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【記事丸わかり】
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流れるウインカーとして人気のシーケンシャルウインカーですが、メーカー標準仕様のものであれば問題なく車検は通ります。
後付で自作したり、カーショップで取り付けしてもらったりした場合は、それが車検基準について対策済みのいわゆる「車検対応」の品であるかどうかが問題になります。
ただし、ディーラーなどではたとえ「車検対応」のEマークが付いた製品でも車検は受け付けないところもあります。
面倒を嫌うからです。
ドアミラーのウインカーをシーケンシャルウインカーに取り替えた場合も、車検対応であるかどうかが問題になります。
バイクも同様です。
2014年10月の法改正でシーケンシャルウインカーは合法に
2014年10月の法改正により、流れるウインカーとして知られるシーケンシャルウインカーは保安基準に適合することになりました。
したがって、メーカー純正の標準仕様で付いてくるシーケンシャルウインカーは、問題なく車検に通ります。
アウディA8、トヨタCH-R、レクサス、ホンダN-Boxカスタムなどが採用していますが、今後も流行は止まらない勢いです。
シーケンシャルウインカーが車検で問題になるのは、自作や社外品を取り付けた場合です。
車検基準に適合しているかどうか、あるいは、適合していてもディーラー車検などでは受け付けてくれないところもあり、対策・対応が求められます。
シーケンシャルウインカーの車検基準
そもそもウインカーに関しては道路運送車両法の保安基準41条で明確な規定があります。
このページのテーマであるシーケンシャルウインカーについては、下記の内容が車検基準となります。
シーケンシャルウインカーの車検基準 |
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②のように、点灯の仕方には制限があるので、結果的に、シーケンシャルウインカーの点滅の仕方には個性はなく、メーカーが異なっていてもどれも同じ点灯方法になります。
③は、たとえば前のウインカーは点滅周期が早く、ミラー部はゆっくりしていたら、周囲の人やドライバーは視覚的に撹乱されて安全上支障が出てきます。すっきりとどの部分も同じ周期で点灯・消灯しなければなりません。
(※)ウインカーの点滅に関しては「20パターンリレーユニット」などのリレーユニットが販売されていて、点滅の仕方を手動調整できます。しかし、上記のように、自由に点滅方法を選べるものではないので、こうしたリレーユニットを使用すると整備不良で検挙されることになります。
後付の際の注意点
シーケンシャルウインカーは自作したりカーショップで既製品を取り付けしたりできます。
その際、自作の場合は上記の車検基準を満たす必要がありますし、既製品の場合は「車検対応」あるいは「Eマーク」といった表示が付いたものを取り付ける必要があります。
ただし、車検場の検査官によっては、たとえEマークが付いて車検対応しているはずの品であっても、検査実績が少数のためか、車検が通らないケースもあるようです。
そんな場合は、口頭で車検対応品であることを告げるとあっさり合格した、という報告もあります。
ディーラー車検の注意点
流れるウインカーであるシーケンシャルウインカーが自動車メーカー純正の標準装備品であるなら、ディーラー車検でも問題なく通ります。
しかし、自作のものであったり、カー用品店で取り付けしたものである場合、ディーラー車検ではそもそも車検自体を拒否されるケースがあります。
ディーラー車検は他の車検項目に関しても言えることですが、面倒をとても嫌います。
車検を通した後で「実は、これは車検NGでした」ということになると、認定工場から外されることもあるので、そうしたことを嫌って、間違いのない車以外は敬遠する傾向が他の整備工場より強いのです。
とは言え、車検対応であるEマークも取得したものであることを説明すれば、中には車検に応じてくれるところもあります。
バイクの場合
バイクにもシーケンシャルウインカーの波は来ています。
標準装備のシーケンシャルウインカーでなくても、「車検対応」あるいは「Eマーク」の表示がある品を取り付けた場合なら、車検には通ります。
ただし、4輪の場合と同様に、検査官に車検対応の品であること説明しないと不合格にされるという事例も報告されています。
ちょっと面倒ですが、一言説明する努力が必要かもしれません。
ドアミラーのウインカーをシーケンシャルウインカーにした場合
これも車検対応品(Eマーク取得品)であれば問題なく車検に通ります。
ただし、前や後ろの点滅周期とシンクロしなければなりません。
また、車検の際には検査官に車検対応の品であることを一言説明する手間がかかることがあります。
ドアミラーのウインカーを後付でシーケンシャルウインカーにした場合は、ディーラー車検では車検そのものを拒否されることもあります。
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