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【記事丸わかり】
この記事は、納豆の賞味期限と発酵食品としての性質を説明しており、賞味期限切れでも適切な条件下では安全に食べられることを示しています。また、長期保存方法として冷凍保存が有効であることも強調しています。 ⇒⇒【ゆっくり解説】納豆を食べて死亡?!絶対にやってはいけない納豆の危険な食べ方 |
納豆に「賞味期限切れ」ってあるんですか?腐った食品でしょ?
納豆を冷蔵庫の奥に入れっぱなしにしておいた経験はありませんか?
私は何度もあります。
購入から3週間、1ヵ月、1カ月半・・・と経過した納豆は、もはや「ドライフーズ」と化し、乾燥でカチカチに固まっています。
それほど乾燥しないで、半分カチカチで半分ヌメッとした状態の時もあります。
どうか軽蔑しないでいただきたいのですが、わたしはそうした納豆を食べたことがあります。
まあ、あまりうまいとは言えませんでしたが、ちゃんと今でも生きています。
つまり、死にはしないということですね。
お馬鹿な前置きが長くなりましたが、そもそも納豆に賞味期限切れってあるのでしょうか。
だって、納豆はもともと大豆を腐らせた食品でしょ?
これがこのページのテーマです。
「発酵」と「腐敗」は違う
「納豆は大豆を腐らせた食品」などと言うと、納豆で生計を立てている皆さんには大いに叱られるでしょう。
納豆は、あくまでも「発酵食品」であり「腐った食べ物」ではありません。
大豆に納豆菌を付着させて発酵させているのであって、そのへんにほったらかしにして腐らせた食べ物とは異なります。
発酵も腐敗も、微生物で変化する点は同じですが、人間に有益な方向に変化することを「発酵」とよび、人間に有害な方向に変化することを「腐敗」と呼ぶのです。
納豆は「発酵」させた食品です。
「賞味期限」がある
納豆にはちゃんと「賞味期限」があります。
スーパーで買った納豆のパックにも、ちゃんと賞味期限が記載されています。
たいてい1週間から2週間くらいだと思います。
ご存じのように、賞味期限というのは、
その食品をおいしく食べることができる期間 |
のことを意味します。
※「消費期限」は、その食品を安全に食べることができる期間、のことです。
したがって、納豆には「賞味期限切れ」が存在します。
納豆のパッケージに記載されている賞味期限が過ぎたら、すなわち、賞味期限切れということになります。
当たり前のことですね。
納豆をおいしくいただくには、賞味期限内に食べることをおすすめします。
私のようにカチカチに乾燥した納豆を食べるのは、ただの野蛮人です。
ですが、私が自分の体で人体実験した結果では、「賞味期限切れ」を食べても死なないのでご心配なく。
おいしくないというだけで、そんなに騒ぎ立てるほどのことではないと思います。
冷凍すれば長期保存可能
意外なことに、納豆は冷凍庫に入れておけば長期保存できます。
半年くらいまでなら、解凍して、ごく普通においしく食べることができます。
わざわざ納豆を大量購入する機会はあまりないでしょうが、何かの機会に格安でたくさんの納豆が手に入ったら、冷凍庫で保存するとムダになりません。
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