スズキ・レッツ大解剖レビュー・インプレ:デメリット・遅い・故障・耐久性・ツーリング・空気圧を検証!

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【記事丸わかり】

  1. モデル概要: スズキ・レッツは49ccの原付1種スクーターで、空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載しており、最高出力は3.7ps、最大トルクは3.4Nmです。
  2. 燃費と経済性: WMTCモード値は52.8km/Lで、燃料タンクは4.8Lです。経済性が高く、都市部での使用に適しています。
  3. デザインと収納: コンパクトながらシート高は695mmと低く設定されており、フロントインナーボックスやシート下スペースが広く、収納力が十分です。
  4. 価格: 新車価格は178,200円(税込)で、価格の手頃さが魅力の一つです。
  5. 否定的評価: レッツは速度制限で最高速度55km/hにリミットされており、加速が鈍い、前カゴ設置によるライトの視認性低下、デザインが古臭いといった意見があります。
  6. 乗り心地: シートが硬く平板な感じで、長距離走行には不向き。サスペンションが弱く、道路の凹凸がダイレクトに伝わることが挙げられています。
  7. 故障と信頼性: エンストトラブルが頻発し、リコールもかかっているが根治が難しいとの報告があります。
  8. メンテナンス: オイル交換情報がマニュアルで不明瞭、コストダウンの痕跡が見えるという意見があります。
  9. ライバル車との比較: ヤマハ・ジョグ、ヤマハ・ビーノ、ホンダ・タクトなどと比較され、特定のニーズには完全に応えられていない可能性が指摘されています。
  10. 使用者におすすめ: 10代の初めてのバイクとして、または女性ライダーや高齢者に取り回しの良さや経済性から推奨されます。

このレビューからスズキ・レッツは価格の手頃さや取り回しの良さで評価を得ていますが、パフォーマンスや乗り心地、故障の頻発など改善が必要な面もあります。特定のニーズを持つユーザーには適した選択肢となるでしょう。

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スズキ・レッツ大解剖レビュー・インプレ:デメリット・遅い・故障・耐久性・ツーリング・空気圧を検証!

スズキ・レッツ:SUZUKI

バイク選びにおいて、多くの要素が重要になることは言うまでもありません。価格、性能、デザイン、信頼性など、検討すべきポイントは山ほど存在します。今回は、人気のスズキ・レッツに焦点を当て、魅力や懸念点を詳細に解説します。

本記事では、スペックから価格、肯定的なレビューから否定的なレビューまで、幅広く検証。特に「遅い」「故障」「耐久性」「ツーリング」「空気圧」といったキーワードにも着目し、その真相を徹底調査します。

さらに、ライバル車との比較や、どのような人におすすめなのかも分析。最後には、スズキの他の魅力的な車種についても触れます。

どんなバイク?

スズキ・レッツは、49ccの原付1種スクーターです。空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載し、最高出力は3.7ps、最大トルクは3.4Nmを発揮します。WMTCモード値は52.8km/Lで、燃料タンクは4.8Lなので、計算上は満タンで約253km走ります。

コンパクトな車体と軽快な走りが特徴で、街乗りや通勤・通学に最適なバイクです。シート高は695mmと低く設定されており、女性や小柄な方でも足つきが良好です。また、フロントインナーボックスやシート下スペースが広く、収納力も十分です。なにより、価格が安いのが魅力です。

スペック

スズキ・レッツのスペック(主要諸元)を以下にまとめました。

項目仕様
車名スズキ・レッツ
型式2BH-CA4AA
フレーム形式アンダーボーン
全長×全幅×全高1,660mm / 615mm / 995mm
最低地上高105mm
シート高695mm
エンジン種類A409・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量49cm³
最高出力2.7kW〔3.7PS〕 / 8,500rpm
最大トルク3.4N・m〔0.35kgf・m〕 / 7,000rpm
燃料タンク容量4.8L
乗車定員1名
トランスミッション形式Vベルト無段変速
車両重量70kg
燃料消費率(km/L)
  • 国土交通省届出値:66.0km/L
  • WMTCモード値:52.8km/L
最小回転半径1.8m

