載してフルモデルチェンジされました。
  • レトロモダンなデザインと走行性能が高く評価されています。3気筒エンジンが特徴で、扱いやすいという定評です。

⇒⇒レビュー記事

カワサキ Z900RS
  • カワサキ Z900RS は、2017年12月に発売された人気モデルです。948ccの水冷DOHC4バルブ並列4気筒エンジンを搭載しており、パワフルでスポーティな走りが楽しめます。また、自然なライディングポジションから扱いやすさにも定評があります。
  • クラシックなデザインとモダンなテクノロジーが融合したバイク。力強い加速と素晴らしいハンドリングが特徴。デビュー以来5年連続販売台数第1位です(401cc~のクラス)。

⇒⇒レビュー記事

ホンダ CB1000R
  • ホンダ CB1000R は、軽量でコンパクトな車体に高性能な水冷・4ストローク・DOHC直列4気筒998ccエンジンを搭載した大型ロードスポーツモデルです。2018年4月から日本でも販売されています。
  • ネオスポーツカフェスタイルが目を引く。ハイパワーエンジンと軽量ボディで、アグレッシブな走行が可能。

⇒⇒レビュー記事

ドゥカティ モンスター[937]
  • ドゥカティ モンスター 937 は、937ccのL型2気筒デスモドロミック・テスタストレッタ11°エンジンを搭載したバイクです。最高出力は111ps、最大トルクは9.5kgmで、乾燥重量は166kgです。
  • イタリア製バイク特有の流麗なデザイン。走行性能とハンドリングに優れており、心地良い乗り心地を提供。イタリア製ネイキッドスポーツバイクです。

⇒⇒レビュー記事

ヤマハXSR900やカワサキZ900RSは、レトロなデザインとモダンなテクノロジーの融合が特徴となっていて、カタナと共通する点が多いですね。

また、ホンダCB1000Rやドゥカティモンスターは、高い走行性能と独自のデザインで他のバイクと差別化を図っています。どの車も独自の魅力を持ち、異なるタイプのバイク愛好者にアプローチしていると言えます。

どんな人におすすめ?

スズキ・カタナがおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物理由
レトロデザイン愛好者スズキ・カタナは往年のデザインを現代風にアレンジした外観が特徴であり、レトロ感を重視する人にぴったりです。
パフォーマンス重視のライダー強力なエンジンと高い走行性能を持つカタナは、スピーディーな走りを求めるライダーに向いています。
スズキブランドのファンカタナはスズキのアイコン的な存在であり、ブランドのファンはこのバイクに興味を持ちやすいでしょう。
技術革新に興味のあるライダー最新の技術を取り入れたカタナは、新しい技術への興味が深いライダーに適しています。

レトロデザイン愛好者は、カタナの現代風にアレンジされたデザインを高く評価するでしょう。パフォーマンス重視のライダーにとっては、強力なエンジンと高い走行性能が魅力となるでしょう。スズキブランドのファンや技術革新に興味のあるライダーにも、カタナの独自の魅力が十分に伝わるはずです。カタナはさまざまなタイプのバイク愛好者におすすめできるモデルと言えます。

スズキ・カタナに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種があるとしたら、それは何?

思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種をまとめました。

車名魅力的な特徴
スズキ GSX-S1000モダンでアグレッシブなデザインに加え、高いパフォーマンスと取り回しやすさが特徴です。

⇒⇒レビュー記事

スズキ SV650Xカフェレーサー風のスタイリッシュなデザインと、ミドルクラスでありながら高性能なエンジンを搭載しています。

⇒⇒レビュー記事

スズキ V-Strom 1000アドベンチャーツアラーとして知られるこのバイクは、長距離のツーリングでも快適な乗り心地を提供します。

GSX-S1000はモダンでアグレッシブなデザインと高いパフォーマンスでバイクファンを引きつけることができます。V650Xはカフェレーサー風のデザインが特徴的で、中型バイクでありながら高性能なエンジンが搭載されています。

また、長距離ツーリングを好むライダーにはV-Strom 1000がおすすめで、快適な乗り心地を提供します。

これらの車種は、スズキ・カタナとは異なるタイプのバイク愛好者や、異なる用途でバイクを使用する人々にも魅力的に映るでしょう。

まとめ

スズキ・カタナは歴史と進化を通じて、多くのバイク愛好家から支持を受けてきました。現行モデルでも伝統と革新性を保ち続け、多くの人々を魅了しています。ライバル車との比較から、おすすめのターゲット層まで、カタナの魅力を幅広く紹介しました。

また、スズキのラインアップには他にも魅力的な車種が多くあり、カタナに興味を持った方がディーラーを訪れた際に目移りしてしまう可能性もあります。バイク選びは個人の好みやニーズに大きく依存するため、カタナだけでなく他の車種にも目を向けて、最適な一台を見つけてください。

ご覧いただきありがとうございました。

スズキ・新型カタナ大解剖レビュー・インプレ:ダサい・売れてない・後悔・ビッグタンク・生産終了を検証!

2023年10月20日
Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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