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【プチ調査】ほうれい線がない人の特徴|ほうれい線は防げるの?
※トップ画像はWikipediaより
小鼻から口角にかけて斜めに走る渓谷のようなくぼみのことをほうれい線(法令線)と呼びます。
ほうれい線は目尻のシワのように加齢によって目立ちやすくなるのが普通ですが、顔の骨格や筋肉の付き方によっては10代や20代でも目立ちやすい人がいます。
そのいっぽうで、年齢にかかわらずほうれい線が目立ちにくい人もいます。
ほうれい線が目立つ目立たないという違いは、いわば体質的なもので、私たちにはどうにも手の施しようがないものなのでしょうか?
それとも、日頃のスキンケアや肌マッサージなどで目立たないようにすることが可能なのでしょうか?
なお、このページのテーマは「ほうれい線がない人の特徴」ですが、私がプチ調査したところ、ほうれい線がまったく「ない」という人は、アナ雪のアナとドラえもんがこれに該当するようです。
アナにはちょっとだけほうれい線らしきくぼみがありますが、ドラえもんは完璧に「ない」と言えます。
実在の人物では、ほうれい線がまったく「ない」人は存在しません。
ただ、ほとんど目立たない人はいます。
黒木瞳さん、天海祐希さん、石田ゆり子さんといった方々は、実年齢を考えると、ほうれい線は「ほぼない」と言えるほど目立ちません。
この方々はネットでは「化け物」として称賛されています。
では、まずはほうれい線が濃くなる原因について見ていきます。原因を探ることで、目立ちにくくする対策が自然と見えてきます。
それに続いて、このページのテーマである「ほうれい線がない人(目立たない人)の特徴」をプチ調査に基づき解説していきます。
さらに、ほうれい線が目立ちやすい人の特徴、ほうれい線を目立ちにくくする対策についても詳しく解説しますので、ぜひ参考になさってください。
ほうれい線が濃くなる原因
エイジングの悩みの代表格であるほうれい線(法令線)ですが、目立つようになる原因は必ずしも加齢だけではないようです。
ほうれい線が濃くなる主要な原因は以下の3点になると思います。
- 頬の部分が緩んでたるむ:加齢による表情筋の衰え、肌のハリの低下により頬が落ちてくるとほうれい線が目立つようになります。また、無理なダイエットや暴飲暴食によって短期間に体重が増減すると、渓谷のようなラインが目につきやすくなります。
- 肌の乾燥:とりわけ冬場の空気は乾燥するのでほうれい線はより目立ちやすくなります。乾いた紙を折り曲げるとくっきりと折り目がつくのと同じで、小鼻から口角にかけてもくっきりしたラインが目立ちやすくなります。
- スキンケアの方法に問題がある:洗顔の仕方が荒っぽい、洗顔の回数が多すぎる、ピーリングのやり過ぎなどにより、顔の角質層が傷ついてしまうと、ほうれい線や目尻の小じわなどが目立ちやすくなってきます。
ほうれい線がない人(目立たない人)の特徴
さて、ほうれい線が濃くなる原因についてご紹介しましたが、これを受けて、今度はほうれい線がない人(目立たない人)の特徴を見ていきたいと思います。
ほうれい線がない人(目立たない人)というのは、生まれ持った体質的な要素もあるかもしれませんが、決してそれだけではないことがご理解いただけるものと思います。
下記のような人はほうれい線がない人(目立たない人)の特徴を備えていると言えます。
- 適切なスキンケアを実践している人:たとえば、化粧水の後に、美容液を使用して、乳液で潤いを閉じ込める。コラーゲンが配合された基礎化粧品を使用する。こういった日常のスキンケアを欠かさないでいる人は、ほうれい線がより目立ちにくくなります。
- バランスのいい食生活を送っている人:炭水化物や脂質を摂り過ぎず、食物繊維をしっかり摂取する。糖質の高い食材を過剰に摂取すると、糖化が促進され、老化現象が促進されます。そこで、糖質の吸収を穏やかにする野菜、きのこ、海藻類をバランスよく食事に取り入れることで老化のスピードを抑制し、それが結果的に目尻のシワやほうれい線を目立たせない方向に働きます。
- 適切な筋肉量がある人:顔にも筋肉があります。表情のハリ感の基礎になる筋肉量がしっかり保たれ、健全に働いている人はほうれい線も目立ちにくくなります。
