【記事丸わかり】
⇒⇒ユーザー車検はいくらお得になる!?、手順と必要書類、軽貨物の保険裏技について(黒ナンバー必見) |
運送業や引っ越しなど自分の荷物ではなく他人の荷物を運んで運賃を得る場合は事業用の届出をする必要があります。
軽自動車を使用する場合は事業用軽貨物としての届出となり、ナンバーは黒字に黄色のいわゆる「黒ナンバー」となります。
車検は初回も継続もずっと2年毎に行います。
車検にかかる法定費用もワゴンRなどの自家用より安くなっています。
ただし、仕事で過酷に使われるので消耗品の費用は自家用よりかかるのが普通です。
事業に使う軽自動車は黒ナンバー
黒ナンバーは軽自動車だけのナンバーです。
普通車を事業に使う場合は緑地に白文字のナンバープレートで、緑ナンバーと呼ばれます。
黒ナンバーは緑ナンバーに較べて下記のような特徴・メリットがあります。
- 緑ナンバーを取得するには登録免許税がかかるが、黒ナンバーはかからない
- 普通自動車を使った事業は複数台で申請する必要があるが、黒ナンバーは1台から可能
- 緑ナンバーは許可制なので車両や設備などの検査があり、手続きに数ヶ月かかることもあるが、黒ナンバーは届け出制のため、1日で取得できる
- 黒ナンバーは緑ナンバーより自動車重量税や自動車税(軽自動車税)が安い。黄色ナンバーと較べても安い
車検期間は2年
黒ナンバー(事業用軽貨物車)の車検期間は、新車から2年目が初回車検となり、以後は2年毎に継続車検となります。
緑ナンバーの場合は、初回は2年ですが、以後は1年毎の車検です。※8t未満の場合
なお、黒ナンバーで、新車登録から13年経過した車両の場合、車検は依然として2年毎ですが、軽自動車税が2割~5割程度高くなります。
車検費用①:法定費用
黒ナンバー(事業用軽貨物車)の車検費用ですが、みなさんご存知のように、車検費用には2種類あります。
法定費用と整備費用の2種類です。
法定費用とは、自動車重量税・自賠責保険(強制保険)保険料・印紙代など必ずかかる費用です。
整備費用は変動する金額で、走行距離や使用頻度に応じて消耗品を交換しなければなりませんし、整備工場によって工賃に差が生まれます。
ここでは必ずかかる費用である法定費用を見てみます。
黒ナンバー車検の法定費用 | |
重量税(2年分) | 5,200円 |
自賠責保険(24か月分) | 26,370円 |
申請手数料 | 1,400円 |
【合計】 | 32,970円 |
(上記金額は、エコカー減税の対象ではなく、新規登録後13年以上経過していない車両の場合です)
車検費用②:整備費用は使い方で大幅に変わる
上記法定費用は、ユーザー車検などを行った場合の最低限の費用です。
しかし、黒ナンバーは事業用の車両ですから、一般の自家用に較べて走行距離も多いですし、重い荷物も積みます。
すると、タイヤ・ブレーキ・オイル類・潤滑油・ワイパーなど各種パーツの交換頻度は当然高くなります。
したがって、上記法定費用に留まらずに、整備費用として5万円~10万円くらいかかることは珍しくありません。
年数が経過している車両であれば、トランスミッション・ラジエーターなど高額なパーツの交換も出てくるので、車検時の出費もかなりまとまった金額になります。
日頃から心がけておきたい費用だと思います。
車検関連の下記記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。