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【記事丸わかり】
⇒⇒【厳選!】「気づいたらパチンコ店に」ギャンブル依存症の当事者の告白 “見えない病”との闘い |
【プチ調査】1パチやめたいの声多数。本当にやめられる?失敗しない方法を詳細調査
※トップ画像はパチンコ店の様子(by Wikipedia)
1パチとは1玉1円でパチンコ玉を借りて遊技を楽しむパチンコです。今まで4円パチンコをしていて、1パチに流れてきた人も多いでしょう。
しかし、少ない軍資金で遊べる一方で、やめたいのにやめられない人が増えているのだとか。そこで今回は1パチについて徹底調査します。
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をご紹介しますので、1パチやめたいと思っている方、これから1パチをはじめたい人は、ぜひご覧ください。
1パチやめたい理由
1パチすなわち1円パチンコはワンパチとも呼ばれ、2006年に都内のパチンコチェーンが始めたことで全国に広まったシステム。通常1玉4円の貸玉を1円に引き下げ、従来なら、
1000円→250玉だったところを、1000円→1000玉分のプレイ、つまり4倍楽しめるパチンコ |
のことです。
少ない予算でより長く遊べる遊技としてはじめる人も多いでしょう。しかし、SNSでは1パチやめたいという声が出ています。
【Twitterの声】
【Yahoo!知恵袋の声】
ヤフー知恵袋には以下のような切実な悩み相談もありました。
23歳の1円パチンコ依存症の男です。暇になると銀行から1万円引き出して行ってしまうほどで、大負けしてもう行かんぞ!!と心に決めても数日が過ぎてまた暇になると行ってしまう。どうすればパチンコに興味がなくなりますか?(Yahoo!知恵袋URL)
1円パチンコをやめたいです。土日ちょっと時間があれば2000円くらいならいいやって思い店へ。結果負ける…これを1か月に何回か繰り返して貯金用の通帳からお金をおろし、結果貯金が減っていく。
1円とはいえ投資金額を積み重ねると結構な額になりますよね。3万あればあれ買えたな、好きなライブも見に行けたなって後々後悔しています。実際にパチンコ辞められた方の意見を参考にしたいのでお願いします。(Yahoo!知恵袋URL)
1パチやめたい人のおもな理由は、以下のことが考えられます。
- 無駄な時間が多いから1パチやめたい
- 休日なのに楽しくない
- 勝ったところで嬉しくない
- 欲が出てしまうから1パチやめたい
- 暇になるとお金をおろして行ってしまう
1パチは1000円、2000円で気軽に楽しめる遊技です。そのため、暇な時につい行ってしまい、休日なのに時間を無駄に過ごしてしまう人も多いでしょう。中には、後悔しても数日後また通い出し、どうやったら辞められるのか?と悩みを打ち明ける人もいました。
1パチで遊ぶ理由
貴重な休みを1パチで無駄に過ごしてしまう人は、なぜ1パチにのめり込んでしまうのでしょうか?1パチで遊ぶ理由を探ってみましょう!
