【プチ調査】「LEC公認会計士講座はやめとけ」という声を徹底調査!

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【プチ調査】「LEC公認会計士講座はやめとけ」という声を徹底調査!

グレース泉
この記事は私グレース泉が執筆しました。数多くの転職経験を経て現在はWebライターに専念。「リサーチ9割、執筆1割」がモットー。信頼性の高い記事をお届けします。40代、2児の母。

公認会計士は、医師、弁護士とともに「三大国家資格」とも呼ばれ、監査と会計のスペシャリストです。公認会計士試験に合格するためには5,500~6,800時間の勉強が必要で、特に社会人の方が独学で資格取得するのは難しく、予備校への通学が必須です。

LEC公認会計士講座を調べていると、「やめとけ」という声がネット上にあるようです。予備校選びをしている人にとって、「やめとけ」という言葉は不安が募りますよね。

この記事ではLECに対する「やめとけ」という声を徹底検証し、LEC公認会計士講座を選ぶメリット、LECがおすすめの人を解説します。最後に、合格につながるLECの上手な活用法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

LECとは

LECとは、東京リーガルマインドと呼ばれる資格取得支援予備学校。「リーガル」という名の通り、公務員試験と法律系資格に強いのが特徴です。

1979年に設立し、40年以上に渡り国家資格をはじめ多くの合格者を送り出している実績のある予備校です。

LEC公認会計士講座は「やめとけ」の声を検証

LECの公認会計士講座、「やめとけ」と言う声は、どのようなことに対して言われているのでしょうか?

やめとけという理由①合格率が非公開

公認会計士資格の合格者は毎年およそ1200名~1300名です。業界大手3校と言われる、CPA会計学院、資格の大原、TACは下記の表にあるように直近の合格者数を公表しています。

【2021年公認会計士合格者数】

CPA会計学院510名
資格の大原397名
TAC289名

LECは合格者数が非公開のため、全国のLEC公認会計士講座の受講者の数や合格実績、合格率が不明なまま入会することに不安を感じる人もいるでしょう。

やめとけという理由②受講生が少なくスケールメリットがない

上記にあげた大手3校に比べると、LECは受講生が少なく予備校の中でも業界4位以下に位置づけされています。公認会計士の受験方式は、一定以上の得点を取った人が全員合格する絶対評価ではなく、受験者のうち上位の1割または一定人数だけが合格できる相対評価システム。

大手予備校に入会しその中の模試で上位を獲得できていれば、必然的に合格の可能性は高まります。受講生の母体数が少ないLECでは、そのようなスケールメリットを感じられません。

規模が小さいことで周りの受験生との差や実力が図りづらい、というデメリットがあります。

やめとけという理由③実力派講師が他校に移籍

以前LECに在籍していた、財務会計の「渡辺克己」先生と管理会計の「池邉宗行」先生は、授業の分かりやすさから生徒から人気を集めていた実力派講師です。特に池邉先生の授業は知識量、熱量も高く「神授業」とも呼ばれ、池邉先生目当てにLECを選ぶ人もいたほど。

このお2人が2018年に東京CPA会計学院に移籍してしまったことも、LEC「やめとけ」の理由であると考えられます。

やめとけという理由④最短での論文式試験の合格は難しい

公認会計士試験1年のスケジュールは、

  • 短答式試験(1次試験)第Ⅰ回試験12月/第Ⅱ回試験5月
  • 論文式試験(2次試験)8月(3日間)

年に2回ある1次試験に合格し、2次試験は8月に実施。その年論文式試験に不合格だった場合は、翌年、翌々年計3回のチャンスがあります。

LEC公認会計士講座は、短答式試験の合格を目指す特化型のため、直近の論文式試験に合格するのは難しいスケジュール。また、公認会計士試験は年度により出題傾向が変わる傾向があり、3回のうち最初の1回の試験を放棄するのは非常にリスクが高いという考えもあるようです。

やめとけという理由⑤大手の問題をカバーできない

LEC公認会計士模試では、本番と同じ形式で模試を実施しています。しかし、元々母体数が少ないため自分の実績が図りづらいというデメリットも。

また、大手が予想する問題を全てカバーできるとは限らないため、万全の準備ができないことに不満がある人もいるでしょう。

やめとけという理由⑥公認会計士の試験に対する声

公認会計士の試験そのものに対して「やめとけ」という意見がありました。直近の令和3年の公認会計士試験の合格率は以下の通りです。

願書提出者数14,192人
最終合格者数1,360人
合格率9.6%

合格率は9.6%と10人に1人しか受からない、医師や弁護士と並ぶほど非常に難易度の高い試験です。合格者のうち64%は20~24歳で、大学別の合格者数を見ると、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学といった優秀な大学が上位を占めています。(参照:資格Times

公認会計士試験は時間に余裕のある大学生が有利だと言われており、働きながら資格を取るのは難しいとされています。そのため、試験そのものに対して「やめとけ」という意見が出ているようです。

LEC公認会計士講座を選ぶメリット

上記の様に「やめとけ」という声がある一方で、LECにはメリットもたくさんあります。LEC公認会計士講座を選ぶメリットについて、下記にまとめました。

リーズナブルな価格

LECは、始めやすい価格設定という点が魅力です。2年のスタンダードコース、通信授業で比較した価格がこちら。

LEC短答合格コース(映像)…278,000円

※試験に一発合格した場合、論文コースが50,000円

資格の大原2年初学者合格コース(映像)…780,000円
資格の学校TAC簿記Aレベル(Web講座)…790,000円
CPA会計学院2年スタンダードコース(通信)…680,000円
クレアール2年スタンダード合格コース(通信)…540,000円

※価格はすべて税込(※2022年6月現在の価格)

LECの講座は短答講座に特化しており、一次試験合格後論文コースが受けられるシステム。短答式試験に一発で合格した場合、合計は328,000円となります。

大原やTAC、CPA会計学院などの大手が70万近いことを考えると、かなりリーズナブルな価格設定です。それに付け加えてさまざまな割引サービスも。

  • 再受講割引…30%引き
  • 退職者離職者応援割引…20%引き
  • 早期申し込み割引…2~5万円引き
  • 大学生協書籍部割引…2~5%引き
  • 資格説明会当日申し込み割引…5千円~1万円引き
  • 簿記検定受験生割引…1万円引き

受講者にとって無駄のない価格設定になっているのも、嬉しいですね。

短答式試験合格に特化したコース

他の予備校は基本的に、短答・論文を含めた一括講座になっていますが、LEC公認会計士講座の場合は、「短答対策」「論文対策」それぞれ必要に応じて講座を選べるプランです。公認会計士試験の最大の難関は、最初に受ける短答式試験です。

合格率は、

1次試験「短答式」…合格率10%
2次試験「論文式」…合格率35%

短答式試験はかなり難しくなっています。そのため、第一関門である短答式試験にいかにスムーズに合格するかがポイントです。

他校で最初から短答・論文の勉強をして、短答を突破できなかった人にとっては論文の勉強時間が無駄に終わってしまうこともあるでしょう。じっくり短答式の学習だけを徹底的に行うLEC講座は、効率的に勉強をしたい人におすすめです。

LEC自社作成のオリジナルテキスト

LEC公認会計士講座のテキストは、自社作成のオリジナルテキスト。「短答答練」「一問一答」は、細かく解説されているため誤解しやすい点を理解して覚えることが可能です。

「LECのテキストの網羅性が高い!わからん仕分け調べるのに便利」というクチコミがTwitterにありました。このようにLECのテキストは、必要な知識が過不足なく盛り込まれており網羅性の高い仕上がりです。

また、単元ごとに優先度ランクが設定されているので、重要な部分から効率よく学習したい人にぴったりです。

評判のよい先生がいる

実力派のお2人の先生を失ったLECですが、下記のような好評価のクチコミもあります。

「いくつか会計士の予備校を見たけどLECが一番よかった。特に影山先生の財務会計論分かりやすくて最高」(参照:Twitter

「LEC講座だけで短答と論文両方合格できました。二ノ宮先生との強弱明確な講義でお馬鹿な私がここまでこられました。」(参照:Twitter

現在LECでは、影山先生や二ノ宮先生といった受験を知り抜いた講師陣による講義が人気です。図や表が豊富に使われ、理解しやすいように日々改善されています。

的中率が高い

LECは司法試験や司法書士など法律系資格に力を入れている予備校のため、問題の的中率の高さもおすすめポイント。令和4年度の公認会計士試験では、

  • 【企業法】短答ポイントアップ答練全5回、短答式公開模試全1回…計16カ所的中
  • 【管理会計論】短答ポイントアップ答練全5回、短答式公開模試全1回…計12カ所的中
  • 【監査論】短答ポイントアップ答練全5回、短答式公開模試全1回…計33カ所的中

