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マクラーレンベビーカーが日本から撤退した理由は?今でも買える?
画像:アマゾン通販
10年前くらいに人気を集めたマクラーレンのベビーカー。最近、見かけなくなりましたよね。
実は、マクラーレンのベビーカーは2015年に日本から撤退しています。本記事では、マクラーレンベビーカーの撤退理由と、今でも買えるお店について解説します。
マクラーレンベビーカーについて
こちらの章では、マクラーレンのベビーカーについて詳しく解説します。
マクラーレンベビーが販売
マクラーレンのベビーカーは、1967年にイギリスのベビー用品ブランドである「Maclaren baby」が開発、販売しています。創業者であるオーエン・マクラーレン氏の娘さんが大きなベビーカーを使いづらそうにしている姿を見て、ベビーカー作りに着手したのだとか。
その後、「ベビー・バギー」の名前で世界初の折り畳み式ベビーカーを発明し、特許を取得。1967年に商品化され、イギリス王室をはじめ、アンジェリーナ・ジョリー、ヒュー・ジャックマン、デイビッド・ベッカムなど数多くの海外セレブが愛用しています。
マクラーレンのベビーカーは、近代ベビーカーのパイオニア的存在でもあります。
高級スポーツカーメーカーと同じメーカー?
高級スポーツカーメーカーの「マクラーレン」とベビー用品の「マクラーレン」は、全くの別物です。
この二つの企業は、創業者の名前が由来となっており、
- ベビーカーのマクラーレン:オーエン・マクラーレン氏
- 自動車メーカーのマクラーレン:ブルース・マクラーレン氏
という点で共通しています。しかし英語表記にすると
- ベビーカー:Maclaren
- 自動車:McLaren
このように社名のつづりが異なります。
BMWやフォルクスワーゲンのベビーカーがあるって本当?
マクラーレンベビーでは、BMWとのコラボ商品「BMW Buggy」が2013年に発売されています。
バギーの車輪フロントには、BMWの純正ホイールのようなエンブレムが施されています。
画像:https://www.momsstrollerreviews.com/maclaren-bmw-buggy-stroller-review-2013/
同じくドイツの自動車ブランドである「フォルクスワーゲン」では、人気車種『GTI』を忠実に再現したベビーカーを発売。足回りは、赤ちゃんの乗り心地をサポートするサスペンションが付き、キャスターの回転は4輪を採用。
画像:https://autoc-one.jp/news/3340389/
足で簡単にロックする事もでき、高い安定性や利便性を実現するなど、クルママニアにはたまらない仕上がりになっています。
2015年に日本市場から撤退
2005年頃に日本に上陸したマクラーレンベビーは、野村貿易(商社)が総輸入代理店を担当していました。しかし、マクラーレンベビーの直営店舗は2015年に日本から撤退しています。
残念ながら、現在は実店舗での販売はありません。
マクラーレンが撤退した理由とは
人気絶頂の中、なぜマクラーレンのベビーカーが撤退したのでしょうか。その理由を解説します。
ベビーカーによる事故報告
2009年頃になると、英国マクラーレン社製ベビーカーのヒンジ部分で子どもが指を挟む事故の報告が増え、アメリカでは指の末端部切断という報告もありました。日本国内では、2009年11月に「ユーザーに向けた挟み込み事故の防止」について注意喚起を実施。
しかし、日本国内でも事故の発生情報が6件、消費者庁へ寄せられる事態に。この事故を受けて、マクラーレンベビーはリコールを実施し、日本では再発防止を図るため、ヒンジ部分の安全対策カバーを無償配布しています。
このような対策を行ったものの、事故のイメージが販売不振につながり、マクラーレンベビーは日本市場からの撤退を余儀なくされました。
マクラーレンのベビーカーは今でも買える?
現在、マクラーレンベビーの直営店舗はありませんが、正規代理店などが販売を継続しています。
マクラーレン社の正規代理店
(※時期によっては販売終了となっている場合があります。)
AmazonやBUYMAでも販売が確認できました。
並行輸入品として販売しているショップもありました。しかし、並行輸入品は「永久保証制度」が付きません。
マクラーレンベビーカーの購入を検討している方は、正規販売店かどうかをしっかり確認しましょう!
まとめ
マクラーレンベビーカーが日本から撤退した理由と、今でも購入できるお店を紹介しました。マクラーレンベビーカーは、高級感と機能性を兼ね備えた、人気のベビーカーです。
日本から撤退してしまったのは残念ですが、今でも購入できる方法はありますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。ご覧いただきありがとうございます。