目次
- 1 【海外の評価】ドゥカティ・モンスター[937](Ducati Monster[937]):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
- 2 どんなバイク?
- 3 海外レビュー①:★ DUCATI MONSTER 937 REVIEW ★
- 4 海外レビュー②:2021 Ducati Monster 937 Review – Beyond the Ride
- 5 ライバル車とその特徴
- 6 どんな人におすすめ?
- 7 ドゥカティ・モンスター[937]に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないドゥカティの他の車種があるとしたら、それは何?
- 8 【Q&A】:記事内容のおさらい
- 8.0.1 Q1: ドゥカティモンスター937の特徴は何ですか?
- 8.0.2 Q2: 日本仕様の特別な点は何ですか?
- 8.0.3 Q3: モンスター937のライバル車にはどのようなものがありますか?
- 8.0.4 Q4: モンスター937はどんな人におすすめですか?
- 8.0.5 Q5: モンスター937のエンジン性能は?
- 8.0.6 Q6: モンスターSPとは何ですか?
- 8.0.7 Q7: モンスター937の安全装備には何が含まれますか?
- 8.0.8 Q8: モンスター937の公式名称は?
- 8.0.9 Q9: モンスター937の価格は?
- 8.0.10 Q10: モンスター937のレビューでは何が評価されていますか?
- 9 まとめ
【記事丸わかり】
⇒⇒ドゥカティ モンスター 試乗レビュー! |
【海外の評価】ドゥカティ・モンスター[937](Ducati Monster[937]):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
Ducati Monster[937]:Ducati
ドゥカティ・モンスターは世界的に名高いイタリアンバイクとして、その美しさとパフォーマンスで多くのライダーを魅了しています。
ところで、このバイクの評価は一体どうなのでしょう?
本記事では、最新モデル「ドゥカティ・モンスター937」を徹底解説し、海外メディアの試乗レビューや口コミを交えて、ライバル車との比較、このバイクをおすすめする人物像、さらに注目すべきドゥカティの他車種まで欲張りに網羅しています。
どんなバイク?
ドゥカティ・モンスターシリーズは、1993年に登場して以来、多くのバリエーションで発展してきました。
直近のフルモデルチェンジである2021年の新型「モンスター937」は、その歴史に新たなページを加えています。
特に注目すべきは、従来のトレリスフレームからアルミ製のフロントフレームに変更された点です。
ネイキッドモデル
モンスターは、スポーツクラシック・シリーズが登場するまでは、近年のドゥカティでは唯一のネイキッドバイクでした。
もちろん、依然として現在のドゥカティのネイキッドタイプの主流車種として君臨しています。
正式名称と通称
現行モンスターの正式名称は単に「モンスター(Monster)」です。しかし、数多くの過去のモデルと区別する意味で、モンスターの後ろに排気量の数値を入れるのが通例です。
2021年にモデルチェンジされた現行モンスターの排気量は937ccなので、当然「モンスター937」と呼ばれるのが通例です。
面白いことに、Ducatiの公式ページには「Monster937」という表記はどこにも見当たらないのですが、サイトのURLを見ると、
https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/monster/monster-937
とあるのです笑。
「だったら、正式名をMonster937にすればいいじゃないか!」
と私は思いますし、読者の皆さんも同じ思いではないでしょうか。
ポルシェ911の暗号のようなモデル名といい、つまらないところに神経を使わされるのは勘弁してほしいですね。文化的損失だと思います。心底そう思います。
エンジンとパフォーマンス
この新型モンスターは、排気量937ccの水冷Vツイン「テスタストレッタ11°」エンジンを搭載しています。このエンジンは、ムルティストラーダ950などと同じ系統で、専用のセッティングが施されています。
軽量化の秘密
従来のモンスター821と比較して、新型は大幅に軽量化されています。乾燥重量は166kgと、旧型の180.5kgよりも軽くなっています。
先進の安全装備
ABSとトラクションコントロールはもちろん、クイックシフターも標準装備されています。より安全かつ快適なライディングが可能です。
日本仕様の特徴
日本仕様では、ローシートとローサスペンションキットが標準装備されています。シート高はオリジナルの820mmから775mmに調整されています。
スペック
ドゥカティ・モンスター[937]のスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | 情報 |
---|---|
車名・型式 | ドゥカティ Monster [937] |
フレーム形式 | ツインスパー |
全長×全幅×全高 | — |
最低地上高 | — |
シート高 | 775mm |
エンジン種類 | テスタストレッタ 11° V型2気筒 4バルブ デスモドロミック 水冷 |
総排気量 | 937cc |
最高出力 | 111ps 9250rpm |
最大トルク | 93kgfm 6500rpm |
燃料タンク容量 | 14.0リットル |
乗車定員 | 2人 |
トランスミッション形式 | — |
車両重量 | 166kg(乾燥重量), 188kg(装備重量) |
燃料消費率(km/L) | — |
最小回転半径 | — |
このドゥカティ・モンスター[937]は、高出力と軽量性を兼ね備えたバイクです。乗車定員は2人となっています。
3つのモデルと価格
ドゥカティ・モンスターの現行モデル(2023年モデル)には3つのタイプがあります。
