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目次
【記事丸わかり】
※俳優の石田ゆり子さんがハナコプロジェクトに関わっています。テレビ番組の中で、石田さんは、日本でも高齢者が犬や猫を安心して飼えるようになればいいのだけれど、とご自身の老後に思いをはせて心配そうにお話ししていました。 |
飼えなくなった猫の引き取り。猫を引き取ってくれる施設の情報
やむを得ない事情で、飼えなくなった猫の引き取り場所を探している人もいるでしょう。
本記事では猫を引き取ってくれる施設の情報を集めました。
ペットが飼えなくなる理由はさまざま
ペットが飼えなくなる理由はさまざまです。
- 飼い主の高齢化
- 転居や住居制約
- 健康問題
- 経済的な理由
- 突発的な家庭環境の変化
- 災害や非常事態
このようなやむを得ない理由により、飼い主はペットの引き取り施設に頼る場合もあります。
飼えなくなった猫の引き取り方法
万が一、猫が飼えなくなった時は、飼い主の義務として新しく飼ってもらえる飼い主を探しましょう。
猫を遺棄した場合は、法律により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処する、とされています。(動物の愛護及び管理に関する法律)
身の回りで新しい飼い主を探す
飼えなくなった猫がいる場合は、周りの友人や親戚、近所の方でペットを引き取ってくれる人はいないか探してみましょう。
地域のオンラインコミュニティーやSNSグループに参加して、尋ねてみることも可能です。
自治体に相談する
地方自治体や市区町村の役所では、飼えなくなった猫の相談が可能です。
地域の引き取り施設や里親募集に関する情報を持っている場合があります。
一部の自治体では、補助金制度を利用できるケースもあるので、ペットの手術費や医療費が負担となっている方は問い合わせてみましょう。
動物病院
一部の動物病院では、動物の保護活動や里親探しを行う施設や団体と連携している場合もあります。
身近に飼い主を見つけるのが難しい場合、かかりつけの動物病院で相談しましょう。
動物病院内にある掲示板やチラシスペースに、里親募集のチラシを掲載してくれることも。
また、他の飼い主や地域のネットワークを通じて、引き取り先を教えてもらえる場合もあります。
動物愛護団体
動物愛護団体では、行き場のない猫を引き受け、飼育しながら引き取り手を探し譲渡を行います。
また、ペットの放棄や虐待をなくすための啓発活動、動物と触れ合うためのイベントやしつけ教室なども開催しています。
【費用の目安】
動物愛護団体での引き取りは、1匹につき、
- 生後90日を超える猫の場合…2,000円~2,500円
- 生後90日以内…400円~500円
(※動物愛護団体により異なる)
このような費用が必要です。
また、ワクチンの接種や不妊・去勢を行っていない猫は、別途自己負担となります。※不妊・去勢手術の相場は1万~3万円。
動物愛護団体を探す場合は、インターネット上で「地域名」+「動物愛護団体」で検索すると近隣の施設がすぐに見つかります。
老猫ホーム
「老猫ホーム」とは、年老いた猫を受け入れる、人間でいうところの介護施設です。
介護するのが困難な飼い主に代わって、老猫の安全で快適な暮らしを提供します。
【老猫ホームの費用目安】
老猫ホームによって異なりますが、費用の目安は以下の通りです。
- 入会金:10万円(初回のみ)
- 利用料金:40万~50万(年間)
- 治療費:5万
費用はかかりますが、高度なサービスが受けられ、整備された環境で過ごせるので安心して預けられます。
里親募集サイト
里親募集サイトでは、犬猫の里親探しをしている方と飼い主になりたい方をつなげる情報サイトです。「ペットのおうち」では、全国の里親情報を掲載しています。
インターネット取引での注意点
近年では、インターネットを通じて、さまざまなサイトでペットの引き取り先を探すことが可能です。
しかし、そのような人の中には詐欺目的の人や、転売目的、ひどい場合には虐待目的で動物を譲り受ける場合も。
大事な愛猫を譲渡する場合は、その人が信用できる人かどうかしっかり見極めましょう。
まとめ
猫を引き取ってくれる施設の情報を解説しました。
動物愛護団体に引き取られた猫は、2020年だけでも約4万匹もいます。
近年、犬や猫の殺処分数は減少傾向にありますが、猫の殺処分はまだまだ多く、保護された動物の約半分以上が殺処分されているのが現状です。
できる限り幸せな環境で生き続けるために、安心して預けられる次の住みかを探してあげましょう。
この記事でご案内した通り、周りをちょっと見渡せば、飼えなくなった猫の相談に応じてくれる施設は多数あります。
安易な方法を取らずに、しっかりと見届けていただきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございます。