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目次
【記事丸わかり】
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ワゴンRスマイルの売れ行きはどう?売れないの売れてるの?
ワゴンRスマイル(Wikipedia)
「ワゴンRスマイルって売れてないんですか?」(Carview)
「スズキのワゴンRスマイル、街中で見かけないけど売れてないのですか?」(Yaho0!知恵袋)
このような質問がネット上にあがっています。こちらの記事では、ワゴンRスマイルの売れ行きについて詳しく解説します。
ワゴンRスマイルは売れているクルマ?
ワゴンRスマイルの受注状況を解説し、売れているクルマなのかを検証します。
ワゴンRスマイルの最新の受注状況
2023年2月、ワゴンRスマイルの最新の受注状況を確認してみましょう!
1位:ホンダ「NBOX」19,652台
2位:ダイハツ「タント」12,743台
3位:ダイハツ「ムーブ」10,041台
4位:スズキ「スペーシア」9,790台
5位:日産「ルークス」9,140台
6位:スズキ「ワゴンR」7,299台
※「ワゴンR」は、ワゴンRシリーズすべてを含む。ワゴンRスマイルのみの販売台数は不明(以下同様)
(参照:全軽自協)
スズキ「ワゴンR」は、軽自動車の中で6位にランクインしています。販売台数が倍以上あるホンダの「NBOX」に、大きな差をつけられている印象です。
しかし、ワゴンRスマイルが追加されてからは、「NBOX」を超える販売台数を獲得しています。
ワゴンRスマイル登場までの販売台数
ワゴンRスマイルのベース車両であるワゴンRの初代モデルは1993年に登場し、現行型は、2017年2月のフルモデルチェンジにより6代目となります。
フルモデルチェンジ前の車種別軽自動車ランキングでは、
- 2018年:6位
- 2019年:7位
- 2020年:10位
と10位前後を推移しています。
2021年9月ワゴンRスマイル登場後の販売台数
ところが、2021年9月にワゴンRスマイルが登場してからの販売台数は、大きく飛躍しています。
【2021年10月】
1位:スズキ「ワゴンR」8,808台
2位:日産「ルークス」8,696台
3位:ホンダ「NBOX」7,442台
4位:スズキ「スペーシア」6,319台
5位:スズキ「ハスラー」5,416台
2021年10月の販売台数は、強敵「NBOX」を抜き1位を獲得しています。一部メディアでも取り上げられ一気に注目を集めました。
ワゴンRスマイルの受注台数も月平均目標の5,000台を上回り、ワゴンRシリーズ全体の販売台数に大きく貢献しています。2023年2月現在も6位前後をキープしている「売れているクルマ」です。
なぜワゴンRスマイルは売れ筋になったのか
なぜワゴンRスマイルが売れ筋となったのか、その理由を解説します。
スライドドアの採用
現行のワゴンRスマイルには、ミニバンでお馴染みの「両側スライドドア」を採用したことが販売の後押しとなっています。狭い場所でも開閉でき、乗り降りがしやすく利便性が高くなったことで人気が高まっています。
背の高すぎないハイトワゴン
ワゴンRスマイルは、「軽ハイトワゴン」の位置づけです。全高が1700mmを超える「軽スーパーハイトワゴン」のように、背の高すぎないハイトワゴンを求めるユーザー層からの需要が多くみられています。
ハイトワゴンは狭い道や駐車時など、軽本来の乗りやすさが魅力です。また、軽スーパーハイトワゴンの弱点でもある、
- 横風の影響を受けやすい
- フロントウインドウが見えづらい
といった弱点を補える点もポイントです。
男性にも乗りやすいデザイン
ユニセックスのデザインや質感の良いディティールなど、男性からの人気が高いことも売れている理由のひとつ。また、12通りの豊富なカラーバリエーションを取り揃えており、購入層の幅が広がっています。
まとめ
「ワゴンRスマイルの売れ行きはどう?売れないの売れてるの?」というテーマで解説しました。
冒頭の「ワゴンRスマイルをあまり見かけない」といった声は、コロナや半導体不足の影響で納期が遅れていることも考えられます。販売状況を見ると、現在も月間目標台数をキープしていると見られ、売れ行きも好調です。
ワゴンRスマイルは、「軽ハイトワゴン+両側スライドドア」という最大の強みを掛け合わせた軽自動車です。新しいコンセプトの軽ハイトワゴン、ぜひ候補の一台として検討してくださいね。
ご覧いただきありがとうございます。