新型ワゴンR大解剖：「ひどい」「後悔」「ハイブリッドの欠点」「乗り心地悪い」「なぜ安い」を重点的に検証！

スズキワゴンR（2017年2月～）：Wikipedia

新型ワゴンRについての詳細なレビューにようこそ！この記事では、新型ワゴンRのスペック、価格、そしてユーザーからの様々なレビューに焦点を当てます。

車の選択は個人の好みやニーズに大きく左右されるため、多角的な観点からこの車を評価します。否定的な意見だけでなく、肯定的なレビューもバランスよく取り上げ、車に関する総合的な理解を深めることを目指します。

ワゴンRの潜在的な短所から際立つ長所まで、幅広く掘り下げていきます。皆さんの車選びの参考になれば幸いです。

どんなクルマ？

スズキワゴンRは、1989年に初代が登場した実用的な軽自動車です。背が高く室内空間が広いため、目線が高くて運転しやすく、乗り降りもしやすいのが特徴です。

また、コンパクトカー並みの走り、独自のマイルドハイブリッドによる好燃費など、スズキの本気を感じる力作です。

ワゴンRは、その名の示す通り「ワゴン」という形状を軽自動車にもたらしたパイオニアです。もっとも、近年は、さらに背を高くしたスーパーハイトワゴン（N-BOX、スペーシア、タントなど）が人気で、ワゴンRやムーヴなどはやや販売面で苦戦しています。※それなりに売れているけれど、爆発的なヒットはない。

※私は現行ワゴンRのベーシックモデルであるFXのMTに乗っています。軽のMTは本当に楽しいです。そして、実用的な車です。

スペック

新型ワゴンR「HYBRID FX-S」のスペックです。

新車価格	146万円
駆動方式	FF
燃料	レギュラー（マイルドハイブリッド）
燃料タンク容量	27L
排気量	657cc
トランスミッション	CVT
乗車定員	4名
燃費（WLTCモード）	25.2km/L
最小回転半径	4.4m
全長	3,395mm
全幅	1,475mm
全高	1,650mm
ホイールベース	2,460mm
最低地上高（未積載時）	150mm
車両重量	770kg

価格

スズキワゴンRの価格帯です。

129～158 万円

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは『新型ワゴンR大解剖：「ひどい」「後悔」「ハイブリッドの欠点」「乗り心地悪い」「なぜ安い」を重点的に検証！』です。

検証するには材料が必要です。

まず、新型ワゴンRに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

ヘッドライトが四角く大きく、デザインが古臭いと感じる。
軽自動車特有のエンジンパワーの不足を感じる場面がある。
高速道路での走行は得意ではない。
風に煽られやすく、足回りがフワついている感じがする。
リアの突き上げ感があり、乗り心地がいまいちな場面も。
シートのコシが弱く、改善の余地あり。とりわけ横方向が柔らかすぎる。
高速走行を重視する人には向かないかもしれない。
中性的で特徴のないデザインが物足りなさを感じさせることも。
スポーツモードでもエンジンの非力さは否めない。
リアのサスペンションが古い設計で、荒れた道での乗り心地に不満。
車内の快適さだけを追求しているため、刺激や特徴が不足している。
内装はスティングレーやハスラーなど他の車種に比べて見劣りする面がある。

外観デザインに最初は感激しない
エアコンの操作性が悪い
ハイブリッドシステムの操作性に改善の余地あり
内装の質感が物足りない
ナビやラジオCDのデザインが寂しい
リアデザインが好きになれない
エンジン性能に上限がある
回生ブレーキの使い勝手がいまいち
自動ブレーキやサイドエアバッグの機能が限定的
ハンドルとシートの調整範囲が限られている

フロントのデザインが少し古臭く感じる
リアデザインがややのっぺりしている
インテリアに高級感がなく、ほとんどがハードプラスチック
エンジン出力が49psに下がり、高速でのパワー不足を感じる
ハンドリングが軽すぎて不安定な感じがする
サスペンションが硬めで乗り心地が若干劣る
エンジンブレーキが効きにくい
高速道路での疲労感が大きい
リアシートの乗り心地が良くない
インテリアの色のバリエーションが少ない
タコメーターが標準装備でない
ワインディングでのハンドリングに難あり
価格が100万円を超えることに抵抗感