モデル名 | 主な特徴 | 車両重量 | エンジン | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
モンスター | 937cc水冷4バルブV型2気筒エンジン採用 | 188kg | 937cc・水冷4バルブV型2気筒 | 151万4000円〜153万4000円 |
モンスター+ | フロントカウルやタンデムシートカバーなどを装備 | 188kg | 937cc・水冷4バルブV型2気筒 | 156万4000円〜158万4000円 |
モンスターSP | 車体軽量化、オーリンズ製フロントサスペンション、ブレンボ製Stylemaキャリパーなど | 186kg | 937cc・水冷4バルブV型2気筒 | 187万円 |
モンスターSPの特徴
モンスターの3つのモデルのうち、2023年4月28日に日本デビューしたモンスターSPについて、特徴をまとめました。
- 野生の獣をイメージさせるアグレッシブなスタイルと伝統的な937cc・Lツイン(90度V型2気筒)エンジンを搭載。
- リチウムイオンバッテリーを採用して車体を約2kg軽量化し、軽快なスポーツライディングを強調。
- オーリンズ製フロントサスペンションなどを採用し、足まわりを強化。
- 最新の電子制御システムを搭載し、スポーツからツーリングまでの3つのライディング・モードを提供。
- ブレンボ製Stylemaキャリパーとアルミニウム製フランジを備えた320mmダブルディスクブレーキを装備し、制動力と軽量性を向上。
- MotoGPマシン「デスモセディチGP22」にオマージュした特別なボディカラーリングを採用。
- コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール、ドゥカティ・ウィリー・コントロール+などの高度な電子制御システムを装備。
- ローンチ・コントロールにより鋭い加速をサポートし、高次元の走りを実現。
- 専用のパッセンジャーシートカバーと一体感を強調した赤いシートデザインで、プレミアムな外観を持つ。
海外レビュー①:★ DUCATI MONSTER 937 REVIEW ★
Mark Pulling様のレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。ドゥカティ・モンスター[937]のレビューを以下にまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | 快適な座席、長時間の乗車にも適している。 |
走行感覚 | 軽量で、ダイナミックかつ楽しい。 |
ハンドルの感触 | スムーズで、制御が容易。 |
サウンド | 低回転域では静かだが、回転数が上がると響きが増す。 |
クイックシフター | 滑らかで効率的。 |
ブレーキ | 強力なBremboブレーキ。 |
スロットルレスポンス | スムーズで、中速域でのトルクが豊富。 |
一般的な感想 | 高品質な作りで、多用途に使用できる。 |
このレビューによれば、ドゥカティ・モンスター[937]は非常に高品質で多機能なバイクです。乗り心地と走行感覚が高く評価されており、長距離でも快適に走行できるとのことです。強力なBremboブレーキと効率的なクイックシフターも評価されています。全体的に、日常使用からスポーツ走行まで幅広く対応できるバイクと言えるでしょう。
海外レビュー②:2021 Ducati Monster 937 Review – Beyond the Ride
MotoDeal様のレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。ドゥカティ・モンスター[937]のレビューを以下にまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | シートは柔らかく快適。 |
走行感覚(市街地) | 市街地での走行は容易で、フィルタリングも簡単。 |
走行感覚(高速道路) | 高速道路でも安定しており、風の影響は少ない。 |
ハンドルの感触 | ハンドルは信頼感があり、パワーの出方も急でないため安心感がある。 |
熱について | 市街地での停止時にバイクが熱くなることがある。 |
ダッシュボード | 直射日光下でも読みやすく、必要な情報が一覧できる。 |
バイクの個性 | ドゥカティ特有の神秘性があり、個性豊か。 |
バイクの乗り心地や走行感覚は良好で、特に高速道路での安定性が評価されています。ただし、市街地での停止状態の際に熱くなることが指摘されています。ダッシュボードは使いやすく、バイク自体もドゥカティ特有の神秘性と個性があると評価されています。「神秘性がある」と評されるバイクも珍しいと思います。何かそういう表現を使いたくなる感触なり感覚なりがあるのでしょうね。
ライバル車とその特徴
ドゥカティ・モンスター[937]のライバル車と特徴をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
Kawasaki Z900 | 素早い加速性能としなやかなハンドリング。スタイリッシュなデザイン。 ⇒⇒レビュー記事 |
Yamaha MT-09 | 精悍な外観と快適な乗り心地。スリーシリンダーエンジンが提供する力強いトルク。 ⇒⇒レビュー記事 |
Triumph Street Triple 765 | 高級感のある仕上がりと独特の三つの排気口。乗り手にとって高度な制御性。 ⇒⇒レビュー記事 |
KTM 890 Duke R | アグレッシブなデザインとライトウェイトな構造。スポーツ志向のパフォーマンス。 ⇒⇒レビュー記事 |
BMW F 900 R | プレミアムな品質感と先進のライダーアシストシステム。安定した走行性能。 |
各ライバル車には独自の強みと特色があり、ドゥカティ・モンスター[937]と競り合える要素が多く存在しています。デザインや乗り心地、パフォーマンス面で各車が個別のアピールポイントを持っています。
どんな人におすすめ?
