【超丁寧解説】ウインカーの車検基準|個数・明るさ・面積・位置(ポジション)・割れ・点滅回数

ウインカー・車検・基準・方向指示器・個数・明るさ・対応・面積・位置・ポジション

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



こちらの記事も読まれています

 

ウインカー(方向指示器)の車検基準について解説しています。

車の前後に取り付けが義務付けられているウインカーには道路運送車両法の保安基準41条により明確な基準が定められています。

電子車検証(車検証の電子化)とは?簡単にわかりやすく解説!

2023年1月26日

ウインカーの車検基準

ウインカーは、車を左折させたり右折させたりする際に、あらかじめ点滅させて歩行者や前後を走る車に知らせる役目を果たします。

車の灯火類の中でも、ヘッドライトと共に非常に重要な役割を持つ灯りであり、車検の際にも一定の基準が定められています。

ウインカーの車検基準
個数明白な規定はないが、左右に1個ずつあればOK
橙色(オレンジ色)の系統であること
面積前後ウインカーとも20㎠以上あること
取り付け位置(ポジション)(平成18.1.1以降の製作車)照明部の上縁の高さが地上2.1m以下、照明部の下縁の高さが地上0.35mm以上。照明部の最内縁の左右間隔600mm以上。自動車の最外側から照明部の最外縁の距離0.4m以内。
明るさ(光源)15W以上60W以下。(※)二輪自動車・側車付二輪自動車・三輪自動車などは10W以上60W以下
点滅回数毎分60回以上120回以下
割れ小さなひび割れ程度なら車検に通るが、雨水が浸入するような割れはNG
視認距離昼間100mから確認できるものであること

LED電球に交換して発生するハイフラッシャー現象について

ウインカーの電球を単純にLED電球に交換した場合、LED電球の方が抵抗が小さいのでウインカーの点滅回数が多くなります。

車検基準では「毎分60回以上120回以下」が点滅回数の基準ですが、これを上回る回数で点滅するケースが出てきます。

これは、ウインカーに元々組み込まれている電球切れをドライバーに知らせる機構が働くためです。

つまり、電気抵抗の少ないLEDに交換することで、球が切れて抵抗が少なくなったとシステム誤認することで発生する現象です。

ハイフラッシャー現象を発生させないためには、LEDに交換した際に回路に抵抗を組み込む必要があります。

自作の場合もショップで取り付けする場合も、この点に注意してください。

(※)ハイフラッシャー現象が発生するウインカーは車検に通りませんが、それはLEDだから車検に通らないのではなく、点滅回数が車検基準を満たさないのでNGになる、ということです。

シーケンシャルウインカー(流れるウインカー)は車検に通る?

アウディA8やトヨタCH-Rでお馴染みのシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)ですが、2014年の10月の法改正により合法化されています。

したがって、メーカー標準で付いているシーケンシャルウインカーに関しては問題なく車検に通ります。

ただし、後付でシーケンシャルウインカーを取り付ける場合には注意が必要です。

車検対応の品でなければ車検は通りませんので、ショップの人に相談して取り付けてください。

こちらの記事も読まれています

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。