リアシートの乗り心地が思ったより良くない。
エンジン音が安っぽく感じる。
アクセルオフの回転落ちが遅い。1速から2速のシフトアップに時間がかかる。
内装が安っぽく、もっと高品質を望む。
乗り心地が柔らかすぎる。もう少し硬めが好み。

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

新型ワゴンRのレビュー分析：

デザインの評価

外観のデザインが古臭く感じられる場合があり、特にヘッドライトの四角い形状やリアデザインに対する否定的な意見が見られる。
インテリアの質感についても、高級感に欠けるといった意見がある。多用されるハードプラスチック素材が、その感覚を強調している。

性能と乗り心地

エンジン性能に関しては、パワー不足が指摘されており、特に高速道路での走行やハイブリッドシステムの作動に不満がある。
乗り心地に関しては、サスペンションの硬さや風に煽られる感覚、リアの突き上げ感などが問題視されている。柔らかいという意見もある。

機能と操作性

エアコンやナビゲーションシステムの操作性に改善の余地があるとの声もある。
安全機能についても、自動ブレーキやサイドエアバッグなどの機能が限定的であると評されている。

価格と品質

車両の価格に対する抵抗感や、内装の質感に不満を持つ声が見られる。
価格が100万円を超えることに対する抵抗感もある。

以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見は新型ワゴンRに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、新型ワゴンRに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

オールマイティなデザインで老若男女に適している。
インテリアはクールで美しいメーターの発光が魅力的。
タコメーターの追加はスズキの遊び心。
後部座席の傘立てが便利。
常用域でのエンジンの力強さが感じられる。
燃費が非常に良い。
価格がお手頃。
センサーによる安全機能の充実。
ホイール交換で見た目をカスタマイズ可能。
首都高での走行が非常に快適。
車内が広く、座り心地が良い。
マイルドハイブリッドによるスムーズな走り。
新開発のフロントサスペンションによる快適な運転感覚。
価格と機能のバランスが良い。

デザインに慣れると気にならなくなる
リアランプのデザインがスッキリしていて良い
サイドビューが良い仕上がり
インテリアはシンプルで機能的
車体が軽いため日常使いではエンジンの非力さを感じにくい
坂道の走行性能が良い
スポーツモードが便利で走りが楽しい
シートが快適で長距離運転でも疲れにくい
燃費が非常に良い
価格が安くてコストパフォーマンスがいい
フロントの視界が良い。室内が広く快適
トルク感が強く、坂道でも力強い走り
コーナリングの安定性が良い。乗り心地が向上している

愛着がわくユニークな外観
力強い加速とスムーズな減速
ハイブリッドシステムの燃費効率が良い
4WDの性能が高く、特に冬道での性能が良い
シートが固めで長距離運転に適している
必要な機能がしっかりと備わっている
実用性の高い内装と前席の開放感

軽自動車とは思えない良い乗り心地。
シートアレンジが使いやすい。
燃費が良い。
ハンドリングが良い。ワインディングが気持ち良い。
車両重量が軽いので元気に走る。
タコメーターが標準装備。
価格が手頃。
4人が快適に乗れる。乗り降りしやすく、荷物もたくさん積める。
マイナーチェンジで不満点が改善された。

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

新型ワゴンRに関するレビューの分析をまとめます。

デザインと機能性

ユニークでオールマイティなデザインが評価されている。
インテリアはクールで機能的であり、美しいメーターの発光が魅力。
リアランプやサイドビューもスッキリしており、良い仕上がりとの意見がある。

性能と快適性

エンジンの力強さや坂道での走行性能が高く評価されている。
燃費効率が良いといった意見が多数。
乗り心地が良く、シートの座り心地が快適であることがポイント。
マイルドハイブリッドによるスムーズな走りや新開発のフロントサスペンションが快適な運転感覚を提供。

