黒ナンバーの車検|費用と期間|事業用軽貨物は2年毎の車検

黒ナンバー・車検・事業用軽貨物・営業用軽乗用

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【記事丸わかり】

  • 事業用軽貨物車の届出:
    • 自分の荷物ではなく他人の荷物を運んで運賃を得る場合は事業用の届出が必要です。
    • 軽自動車の場合は「黒ナンバー」を取得します。
  • 車検期間:
    • 初回も継続も2年毎に車検を行います。
    • これは新車から2年目が初回車検で、以後は2年毎の継続車検となります。
    • 新車登録から13年経過した車両の場合、車検期間は2年毎ですが、軽自動車税が2割~5割程度高くなります。
  • 法定費用:
    • 自動車重量税(2年分):5,200円
    • 自賠責保険(24か月分):26,370円
    • 申請手数料:1,400円
    • 合計:32,970円
  • 整備費用:
    • 法定費用に加え、使用頻度に応じた整備費用がかかります。
    • タイヤ、ブレーキ、オイルなどの交換頻度が高くなるため、整備費用は5万円~10万円程度かかることがあります。
  • 黒ナンバーのメリット:
    • 緑ナンバーに比べて取得手続きが簡単で費用が安い。
    • 緑ナンバーは複数台での申請が必要ですが、黒ナンバーは1台から可能です。
    • 自動車重量税や軽自動車税が安い。
  • 注意点:
    • 黒ナンバー車両は仕事での使用が多く、消耗品の費用が自家用車よりもかかる傾向があります。

⇒⇒ユーザー車検はいくらお得になる!?、手順と必要書類、軽貨物の保険裏技について(黒ナンバー必見)

運送業や引っ越しなど自分の荷物ではなく他人の荷物を運んで運賃を得る場合は事業用の届出をする必要があります。

軽自動車を使用する場合は事業用軽貨物としての届出となり、ナンバーは黒字に黄色のいわゆる「黒ナンバー」となります。

車検は初回も継続もずっと2年毎に行います。

車検にかかる法定費用もワゴンRなどの自家用より安くなっています。

ただし、仕事で過酷に使われるので消耗品の費用は自家用よりかかるのが普通です。

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2023年1月26日

事業に使う軽自動車は黒ナンバー

黒ナンバーは軽自動車だけのナンバーです。

普通車を事業に使う場合は緑地に白文字のナンバープレートで、緑ナンバーと呼ばれます。

黒ナンバーは緑ナンバーに較べて下記のような特徴・メリットがあります。

  • 緑ナンバーを取得するには登録免許税がかかるが、黒ナンバーはかからない
  • 普通自動車を使った事業は複数台で申請する必要があるが、黒ナンバーは1台から可能
  • 緑ナンバーは許可制なので車両や設備などの検査があり、手続きに数ヶ月かかることもあるが、黒ナンバーは届け出制のため、1日で取得できる
  • 黒ナンバーは緑ナンバーより自動車重量税や自動車税(軽自動車税)が安い。黄色ナンバーと較べても安い

車検期間は2年

黒ナンバー(事業用軽貨物車)の車検期間は、新車から2年目が初回車検となり、以後は2年毎に継続車検となります。

緑ナンバーの場合は、初回は2年ですが、以後は1年毎の車検です。※8t未満の場合

なお、黒ナンバーで、新車登録から13年経過した車両の場合、車検は依然として2年毎ですが、軽自動車税が2割~5割程度高くなります。

車検費用①:法定費用

黒ナンバー(事業用軽貨物車)の車検費用ですが、みなさんご存知のように、車検費用には2種類あります。

法定費用整備費用の2種類です。

法定費用とは、自動車重量税・自賠責保険(強制保険)保険料・印紙代など必ずかかる費用です。

整備費用は変動する金額で、走行距離や使用頻度に応じて消耗品を交換しなければなりませんし、整備工場によって工賃に差が生まれます。

ここでは必ずかかる費用である法定費用を見てみます。

黒ナンバー車検の法定費用
重量税(2年分)5,200円
自賠責保険(24か月分)26,370円
申請手数料1,400円
【合計】32,970円

(上記金額は、エコカー減税の対象ではなく、新規登録後13年以上経過していない車両の場合です)

車検費用②:整備費用は使い方で大幅に変わる

上記法定費用は、ユーザー車検などを行った場合の最低限の費用です。

しかし、黒ナンバーは事業用の車両ですから、一般の自家用に較べて走行距離も多いですし、重い荷物も積みます。

すると、タイヤ・ブレーキ・オイル類・潤滑油・ワイパーなど各種パーツの交換頻度は当然高くなります。

したがって、上記法定費用に留まらずに、整備費用として5万円~10万円くらいかかることは珍しくありません。

年数が経過している車両であれば、トランスミッション・ラジエーターなど高額なパーツの交換も出てくるので、車検時の出費もかなりまとまった金額になります。

日頃から心がけておきたい費用だと思います。

 

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ご覧いただきありがとうございました。