価格

スズキ・レッツの価格です。

178,200円(税込)

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「スズキ・レッツ大解剖レビュー・インプレ:デメリット・遅い・故障・耐久性・ツーリング・空気圧を検証!」です。

検証するには材料が必要です。

まず、スズキ・レッツに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • 55㎞でリミッターがかかる
  • 前車が2stジョグだったので物足りない
  • 前サスペンションがショボイ
  • 前カゴを取り付けるとライトの影になる
  • デザインが「もっさり」
  • オイル交換に関する情報がマニュアルで不明瞭
  • 加速が非常に鈍い
  • エンジンノイズがうるさい

 

  • パワーダウンしている感じがする。
  • スロットルをひねったときのキレがない。
  • 乗り心地が悪く、道路で上下に揺すられる。
  • シートが固く、平板な感じ。
  • コストダウンの跡が見える。
  • ベルト持ちは改善されたものの、スピードメーターワイヤーが2回切れた。
  • スタンド破損があった。

 

  • エンストトラブルが頻発し、リコールもかかった。
  • リコール後もエンストが発生し、根治が難しい。
  • 走り出しが非力。
  • エンブレが強いと感じる。
  • リコール費用がバカにならない。
  • 空冷エンジンでは問題の根本解決が難しい。

  • スタートダッシュは速いが、傾斜路ではスピードが一気に落ちる。
  • 長距離走行時に振動を感じる。
  • サスペンションが弱く、道路の凹凸がダイレクトに伝わる。
  • フロントのサスペンションが特に不安定。
  • センタースタンドを掛ける際、コツが必要。
  • 燃費は渋滞やストップ&ゴーが多い都市部では数値が悪くなる可能性あり。
  • シート下トランクでヘルメット収納時、シールドに傷がつく可能性あり。
  • 車体色のバリエーションが少ない。

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

スズキ・レッツに対するレビュー内容を分析すると、以下のような傾向が見られます。

パフォーマンスと快適性:

  • 加速が鈍く、スロットルのレスポンスも低いと評されている。
  • エンジンノイズがうるさいといった意見がある。
  • 乗り心地に問題があり、路面の凹凸がダイレクトに伝わるといわれている。
  • シートが固く、長距離走行には不向きと評されている。

信頼性とメンテナンス:

  • エンストトラブルが多く、リコールも発生しているが、根治が難しいと指摘されています。
  • オイル交換に関する情報がマニュアルで不明瞭と評されている。
  • コストダウンの痕跡が見えるといった意見がある。

便利性と設計:

  • 前カゴを取り付けると、ライトの影になるというデザインの問題が指摘されています。
  • 車体色のバリエーションが少ないと評されている。
  • 燃費が都市部で悪くなる可能性があると指摘されています。

その他の問題:

  • ベルト持ちは改善されているものの、スピードメーターワイヤーが切れるという品質問題が指摘されています。
  • スタンドが破損するケースがあると報告されています。

以上の点から、スズキ・レッツは信頼性と乗り心地、パフォーマンスに問題があるという評価が一定数見られます。一方で、特定の問題点には改善の兆し(例:ベルト持ち)もあるようです。しかし全体として、購入を検討する際にはこれらのポイントを注意深く評価する必要があるといえるでしょう。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、スズキ・レッツに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • 燃費が良い
  • 超軽い
  • スタンドの位置が良い
  • シートが低く、フロアもそれなりのサイズ
  • エンジン音が静か
  • 初期費用、維持コスパが良い
  • とにかく安くて通勤手段として使える
  • 価格が最も安い(ホンダ、ヤマハ、スズキの中で)
  • 重量が軽いためスタンドを立てる際に力がいらない

 

  • デザインが万人受けする。
  • ヘッドライトが非常に明るい。
  • 走行性能に問題なし。
  • 取り回しは楽で、狭い駐輪場でも便利。
  • 燃費が優秀。
  • 経済的で環境に優しい。
  • 4万キロ以上走ってもメカの耐久性が良い。

 