使い勝手とコストパフォーマンス

室内が広く、多くの収納スペースが便利と評されている。
価格がお手頃で、コストパフォーマンスが高いとの意見がある。
センサーによる安全機能の充実や4WDの性能が高いといった意見も。

カスタマイズと改善点

ホイール交換によるカスタマイズの可能性。
マイナーチェンジで不満点が改善されたとの意見が存在。

総合的・全般的なレビューをご紹介

レビューの最後に、新型ワゴンRに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところ新型ワゴンRのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの＜思い＞が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。

街乗りにおいて快適で、車内の広さや走行の素性が良い。
平均的で中性的な性能で、車としての快適さを重視する人に適している。
特定の機能や刺激を求める人には物足りない面もあるが、基本的には非常に良い選択肢。

軽自動車のスタンダードとして一昔前の軽自動車とは違う高い仕上がり。
今の時代に200万円を超える軽自動車に比べて、比較的安価で燃費の良いMT車に乗れることに満足。
MT車が貴重な中、スズキがMTを残していることを高く評価。

コンパクトながら低燃費で実用的。家族での使用に適している
高速運転でも問題ない性能
長く使えば使うほど良さが分かる。燃費と実用性のバランスが良い
ハイト系軽自動車の中でもトップクラスの性能。安全性と快適性を兼ね備えている

多少の欠点はあるが、全体的には満足できる車。コストパフォーマンスに優れた選択肢
MT車としては特におすすめ。運転が楽しく、長く乗り続けられる車

「ひどい」「後悔」「ハイブリッドの欠点」「乗り心地悪い」「なぜ安い」を重点的に分析

この記事のテーマは『新型ワゴンR大解剖：「ひどい」「後悔」「ハイブリッドの欠点」「乗り心地悪い」「なぜ安い」を重点的に検証！』というものです。

テーマの重点項目である「ひどい」「後悔」「ハイブリッドの欠点」「乗り心地悪い」「なぜ安い」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

項目	内容
ひどい	ヘッドライトが大きく四角く、デザインが古臭く感じる。フロントデザインが古臭い。インテリアがプラスチッキーで安っぽい….などなど。「否定的・ネガティブなレビュー」でご紹介したように、様々な不満点・改善点の指摘があります。レビュアーの声の中に「ひどい」という声はありませんが、上記のようなデザイン上の不満を持つ人は一定数いらっしゃるようです。
後悔	ワゴンRを購入したことを後悔しているオーナーさんは、レビューの中にはありません。ですが、「否定的・ネガティブなレビュー」にあるような様々な改善点・不満点を指摘している人の中には、後悔している人も混じっているかもしれません。
ハイブリッドの欠点	ハイブリッドシステムの操作性に改善の余地あり。回生ブレーキの使い勝手がいまいち。ワゴンRのマイルドハイブリッドシステムは好評です。燃費も、発進加速や中間加速に対しても、性能を高く評価する声が多いです。ですが、一部のレビューに、システムの作動の仕方、回生ブレーキの感触等に違和感を持つ人もいるようです。ただ、これらも「慣れ」で解決できる部分だと思いますが。いずれにしても、気になる方は、試乗の際に意識的にチェックしてみてください。
乗り心地悪い	風に煽られやすい。足回りがフワつく感じ。リアの突き上げ感がある。サスペンションが硬めで乗り心地が劣る。リアシートの乗り心地が良くない。レビューの中には、乗り心地に関して上記のような声があります。車の評価項目の中で、「乗り心地」は最も個人差が出る項目です。ぜひディーラーに足を運び、いろんな路面を走って確認してください。
なぜ安い	これは新車価格に関する疑問だと思いますが、ワゴンRは「なぜ安い」という声があります。新車価格を比較すると、ワゴンR：129～158 万円ムーヴ：111～150 万円 N-WGN：131～170 万円となっていて、ホンダ車は相変わらず高めですが笑、ワゴンRとムーヴはほぼ同じくらいです。ですが、ワゴンRはマイルドではあるけれどハイブリッド車です。ムーヴはガソリン車です。では、なぜワゴンRは安いのか。それは、安くしないと売れないのと、企業努力、この両方の要素ではないでしょうか。また、マイルドハイブリッドシステムは、フルハイブリッドシステムに比べて機構がシンプルなのだと思います。だからコストがあまりかからないのだと思います。