4パチに比べると大損しない
4パチ(4円パチンコ)は、昔ほど5万、10万と大勝ちすることが減っています。1パチを楽しんでいる人の中には、昔は4パチ→1パチに流れてきた人もいるでしょう。
簡単に2~3万吸い取られてしまう4パチに比べて、1パチは大負けしても1万くらいで済みます。そのため大損するリスクが少ない1パチをする人が増えてきています。
少ない投資で長時間遊べる
1パチは、4パチより4倍長く遊べます。1000玉で遊ぶのに4パチなら4000円かかるところ、1パチなら1000円で済みます。
一日5000円までと決めて全部使い切って終わりにする人も。少ない軍資金で長時間遊べる遊技として人気です。
ゲーセン代わりに1パチを楽しむ
Switchやスマホゲームの普及でゲーセンは若い世代の導入が減っている一方で、ゲーセンがシニア世代の交流の場となっているのをご存知ですか?このように積極的に外出するシニア層にも、1円パチンコは人気です。
同じ時間ゲーセンで遊ぶなら、少しでもお金が戻ってくる可能性が高い1パチを楽しむ人もいるようです。また、獲得した出玉で、お菓子や生活用品などの一般景品がもらえる点も1パチを楽しむ理由のひとつです。
1パチのデメリット
少ない投資金額で長時間遊べる1パチですが、最近では低玉貸しのパチンコ依存症が増えており、仕事をさぼってしまったり、消費者金融を利用したりとやめたいのにやめられない人が増えています。こちらの章では、1パチのデメリットを検証します。
時間の無駄遣い
1パチは少ないお金で1日打てるため有意義に過ごせそうですが、「こんなに時間を費やしたのに負けてしまった」、「時間の無駄遣いをした」と思う人もいるでしょう。また、4パチだと3時間打てるところ、1パチは4倍の12時間打てる!と1日中パチンコに夢中になる人も。
時間や金額の上限を決めずに1パチをすると、結局時間の無駄遣いにつながります。
ギャンブル依存症になる
ギャンブルは基本的に簡単に勝てないようになっています。1円パチンコは手軽に楽しめる分、当たるまで打つ、毎日通うなどパチンコに行く回数が増え、ギャンブル依存症になる可能性があります。
勝った時の高揚感や興奮が忘れられず、通い続けてしまうのがパチンコ依存症です。少額だからといって、パチンコ依存症にならないことはありません。
コンビニ感覚でパチンコ中心の生活になっている人は注意が必要です。
依存症を悪化させてしまう
ギャンブル依存症は、パチンコをしたい要求に駆られるだけではなく、食事や娯楽など日常生活の楽しみがなくなり、賭け事中心の生活になります。嘘をついてパチンコに出かけたり、隠れて借金をしたり、就労や家庭不和を引き起こす精神疾患のひとつです。
ギャンブル依存症を克服するために、損失の少ない1パチをはじめる人もいます。しかし、低資金だからと言って「遊び」目的だった1パチが「勝負ごと」になり、毎日パチンコのことが頭から離れずギャンブル依存症が悪化するケースもあります。
金銭感覚が麻痺する
今まで4パチをしていた人にとっては、1パチは3万4万吸い取られるより3000円しか負けないと考えてしまいます。また、パチンコで負けたお金は、パチンコで勝って取り戻さなければ気が済まないと考え、負のループに陥る人もいます。
3000円の負けは「たった」3000円ではありません。3000円あれば豪華な食事がいただける金額です。
金銭感覚の崩壊は気が付かない間にギャンブル依存症に進む可能性があるので、注意が必要です。
激アツ演出でお金を追加
パチンコは、確変、連チャン、高設定の「大当たり」が近いことを告げる激アツ演出が楽しみのひとつです。ワクワク・ドキドキ感が溜まらないですよね。
激アツ演出が何回も発生しているのにハズれが続くと、結局銀行からお金を引き出し、自分が満足するまで資金を費やしてしまうことも。しかし、激アツ演出は単なる「演出」に過ぎません。
例えば、海物語の「魚軍予告」は有名ですが、魚がたくさん出てくるからと言って必ず当たりが来るわけではありません。
- そろそろ当たりが来そうな予感!
- もうちょっとお金を追加すれば確変間違いなし!
と、いわば打ち手側の心理がコントロールされているのです。
パチンコの機械は玉が入った段階で当落の結果が決まっており、お客様を楽しませるために激アツ演出をしています。そのような演出に煽られ、お金をつぎ込んでいると考えると恐ろしいですよね。
当りの確率に違いはない
Yahoo!知恵袋でも「1円パチンコと4円パチンコでは、どちらが当たりやすいですか?」といった質問を見かけますが、当たりの確率に違いはありません。1パチと4パチは単なる貸玉金額の違いです。
勝ちやすい、負けやすいのではなく、ほぼ「運」だということも忘れずに利用して欲しいですね。
4パチに戻ってしまう人もいる
1パチで勝った経験を味わうと、4円だったら4倍儲かっていたのに、と結局4円パチンコに戻ってしまう人もいます。1パチ→4パチ→1パチと、サイクルを何回も繰り返し、気づいたら以前よりもパチンコから脱却できない状態になる場合もあります。
本当にやめられる?