  • 取り回しが良く、車体が軽い。
  • 価格が安い。
  • 必要最低限の装備が標準で付いている。
  • 盗難リスクが低いと感じる。
  • 日本製でこの価格帯は頑張っている。
  • 燃費が悪くない。
  • 約3年乗ってもトラブルや盗難がない。
  • 10代の初めてのバイクとしても良いと感じる。

 

  • デザインがカッコよく、万人受けする。
  • スタートダッシュが速い。
  • 高い走行性能とコーナリング。
  • シートが快適で長距離でも疲れにくい。
  • 非常に取り回しやすく、軽量。
  • 燃費が良好。
  • 価格が低く、他社と比較してもコスパが良い。
  • 品質が高く、安っぽさがない。
  • 前かごが便利。

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

スズキ・レッツに対するレビューから、以下のようなポイントが強調されています。

経済性・コストパフォーマンス

  • 初期費用や維持費が低く、経済的であると評されています。
  • 燃費が良く、環境にも優しいといった意見があります。

取り回し性・車体性能

  • 車体が軽量で、取り回しやすいと評されています。
  • スタンドの位置が使いやすいといった意見があり、特に狭い駐輪場でも便利であるとされています。

耐久性

  • 長距離走行(4万キロ以上)でも耐久性が高いと評されています。

安全性・信頼性

  • 盗難リスクが低いと感じられており、長期間乗ってもトラブルが少ないといった意見があります。

デザイン・機能

  • デザインが万人受けすると評されています。
  • 必要最低限の装備が標準で付いているといった意見があります。
  • ヘッドライトが明るく、前かごも便利であるとされています。

走行性能

  • スタートダッシュやコーナリング性能が高く、走行性能に問題がないと評されています。

初心者・若者向け

  • 10代の初めてのバイクとしても適しているといった意見があります。

総まとめとして、スズキ・レッツは経済性と取り回し性に優れており、走行性能や耐久性も高く評価されています。また、デザインや機能にも好意的なレビューが多いです。

「デメリット」「遅い」「故障」「耐久性」「ツーリング」「空気圧」を重点的に分析

この記事のテーマは「スズキ・レッツ大解剖レビュー・インプレ:デメリット・遅い・故障・耐久性・ツーリング・空気圧を検証!」というものです。

テーマの重点項目である「デメリット」「遅い」「故障」「耐久性」「ツーリング」「空気圧」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

項目内容

デメリット

  • ショボイ前サスペンション、固く平板なシート、破損したスタンド、シート下でヘルメットが傷つく可能性あり。万人受けするデザインが逆に個性に欠けると感じる人もいる。

※価格が安いことを歓迎する声が多数ありますが、その代償として細かな弱点や短所があるようです。

遅い

  • 55㎞でリミッターがかかり、加速が鈍い、傾斜路でスピードが落ちる。

※これを言うと差し障りがあるので、小さい声で言います。49ccのバイクの場合、体重40キロの人と100キロの人では、加速性能に雲泥の差が出ます。プリウスならほとんど目に見える影響は出ないでしょう。加速性能に関してはかなり個人差が出てしまうと思います

故障

  • エンストが頻発、スピードメーターワイヤーが2回切れた、リコールもかかったが根治が難しい

※一時期トラブルがあったようです。

耐久性

  • ベルト持ちは改善されたが、他の部分で耐久性に問題あり(スタンド破損、スピードメーターワイヤーが切れる等)
  • 4万キロ以上走ってもメカの耐久性が良いが、シートや外装に劣化が見られる場合も。

※当たり外れがあるのか、それとも、どの固体にも共通した弱点があるけれど、あまり表面化していないだけなのか、その点は不明です。とは言え、大きな問題を指摘しているレビューは少ないです。スズキなので大丈夫でしょう。

ツーリング

  • 長距離走行で振動を感じる、乗り心地が悪い
  • シートが快適で長距離でも疲れにくいが、荷物の収納スペースが限られている

※短距離にフィットするバイクですが、なかにはツーリングに出かける人ももちろんいます。原付1種なので様々な制約がありますが、走り出せば何とかなる面もあります。私も山梨~京都をヤマハの原付で往復したことがあります。途中雨でした。何とかなりますよ。でも、気を付けて。