レビューサイトの平均評価点のご案内

新型ワゴンRが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

みんカラ：3.88点（5点満点）
価格コム：4.14点（5点満点）

※2023年11月30日時点

ライバル車とその特徴

新型ワゴンRのライバル車とその特徴をまとめました。

車名	特徴
ホンダ・N-WGN	軽ハイトワゴンです。N-BOXのプラットフォームをベースに開発され、全高を抑えたハイトワゴンです。 ⇒⇒レビュー記事
ダイハツ・ムーヴ	軽自動車の中でもバランスに優れた車種です。取り回しの良さと広い室内空間、低燃費などが特徴で、長年愛されてきたモデルです。 ⇒⇒レビュー記事①・②※いずれも新型ムーヴ情報です。
ミツビシ・eKワゴン	名前の由来は「excellent-K-car」の頭文字と「いい軽」の語呂合わせで、「いい軽」を造ろうという思いから誕生しました。 ⇒⇒レビュー記事
日産・デイズ	ミツビシeKワゴンの姉妹車です。 ⇒⇒レビュー記事

どんな人におすすめ？

新型ワゴンRがおすすめの人物像をまとめました。

人物像	理由
初めての車を購入する人	扱いやすいサイズと手頃な価格が魅力
狭い道や都市部での運転をする人	コンパクトな車体で取り回しが良い
燃費を気にする人	燃費効率が良く経済的
小家族や単身者	必要十分な広さと使いやすさを提供
シンプルなデザインを好む人	洗練されたデザインとシンプルな内装が特徴
ごく普通の実用車を求めている人	スペーシアのように広くないし、アルトのように安くない。目立たず実用的な普通の軽自動車を求める人に最適

新型ワゴンRに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないSUZUKIの他の車種があるとしたら、それは何？

思わず目移りしてしまうかもしれないSUZUKIの他の車種をまとめました。

車名	特徴
アルト	ライバルのダイハツミライースと共に、日本国民のベーシックカーとして、経済性と実用性を追求しています。 ⇒⇒レビュー記事
ワゴンRスマイル	ワゴンRと同じサイズ感でスライドドアが付いたクルマです。ワゴンR史上初のスライドドアを搭載しており、ワゴンRとスペーシアの中間に位置する車両骨格を採用しています。ライバルはダイハツムーヴキャンバス。 ⇒⇒レビュー記事①・②・③・④・⑤
スペーシア	スーパーハイトワゴン車で、天井が高く設計されており、ワゴンRやハスラーよりも全高が高いのが特徴です。今の軽自動車の人気の中心にあるクルマです。ライバルは、ホンダN-BOX、ダイハツタント、ミツビシ eKスペースです。 ⇒⇒レビュー記事

車名

特徴

アルト

ライバルのダイハツミライースと共に、日本国民のベーシックカーとして、経済性と実用性を追求しています。

⇒⇒レビュー記事

ワゴンRスマイル

ワゴンRと同じサイズ感でスライドドアが付いたクルマです。ワゴンR史上初のスライドドアを搭載しており、ワゴンRとスペーシアの中間に位置する車両骨格を採用しています。ライバルはダイハツムーヴキャンバス。

⇒⇒レビュー記事①・②・③・④・⑤

スペーシア

スーパーハイトワゴン車で、天井が高く設計されており、ワゴンRやハスラーよりも全高が高いのが特徴です。今の軽自動車の人気の中心にあるクルマです。ライバルは、ホンダN-BOX、ダイハツタント、ミツビシ eKスペースです。

⇒⇒レビュー記事