- 笑顔が多い人:笑った顔には一時的にほうれい線がよりくっきりと出現しますが、他の部分の動きのほうがより強く印象付けられるので、対面している人にとってはほうれい線のみ悪目立ちすることはありません。笑顔や前向きな性格は、物理的なほうれい線を覆い隠す効果がある、ということは確実に言えると思います。
- (理論上の話)生涯無表情の人:生まれてから常に無表情で生活している人は、目尻のシワもほうれい線もほぼできない。
- 美容整形外科でヒアルロン酸注入、フェイスリフト手術(リフトアップ手術)等の施術を受けた人:施術に失敗しなければほうれい線は目立たなくなると思います。※グーグル検索で「ほうれい線 美容整形」「ほうれい線 ヒアルロン酸注射」「ほうれい線 リフトアップ手術」「フェイスリフト」などを調べると、美容整形外科のサイトがたくさん出てきます。
ほうれい線が目立ちやすい人の特徴
続きまして、今度は、ほうれい線が目立ちやすい人の特徴を解説します。
完璧な人などどこにもいませんから、下記の特徴のいくつかについて、身に覚えがある人もいるのではないでしょうか。
- 頬骨が高く口元が出ているタイプの骨格:東洋人に多い。これは本人の努力ではどうにもならない要因です。ただ、対策しだいでほうれい線を目立ちにくくすることは可能です。
- 片方の奥歯ばかりで咀嚼する習慣:顔のバランスが悪くなり、口元のほうれい線が固定されます。単に噛む習慣というより、片方の奥歯に虫歯があって痛いので、仕方なくもう片方の奥歯で噛んでいるうちに、それが習慣になってしまっていることもあります。この場合は、まず歯医者さんで治療することが先決でしょう。
- 片方ばかり向いて寝る習慣、うつむきがちの姿勢:こうした習慣がある人は重力によって頬がたるみ、しわが固定されやすくなります。デスクワークやスマートフォンの操作によって姿勢が悪くなると、若くてもほうれい線が目立ちやすくなります。
- 肌が乾燥しやすい生活:紫外線は肌の乾燥を招く要因の一つです。日焼け止めや日傘などの紫外線対策を怠ると、身体の水分が失われてしまい、ほうれい線の跡が残りやすくなります。また、栄養バランスが乱れている人、喫煙している人も肌の乾燥や代謝異常を引きおこすため、ほうれい線ができやすくなります。
- 加齢:エラスチンやコラーゲンが不足していると肌の弾力が落ちるため、ほうれい線が目立ちやすくなります。
- 皮下脂肪が多い人:皮下脂肪は悪ではありませんが、過剰に蓄積すると真皮にダメージが加わり、結果的にほうれい線ができやすい肌体質になってしまいます。
ほうれい線を目立たなくする方法
ここまで「ほうれい線がない人の特徴|ほうれい線は防げるの?」のテーマに沿って解説してきましたが、いよいよほうれい線を防ぐ方法、ほうれい線を目立たなくする方法を解説します。
ほうれい線はエージングに伴うもので、すでにあきらめ気味の方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。下記を参考になさっていただければ、まだまだいけるのではないでしょうか。
- 正しいスキンケアをする:コラーゲンが配合された基礎化粧品を使用するなど、毎日のスキンケアを欠かさない。紫外線は雨の日も曇りの日も降り注いでいるので、紫外線対策として日焼け止めを毎日塗る。その際、SPFやPAの値をよく見て、紫外線をよりカットできて肌に良いものを選ぶ。洗顔はゴシゴシ洗いは避け、よく泡立ててから優しく洗う。化粧品や美容液はビタミンC誘導体やレチノールなどが含まれているものを使う。これらの成分は肌の弾力の要であるコラーゲンの生成を促してくれる。もちろん化粧品の成分に関しては様々な意見・研究結果があるので、皆さんがご自分でいいと思うものを試していただきたいと思います。要点は、「毎日のスキンケアを欠かさないこと」。ここです。
- 顔のマッサージ習慣をつける:頬骨の下には靭帯が並んでいますが、ここを揉みほぐすことで表情筋や肌のハリを保つことができます。靭帯マッサージは親指で押し上げるだけなので自分でも簡単にできますし、1日合計2分程度でOKです。お風呂上がりが一番効果的です。また、手動の美顔器や、EMSと呼ばれる電気の刺激を与えて筋肉をマッサージする機能がついた美顔器などを使うのもおすすめ。美顔器に関しては、通販番組などで強調するほどの効果があるかは疑問ですが、やらないよりやったほうがいいことは間違いないと思います。