空気圧

※レッツの場合、年式によって異なるかもしれませんが、多くの機種で前輪:1.25キロ、後輪:1.75キロのようです。たぶん、シートの裏側あたりにラベルが貼ってあると思います。給油の際にスタンドの人に頼めば無料でチェック、補充をしてくれます。自分でも簡単にできます。指定された空気圧で走るのが基本ですが、±15%くらいは調整幅があると思います。乗り心地が硬い、あるいは、柔らかい、という場合はちょっといじってみてください。

レビューサイトの平均評価点のご案内

スズキ・レッツが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。

バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。

※2023年10月21日時点

上記平均評価点の分析結果

全てのサイトでスズキ・レッツは3点以上の評価を得ており、一定の品質と満足度が期待できることが示唆されています。しかし、最高点である5点からちょっと離れていることから、改善の余地、あるいは特定のニーズには完全に応えられていない可能性もあります。4点台が1つもないというのは、ちょっと残念です。

ライバル車とその特徴

スズキ・レッツのライバル車とその特徴をまとめました。

車名特徴
ヤマハ・ジョグ
  • 49cc。181,500円。
  • 日本でも最長クラスの歴史を持つスクーターです。通勤や通学、近所の買い物など、さまざまな用途に使用できます。

⇒⇒レビュー記事

ヤマハ・ビーノ
  • 49cc。214,500円。
  • レトロポップなスタイルのスクーターです。
ホンダ・タクト
  • 49cc。179,300円。
  • ホンダの50ccスクーターの伝統ブランドです。原付スクーターの基盤を作ったモデルです。
ホンダ・ジョルノ
  • 49cc。209,000円。
  • 若者をターゲットとし、「丸くてかわいい」をスタイリングテーマとして開発されました。
ホンダ・ダンク
  • 49cc。229,900円。
  • シート下スペースは約23ℓで、フルフェイスヘルメットがすっぽり収まるトランクがあります。

⇒⇒レビュー記事

どんな人におすすめ?

スズキ・レッツがおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物理由メリットデメリット
新しいバイクに乗る初心者操作が容易で、価格も手頃。安全性と使いやすさが高い。長距離は不向き。
通勤・通学者燃費が良く、都市部での取り回しも楽。経済的でメンテナンスも簡単。荷物の積載量が限られる。
女性ライダー軽量で低いシート高。取り回しやすく、長時間の運転でも疲れにくい。パワーが限られる。
高齢者扱いやすく、体力をあまり必要としない。安全装備が一通り揃っている。交通法規に制限がある。

スズキ・レッツに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないスズキの他の車種があるとしたら、それは何?

思わず目移りしてしまうかもしれないスズキの他の車種をまとめました。

車名特徴
レッツバスケット
  • 49cc。199,100円。
  • レッツのフロント部分にスーパーの買い物カゴとほぼ同じサイズの樹脂製カゴが標準装備。ロール式シャッター(蓋)もついてます。便利すぎる!
アドレスV50
  • 49cc。193,600円。
  • ホンダタクトやヤマハジョグといったライバル各社の人気シリーズとともに、50ccスクーターを牽引する存在。

⇒⇒レビュー記事

まとめ

「スズキ・レッツ大解剖レビュー・インプレ:デメリット・遅い・故障・耐久性・ツーリング・空気圧を検証!」のテーマで解説してきました。

スズキ・レッツは多くの点で評価が分かれるバイクであることが明らかになりました。価格の手頃さや取り回しの良さは魅力的ですが、パフォーマンスや信頼性に一抹の不安も存在します。

肯定的なレビューと否定的なレビュー、それぞれが示すポイントは非常に参考になるものばかりでした。同時に、ライバル車との比較や、対象となるユーザー層についても深堀りしました。

そして、スズキ・レッツに興味を持ちながらも、他のスズキの車種に目を向けるかもしれない人々にも、いくつかの選択肢を提案しました。この情報が、皆様のバイク選びに少しでもお役立てれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。

Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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