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目次
ジムニーシエラで長距離通勤やドライブは疲労たまる?乗り心地悪い?
画像:Wikipedia
軽自動車ジムニーとその兄貴分であるジムニーシエラ(1.5L)は、ボディーや室内のサイズは基本的に同じです。
ただ、シエラの方はバンパーとオーバーフェンダーとわずかなリフトアップがあり、3サイズがジムニーより少しずつ大きくなります。
ジムニー | ジムニーシエラ | ||
全長 | 3,395mm | 3,550mm(+155mm) | |
全幅 | 1,475mm | 1,645mm(+170mm) | |
全高 | 1,725mm | 1.730mm(+5mm) |
また、車両重量は、ジムニー(5MT)1040kgに対して、ジムニーシエラ(5MT)が1080kgです。
そして、排気量は658ccと1460ccです。
こうしてみると、ジムニーとジムニーシエラの最大の違いは「排気量」です。ここが最も数値に差があるところです。
それが走りにどう影響しているか。長距離通勤や長距離ドライブは快適か・疲労しやすい車か、乗り心地はいいか・悪いか、それがこのページのテーマです。
長距離移動は疲労しやすい?乗り心地悪い?
ジムニーのオーナーさんたちは、ジムニーで長距離通勤や長距離ドライブした際にどんな感想を抱いているのか、また、乗り心地はどうなのか、ネットの口コミを調査してみました。
「疲労する」「乗り心地悪い」の声
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いきなりとんでもないコメントの勢ぞろいです。こうしたコメントからわかることは、ジムニーシエラは今大流行のSUVたちとは種類の異なる車だという点です。性格が全く違う車ということがわかります。
もっとも、乗り心地に関しては比較的寛容な次のような意見も一定数あります。
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さらに、より積極的に支持している声もあります。
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最後の方のコメントが象徴的ですが、ジムニーの高速性能や乗り心地に関して、たとえ褒めている人でも、それは「こういう性格の車としては十分合格点だ」というニュアンスが伝わってきます。
決して、その辺を走っている人気のSUV群と同等だと感じているのではないと思います。
ジムニーがラダーフレームを骨格にした本格的な悪路走破性を備えた4輪駆動車であるという大前提がまずあります。そして、そういう方向に特化した車にしては、高速もそこそこ走れ、乗り心地もそれほど悪いというわけでもない、といったニュアンスですね。
特に、先代や先々代のジムニーやジムニーシエラに乗っていた人ほど、現行のジムニーシエラは改良の幅が大きいと感じているようです。
したがって、長距離走行で疲れる、乗り心地悪いとコメントした同じ人が次のようなコメントもしているのですが、車の性格がよく伝わってきますね。
「オフロードの山道では無敵です❗️」
「歴代ジムニー最高の快適性・走行性能・実用性は伊達じゃない。」
グッドデザイン金賞(2018年)
ジムニーとジムニーシエラは2018年のグッドデザイン賞で金賞(最高賞)を受賞しています。授賞の理由として与えられたコメントは実に的確で、車のことがよくわかっている人が選出していることがわかります。
1970年に発売された軽自動車で唯一の本格クロスカントリー4WDである「ジムニー」は、そのコンパクトボディーの利点を活かし圧倒的な悪路走破性を発揮し、日本をはじめ世界の国々で唯一無二の存在として必要とされ、高い評価をいただいてきました。20年ぶりとなる今回のフルモデルチェンジでは、ジムニーを必要とする全てのユーザーに向け、合理的で無駄のない「プロの道具」として相応しいデザインを追求しました。ジムニーの利点である抜群の車両感覚を更に研ぎ澄ませ、悪路走破性に寄与すると共に、積載性や操作性、車両内外の彩色に至るまで機能に徹した実用性の高いクルマを実現しました。
世界カーオブザイヤーワールドアーバンカー賞(2019年)
2019年、米国で開幕したニューヨークモーターショー2019において「ワールドアーバンカーオブザイヤー」をスズキ『ジムニー』(Suzuki Jimny)が受賞しています。
与えられたのはジムニーに対してですが、ここで言う「ジムニー」とは日本のジムニーシエラ(1.5L)のことです。
世界カーオブザイヤーワールドアーバンカー賞を日本車が受賞するのは史上初でした。ただし、この章は2019年が3回目で、第1回がBMW『i3』、第2回はフォルクスワーゲン『ポロ』、そして2019年が『ジムニー』でした。
まとめ
「ジムニーシエラで長距離通勤やドライブは疲労たまる?乗り心地悪い?」のテーマで解説してきました。
ジムニーシエラは一般的なSUVに比べると長距離通勤や長距離ドライブで疲労しやすい部類の車といえます。乗り心地も、悪い、とまで言い切れないものの、いい、とも言えないでしょう。
ネットの口コミを見ると、ジムニーシエラが悪路走破性を追求した本格的4輪駆動車であることに第一の価値を置くユーザーからは、弱点や欠点も大目に見られているようです。
一方で、ジムニーシエラの野性的なイメージは欲しいが、乗り心地などは普通の車であって欲しいと願う人からは、手厳しい評価が下されています。
これでいいんじゃないでしょうか。
ジムニーやジムニーシエラが他のSUVと同等の快適性を持ちつつ、なおかつ本格的悪路走破性も備える車であり続けること。それはちょっと無理な話だと思います。
価格コムのレビュアーのコメントをもう一度引用します。
・・・他社やクロスビーふくめ他の車があまりに乗り心地がよく(悪く言うとつまらない)もうジムニー系の車の癖が好きなので☆は五です。
今後も、長距離移動の快適性や乗り心地など、多少の改良はあるでしょうが、結局はこのレビュアーのような受け止め方をされる車であり続けるのではないでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。