ドゥカティ・モンスター[937]がおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
---|---|
スタイル重視のライダー | 洗練されたデザインとプレミアムな仕上がり。 |
スポーツ走行が好きな人 | 高いパフォーマンスと制御性が魅力。 |
テクノロジー好き | 先進のライダーアシスト機能と電子制御システム。 |
長距離トリップを楽しみたい人 | 信頼性と快適性が高い。 |
ブランド志向の人 | ドゥカティブランドの高級感とステータス。 |
ドゥカティ・モンスター[937]は多様な人物像に適しています。特に、デザインやテクノロジー、ブランド価値に価値を見い出す人に強くおすすめです。
ドゥカティ・モンスター[937]に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないドゥカティの他の車種があるとしたら、それは何?
モンスター[937]に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないDucatiの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
Ducati Scrambler | レトロなスタイリングにモダンなテクノロジーを組み合わせ。 ⇒⇒レビュー記事 |
Ducati Multistrada | 多機能性とオフロード対応。 ⇒⇒レビュー記事 |
Ducati Hypermotard 950 RVE | 軽量なフレームとアグレッシブなスタイリング。 |
ドゥカティ・モンスター[937]に興味を持ってディーラーに訪れた人でも、Ducatiの幅広いラインナップから目移りしてしまう可能性があります。用途や好みに応じて多様な選択肢が存在します。
【Q&A】:記事内容のおさらい
Q1: ドゥカティモンスター937の特徴は何ですか?
A1: ドゥカティモンスター937は、排気量937ccの水冷Vツインエンジンを搭載しています。軽量化が図られ、乾燥重量は166kgです。先進の安全装備も標準であり、ABSやトラクションコントロール、クイックシフターが装備されています。
Q2: 日本仕様の特別な点は何ですか?
A2: 日本仕様では、ローシートとローサスペンションキットが標準装備されています。シート高はオリジナルの820mmから775mmに調整されています。
Q3: モンスター937のライバル車にはどのようなものがありますか?
A3: Kawasaki Z900、Yamaha MT-09、Triumph Street Triple 765、KTM 890 Duke R、BMW F 900 Rなどがライバル車とされています。各車には独自の強みと特色があります。
Q4: モンスター937はどんな人におすすめですか?
A4: スタイルやテクノロジー、ブランド価値に価値を見い出す人、スポーツ走行が好きな人、長距離トリップを楽しみたい人におすすめです。
Q5: モンスター937のエンジン性能は?
A5: 最高出力は111ps、最大トルクは93kgfmで、高いパフォーマンスを発揮します。
Q6: モンスターSPとは何ですか?
A6: モンスターSPは、オーリンズ製フロントサスペンションやブレンボ製Stylemaキャリパーなどを採用し、高次元の走りを実現しています。2023年4月28日に日本デビューしています。
Q7: モンスター937の安全装備には何が含まれますか?
A7: ABS、トラクションコントロール、クイックシフターなどが標準装備されており、安全かつ快適なライディングが可能です。
Q8: モンスター937の公式名称は?
A8: 公式名称は単に「モンスター(Monster)」ですが、排気量の数値(937)を後ろにつけて「モンスター937」と呼ばれるのが通例です。
Q9: モンスター937の価格は?
A9: 税込価格は151万4000円~187万円で、モデルによって異なります。3つのモデルがあります。
Q10: モンスター937のレビューでは何が評価されていますか?
A10: 乗り心地と走行感覚が高く評価されており、長距離でも快適に走行できるとされています。強力なBremboブレーキと効率的なクイックシフターも評価されています。
まとめ
本記事では、イタリアのプレミアムバイクブランド、ドゥカティが生んだ「モンスター937」に焦点を当て、その魅力と特徴を多角的に解説してきました。
海外メディアのレビューや口コミを通じて、そのパフォーマンスとデザインがどれだけ高く評価されているのかを明らかにしました。
特に、937ccのエンジンは高い出力と効率を両立しており、モンスターSPではさらに洗練された性能と装備が魅力となっています。
日本仕様には国内の道路環境とライダーのニーズに合わせた特別な調整が施されています。先進の安全装備も搭載されており、日本独自の規格にもしっかりと対応しています。
3つあるモデルの価格帯やライバル車との比較も行い、どのような人に特におすすめなのかについても考察しました。
モンスター937は、性能とスタイル、安全性を高レベルでバランスさせたバイクとして、多くのライダーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
もしディーラーでこのバイクに興味を持った場合、その他のドゥカティの車種に目移りするかもしれませんが、それだけ多面的な魅力を持つモンスター937は、一度試乗してみる価値がある一台です。
何と言っても、「神秘性」をまとったバイクなのですから。
何かと情報が錯綜しているバイク選びですが、この記事が次に乗るバイクを選ぶ一助となれば、非常に嬉しいです。どうぞ、あなたにとって最適なバイク選びができますように。
ご覧いただきありがとうございました。