しています。

さらに、2018年と2019年に実施された公認会計士試験では、かなり癖のある問題が出題され苦戦した受講生も多い中、LECでは大問4問中3問的中という見事な的中率で、他の受験生に大きく差を付けました。

校舎数が多い

LECは大手の総合資格予備校のため、北は北海道、南は九州、沖縄まで全国展開し、提携校と合わせて50の校舎を構えています。そのため、地方に住んでいて通学スタイルでコツコツ勉強したいという人にぴったりです。

本番と全く同じ形式の模擬試験も受けられるため、現状の問題点や弱点を把握することも可能です。

質問しやすい環境

LECでは、各科目の講師にLINEで直接相談できる点もメリットのひとつ。

「特に影山先生のLINE返信スピードにはたまげることがある」(参照:Twitter

「無事に合格できました!影山先生、二ノ宮先生、森村先生、志村先生にはLINEやチューター制度で大変お世話になりました。」(参照:Twitter

LINEで直接相談できる環境は、コロナ禍の通信講座においても助かるサポートです。

LECがおすすめの人

ここまでは「やめとけ」という理由、LECのメリットについて解説してきました。LECはこのような人におすすめです。

  • 費用を抑えて公認会計士予備校を探している人
  • 的中率の高い教材で効率の良い勉強をしたい人
  • 短答式合格を目指して学習したい人
  • 通信授業でも手厚い学習サポートを受けたい人
  • 働きながら公認会計士を目指す社会人

合格につながるLECの上手な活用法

LECは価格も安く、短答式試験の合格に特化した予備校です。しかし、受講生が少ないことや大手の問題をカバーできないことに不安を持っている方もいるでしょう。

こちらの章では、合格につながるLECの上手な活用法をご紹介します。

大手論文模試を受験する

LECでは本番と同形式の模試を行っているものの、受講数が少なく自分の実力が把握しづらいことが難点。ですから、大手3校(大原、東京CPA、TAC)の模試を必ず受けましょう。

特に論文式試験の1点は合否に大きな差が出るため、大手予備校の全国模試を受ければ重点的に学習が進められますよ。

合格実績が高い

LECは詳細な合格実績は公表していません。しかし、2020年度の中四国管内では、21名中10名の方がLEC公認会計士に合格しています。(参照:LEC高松本校調べ

近年では本試験の予想的中率も高いので、短答式合格を目指して効率的に学習したい方にぴったりです。

働きながら公認会計士を目指せる

社会人受験者のデメリットは「学習する時間が少ない」という点です。大手予備校は暗記詰込み型が多い印象ですが、LECは理解重視でじっくり学べるスタイル。

LECの財務諸表論、管理会計論の単科だけ受けに来る大手受講生もいるほど。短答一発合格を念頭に入れた授業の進め方で、働きながらでもメリハリをつけながら学習できる環境です。

1回目の講義が無料視聴可能

本当に分かりやすい講義内容なの?と不安がある方は、短答合格コースのメイン講座である「短答入門講座」の第1回講義を無料で視聴できます。周りの評判だけに惑わされず、ご自身に合った予備校選びをしてみてくださいね。

まとめ

「LEC公認会計士講座はやめとけ」という声を検証し、やめとけと言われる理由を6つ解説しました。やめとけという理由は以下の通りです。

①合格率が非公開
②受講生が少なくスケールメリットがない
③実力派講師が他校に移籍
④最短での論文式試験の合格は難しい
⑤大手の問題をカバーできない
⑥公認会計士の試験に対する声

LECに対してさまざまな意見が出ていますが、10%以下の合格率である公認会計士試験そのものに対して「やめとけ」という声が上がっていることも分かりました。予備校選びにあたって、自分の学習スタイルに合う、合わないは必ずあります。

ですから「LECやめとけ」の声は、そのような不安や疑問がWeb上で湧いているものだと考えます。マイナス評価は個人の感じ方によるため、「やめとけ」という声だけを拾って、低評価とするのは間違いです。

LECにはさまざまなメリットがあり、学習時間を確保しにくい社会人の方にはぴったりのカリキュラムです。母体数の少なさは気になるものの、大手3校の模試を受けることでカバーできるでしょう。

長い期間学習を続けなくてはならないため、自分に合った予備校を見つけて合格への道を進んでくださいね!

ご覧いただきありがとうございます。

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