1パチを「やめられない」という深刻な悩みを抱える人もいるでしょう。でも、ギャンブル依存症の方は、適切な治療をすれば克服できます。
ギャンブル依存症かもしれない、やめたいけど自分では解決できない人は、まず専門医療機関や地域の保健所、精神保健福祉センターといった行政機関に相談しましょう。
失敗しない方法
こちらの章では1パチをやめたい人のために、失敗しない方法をご紹介します。
1パチはあくまでも「娯楽」として楽しむ
Yahoo!知恵袋には、
- 「1パチは4円より勝てないのですか?」
- 「1円パチンコで儲ける方法を教えてください」
といった質問がありますが、1パチで勝とうと考えていること自体間違っています。1パチに限らず、パチンコは基本勝てないシステムだということを念頭に入れておきましょう。
ましてや1パチで生活するなんてもってのほかです。本来1パチは勝ち負けより、パチンコを「娯楽」として楽しむもの。
ゲーセンのようなアミューズメント感覚で楽しめば、のめり込みすぎてやめたいと思うことも少ないでしょう。
出玉はお菓子などの景品に交換する
1パチの場合、出玉を特殊景品に交換すると、換金率は0.6~0.8となる店舗がほとんどです。つまり1000円勝っても200円~400円は損をしていることになります。
そうなると出玉の数から損得=勝ち負けで考えるようになり、稼ぎをよくしようとしてさらにお金を使ってしまいます。獲得した出玉はお菓子や生活用品の一般景品に交換し、遊んだお土産として持って帰る考え方にシフトしましょう。
お金を使わない貯玉サービスを利用する
貯玉サービスとは、その日に出た球を換金せず会員カードに溜められるシステム。店舗によってサービス内容は異なりますが、翌日以降も溜めた出玉を再利用できるホールもあります。
貯玉サービスは、貯玉数を増やすことだけに専念できるため、勝ち負け関係なくデータや確率の波を楽しめますよ。貯玉サービスが使えて、再プレイ個数の上限のないホールを選びましょう。
ルールを決めて楽しむ
パチンコ依存症の多くは、負けてもいいから明日行こう!暇だからホールにでかけようと本人の意識薄弱によって1パチから抜け出せなくなります。「やめたい」と思うなら、ルールを決めて楽しみましょう。
- 通うのは月に何回まで
- 最高〇万円まで
- 今日は3000円まで
このように、低貸とはいえ「お金を使っている」行為であることを忘れずに、遊ぶ時間や金額を決めることが大切です。
1パチ依存度チェック
ギャンブル依存症の方は、負けが続いていても次の日は勝てると確信していたり、勝った時のことを覚えていたり、ギャンブルに対する考え方が偏っています。自分がどのレベルに値するのか下記の1パチ依存度チェックで確認しましょう。
✅レベル1:毎週休みの日に1パチに行く ✅レベル2:貯金を切り崩してまで1パチをやる ✅レベル3:会社を休んで1パチにのめり込む ✅レベル4:家族に嘘をついて1パチに行く ✅レベル5:お金を借りて1パチを続ける |
レベル1くらいで楽しむ程度なら問題ありませんが、レベル2以上になったらギャンブル依存症が疑われます。パチンコに行けなくなると禁断症状が出て、イライラして落ち着かなくなることも。
お金を借りる状態になったら、ギャンブルからの離脱が難しくなります。専門家に相談して、パチンコに代わる他の趣味を見つけるなど、快適に過ごせる方法を考え直す必要があります。
まとめ
「1パチやめたいの声多数。本当にやめられる?失敗しない方法」を徹底調査しました。
1パチは、少ない金額で長時間遊べるメリットがある反面、以下のようなデメリットがあります。
- 時間の無駄遣い
- ギャンブル依存症になる
- 依存症を悪化させてしまう
- 金銭感覚が麻痺する
- 激アツ演出でお金を追加
- 4パチと当りの確率に違いはない
- 4パチに戻ってしまう人もいる
1パチは、4円パチンコの4分の1の軍資金で、4倍遊べることから、毎日1パチにはまり、負けが続くと勝ちたい気持ちが上回りやめたいのにやめられないといった悪循環に陥ります。1パチを含めギャンブルは、あくまで「娯楽」に過ぎません。
1パチは日常の趣味程度ととらえて、ルールを決めて適度に楽しみましょう!
ご覧いただきありがとうございます。