- 表情筋を鍛える:顔全面に張り巡らされている表情筋を鍛えれば頬を支える筋力がアップします。有名な方法は、口を大きく動かしながら「あ・い・う・え・お」と発声するやり方。また、表情筋は顔以外のいくつもの筋肉とつながっているので、頭や背中、首、デコルテの筋肉もマッサージすることで、ほうれい線の改善効果が高まります。具体的には、後頭部から背中にかけて広がる僧帽筋をマッサージあるいはストレッチすると効果的。その他、普段ガムをかむのも一つの方法です。
(※)上記②と③に関してはまた別の意見があります。それは美容整形クリニックの意見です。ある有名なクリニックでは、ほうれい線を目立たなくするには、できるだけ無表情で過ごすのがよくて、美顔器等で顔をいじくり回すのは逆効果である。効果があるのはヒアルロン酸注入や、メスを入れて頬のたるみをとる手術(リフトアップ手術)などである、とホームページに記載しています。
ほうれい線の悩み:皆さんこんな悩みを抱えています
最後になりますが、多くの皆さんが抱えているほうれい線の悩みについて、口コミのことばを見ていきたいと思います。
- 年齢と共にほうれい線と目尻のシワが目立ってきた
- 年だから仕方ないのかとあきらめている
- ほうれい線が目立ってきてから自分に自信が持てなくなってきた
- ほうれい線のシワ部分にファンデーションがたまってしまう
- ほうれい線が目立つようになってから顔全体がしぼんで見えるようになった
こうした声のほとんどは30代以降の皆さんです。
やはり、年齢と共に目尻のシワやほうれい線が目立ちやすくなるのは避けられないようです。
こうしたほうれい線の悩みを抱えている皆さんの中には、肌のメンテナンスや食事のバランスなどとは別に、気持ちの部分でほうれい線対策をとっている方もいらっしゃいます。
その対策とは、すでに一部ご紹介していることですが、「笑顔を絶やさず表情豊かに前向きに暮らすこと」です。
人と会うときはできるだけ周囲に明るいイメージを提供する。これにより、物理的なほうれい線は消えなくても、相手の心理的印象としてほうれい線の存在が和らげられるのではないか。
実際、写真では年相応に見えるけれど、実際に会ってみると実年齢よりずっと若く感じられる人がいます。
こういうタイプの人は、まず表情が豊かで、まさに相手に明るい印象を与える人がほとんどです。
表情、しぐさ、会話の中身、こういった内側から発するものが豊かな人は、相手の意識にバラエティに富んだ情報を提供するので、相手の目に映る物理的なほうれい線は相対的に薄まって受け取られるのだと思います。
これとは反対に、物理的なほうれい線は目立ちにくいけれど、内側から発散される要素が乏しい人の場合は、確かにほうれい線そのものは目立たないでしょうが、人間としておバカで魅力に乏しい人物に映ります。
年齢を重ねてほうれい線が目立つことを悲しいと感じる気持ちはわかります。
でも、ほうれい線で人間の価値が決まることはないので、あまりほうれい線ばかり気にかけていると、結果的に出会う相手にどうでもいい人と受け取られる可能性大だと思います。
魅力のある人であり続けることが第一で、ほうれい線は二の次であるはず。
順番を間違えないでいただきたいと思います。
まとめ
- アナ雪のアナとドラえもんにはほうれい線がないが、普通の人にはほうれいせんが必ずある。
- ただし、ほうれい線が目立ちにくい人と目立ちやすい人は確かにいる。
- ほうれい線がない人(目立ちにくい人)の特徴は、食生活に気を使い、顔マッサージを心がけ、日々のスキンケアを欠かさない、といった点が挙げられる。
- ほうれい線が目立ちやすい人の特徴は、パソコンやスマホでうつむきがちな姿勢が多い、片方の奥歯で咀嚼する習慣がある、スキンケアを怠りがち、皮下脂肪がつきすぎている、といった点が挙げられる。
- ほうれい線を目立たなくするには、表情筋を鍛える、顔や周辺のマッサージをする、正しいスキンケアをする、美容整形外科でヒアルロン酸を注入したりフェイスリフト手術をする、といった対策が必要である。
- ほうれい線を物理的に目立たなくする対策とは別に、出会う相手に心理的にほうれい線の存在を感じさせない方策もある。それは笑顔、しぐさ、会話の中身で自分の存在を相手に多様に伝えることで、相手に、実際に存在するほうれい線を心理的に感じさせない、こういった効果を狙うことである。
- ほうれい線が目立ちにくくなおかつ魅力的な人でありつづけることが理想であるが、それが困難であるなら、物理を心理で補う工夫も有効である。
ご覧いただきありがとうございました。